1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

原油の国際価格が1バレル60ドルに達したことに関連して

2009-05-27 | ラジオ
このところロシアの主要な輸出品目である、原油の国際価格が再び
1バレル60ドルの大台に乗っている。
1バレル32ドルという(?)に比べて、ほぼ2倍の価格だ。
一連の専門家たちのなかには、これによって世界的な金融経済危機
によって、ロシアが被った主な後遺症というのは除々に克服され始め
るのではないかという見る向きもある。

しかしロシアの第一副首相はロシアテレビのインタビューの中で、気
を抜いてはならないと警告し、幾つか好ましい傾向は見られるが、安
心するにはまだ早いと述べ、次の様に続けている。
「私達は全体として2008年の末とは、別の状況をめぐっている。
状況は好ましい方向へと変わってきている。しかし幻想を抱いてはな
らない。
これまで何年もロシア連邦予算の歳出は、原油価格の高騰に支えられ
て高いものだが、これは実際根拠の薄いものたった。
今後そういったことが起きた場合、それがとても皆に警告を与えることだ
ろう。
もし状況が良い方向に急激に変わるとしたら、もしロシアの主要な輸出
品目である金属や、原油、ガスなどの価格が上昇したとしても、私達は
そうしたことに安心しないことが必要であり、そうだとしてもロシア経済が
掛かっている病気が抑えこまれた訳ではないのだ」

第一副首相はこの様に指摘し、現在の比較的好ましい経済状態を、危機
克服措置に取組むばかりではなく、戦略的な発展課題を忘れないように
するために用いるよう訴えた。
また今、政府のプランに挙げられるべきはイノベーション的な、発展の道で
あって、それこそが未来に向けた仕事となるだろう。この様に
強調した。

(?)は何と言ってるのか不明

5月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル