ロシア外務省は3月16日に、アメリカ政府の発表した国家安全保障戦略に
付いて、これを批判する声明を明らかにしている。
これに付いてロシアの声評論委員は、次のようにコメントしている。
アメリカのこの文章には、アメリカは世界のさまざまな国に自由と民主主義
を確立するため、援助を行っていると書かれている。またこれに付け加え、
アメリカはこれを平和的外交的手段を用いて行っていると記載されている。
しかしながらこの文章では必要不可欠な場合、化学兵器、生物学兵器、核
を保有する国に対しても、力による攻撃を加えることも辞さないという条項も
或ることに注目せざるを得ない。
この条項は勿論ロシアを指して、特に付け加えられていることは間違いない
だろう。これによるとロシアはまるで民主主義的自由制度に対し、これを軽ん
じる姿勢をとっているかのようだ。こうゆうロシアに対してアメリカとしては、ロ
シアが自由化への道から後戻りしないように、共に活動を行うという崇高な課
題を打ち立てているかのように書かれている。
これはアメリカ政府の考える民主主義とは、殆ど全世界に適したものだとする
見方を行っている表れだ。
ここ最近露米の間では首脳会談ほか、さまざまなレベルでの交渉やテロとの
戦いの協力も盛んに行われているにも関わらず、この文書にロシアとのパート
ナー関係に関する記述が一言も無いことに対し、ロシア外務省は驚きを隠して
いない。
その代わりこの文章からは、アメリカが自国の考える民主主義を連邦崩壊後の
旧共和国らに対し、押し付けようとする試みが窺い知れる。
ロシア民主主義とは、決して一国だけが、こうして解釈を押し付けるようなもので
はないと考えている。
それぞれの国は独自の方法で民主主義への道を辿るべきで、これはアメリカ自
身に付いても同じことが言える。
もし力で持ってアメリカ流のやり方で民主主義を押し付けた場合、民主主義とい
う言葉の解釈さへも損ねることになる。
アメリカ政府はこのような政策を続ける限り、何をおいても成功を収めることはない
だろう。ロシアは今回アメリカ政府の表した戦略に付いて、国際法の原則に意図
していないと考えている。
ロシア政府が支持するのは、国際舞台において対決を起こすことなく、それぞれの
国の国益を一貫して推し進めていくことを、そして緊迫した問題は一つの国から、一
方的な力を注ぐのではなく、多面的外交的枠内で解決を図ると言うことだ。
他の国に対し殆ど力でもって、自国の政治的解釈や国益を押し付けることは許し難
い事だ言わねばならない。
3月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
付いて、これを批判する声明を明らかにしている。
これに付いてロシアの声評論委員は、次のようにコメントしている。
アメリカのこの文章には、アメリカは世界のさまざまな国に自由と民主主義
を確立するため、援助を行っていると書かれている。またこれに付け加え、
アメリカはこれを平和的外交的手段を用いて行っていると記載されている。
しかしながらこの文章では必要不可欠な場合、化学兵器、生物学兵器、核
を保有する国に対しても、力による攻撃を加えることも辞さないという条項も
或ることに注目せざるを得ない。
この条項は勿論ロシアを指して、特に付け加えられていることは間違いない
だろう。これによるとロシアはまるで民主主義的自由制度に対し、これを軽ん
じる姿勢をとっているかのようだ。こうゆうロシアに対してアメリカとしては、ロ
シアが自由化への道から後戻りしないように、共に活動を行うという崇高な課
題を打ち立てているかのように書かれている。
これはアメリカ政府の考える民主主義とは、殆ど全世界に適したものだとする
見方を行っている表れだ。
ここ最近露米の間では首脳会談ほか、さまざまなレベルでの交渉やテロとの
戦いの協力も盛んに行われているにも関わらず、この文書にロシアとのパート
ナー関係に関する記述が一言も無いことに対し、ロシア外務省は驚きを隠して
いない。
その代わりこの文章からは、アメリカが自国の考える民主主義を連邦崩壊後の
旧共和国らに対し、押し付けようとする試みが窺い知れる。
ロシア民主主義とは、決して一国だけが、こうして解釈を押し付けるようなもので
はないと考えている。
それぞれの国は独自の方法で民主主義への道を辿るべきで、これはアメリカ自
身に付いても同じことが言える。
もし力で持ってアメリカ流のやり方で民主主義を押し付けた場合、民主主義とい
う言葉の解釈さへも損ねることになる。
アメリカ政府はこのような政策を続ける限り、何をおいても成功を収めることはない
だろう。ロシアは今回アメリカ政府の表した戦略に付いて、国際法の原則に意図
していないと考えている。
ロシア政府が支持するのは、国際舞台において対決を起こすことなく、それぞれの
国の国益を一貫して推し進めていくことを、そして緊迫した問題は一つの国から、一
方的な力を注ぐのではなく、多面的外交的枠内で解決を図ると言うことだ。
他の国に対し殆ど力でもって、自国の政治的解釈や国益を押し付けることは許し難
い事だ言わねばならない。
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3月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル