多極的な世界の中で協力を強めるロシアとインド

ロシアとインドの海軍は日本海で、対テロ合同演習・インドラ2007を実施し
ている。
ロシアの声の評論委員は、この合同演習は多極的な世界においてロシア
とインドの、戦略的パートナーシップが強化されていることを繁栄していると
して、次のようなコメントを寄せていて。
4月24日から26日までの3日間、ロシアとインドの海軍は日本海で民間船
舶の護衛や海賊、テロ対策の共同訓練を行っている。この様な演習はイン
ドが地域や全世界の脅威に対抗していくために、世界の主要国と協力する
用意の或ることを示している。

ロシアの政治学者は、これは多極的な世界構築を強化するものだとして次
のように述べている。
ロシアは(?)等、多極的な世界の強化に関心を抱く他の国々とも同じような、
対テロリズムを行っている。
世界は非常に限られた一握りの国の利益だけに(?)ような、不自然なコンセ
プトではなく、現実的な法則に従って発展しているのだ。
ロシアの政治学書はこの様に語っている。

インドのムカジー外相は対等な主権と領土の保全、内政への不干渉が多極
的な現代社会の土台となっていると語っている。
アメリカの主導で世界の動きが決まる時代は、終わりを告げようとしている。
世界には中国やブラジル、日本、インドといった新しい力の中心が生まれてき
ており、上海協力機構やアラブ連盟といった地域的な協力機構の役割が益々
大きくなっているのだ。

21世紀の脅威に対抗していく中で、ロシアとインドは協力のレベルを高めてい
く構えだ。
日本海での共同演習は、そのことを強くアピールするものだといえるだろう。

※(?)はノイズで聴き取れず

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4月25日放送　ロシアの声・ラジオジャーナル