1010 Radio

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ラジオ・タイランド(8月4日放送)

2006-08-07 | ラジオ
●内務大臣は今月12日から14日にかけてが連休となるため、関係当局
 に対しこの期間中に事件が起きないように厳重に警戒するよう指示した。
 今月12日は王妃陛下の誕生日で、タイでは母の日として休日になって
 いる。また12日は土曜日であるため、週明けの月曜日14日が振り替え
 休日となる。
 内務大臣は政府に悪意を持つ者たちが、この連休期間中などに事件を
 起す恐れがあり、このため関係当局に対しては、このような者たちに関
 する情報の収集、分析にこれまで以上に力を入れるよう命じたと述べた。

 先にタイの南端に位置する3県、そして隣接するソンクラー県の一部で、
 ほぼ時を同じくして爆弾事件放火事件が続発した。事件は合計70件に
 及んだと報じられている。これらの事件では3人余りが負傷した。
 これらの県では約2年半前から、イスラム過激派によると思われる殺傷
 事件が頻発しているが、今回の爆弾、放火事件もイスラム過激派が仕
 組んだものとの見方が強まっている。

 また先に治安担当のチッチャイ副首相兼法務大臣は、情報通信省の技
 術担当者に対し、南部に赴き携帯電話の悪用を防止する措置を講ずる
 よう指示した。南端3県等では携帯電話を自爆装置にした爆弾事件が起
 きているが、このような携帯電話には未登録のプリペイドカードが使われ
 ている。
 また南端3県の一部ではマレーシアの携帯電話サービスが利用できるた
 め、タイ側としては未登録のプリペイドカードの使用を不可能にする措置
 を、マレーシア側にも要請する方針。

●旧最大野党の民主党党首は、先のタクシン首相のミャンマー訪問に疑
 問を提示した。タクシン首相は今回の突然の日帰り訪問は、タイとミャン
 マーの関係の改善に向けた話し合いが目的であり、またASEANの一員
 としての訪問だと説明した。
 
 しかし民主党党首は、この急な訪問はどの様な目的で行われることにな
 ったのか、またミャンマー政府首脳と何を話し合ったかなどを明らかにす
 る必要があると指摘した。

 タクシン首相は今回、ミャンマーにASEAN加盟国の首脳として初めて訪れ
 ることになったが、元陸軍幹部の一部からは、この訪問が個人的な利害
 関係によるものとの見方も出ている。
 これはタイの首相として、ミャンマーを急ぎ足で訪問する必要が現在見当
 たらないことによるもの。


ミャンマー

世界経済情報サービス

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