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人間にとって欠かせない女性の存在、それは宇宙でも(1)

2011-06-22 | ラジオ
4月12日、世界で初めての有人宇宙飛行から50周年になる。ガガーリンが地球を周回して以来、すでに500人以上が宇宙飛行を経験した。
しかしそのうち女性は50人に過ぎない。そのいわいるスター・レディーのなかでも、ロシアのエレーナ・コンダコワ宇宙飛行士は特別な地位を占めている。
コンダコワ飛行士の宇宙滞在時間は、歴代の女性飛行士たちの中でも最も長期間にわたるものとして記録されている。
コンダコワ飛行士は1994年から1995年にわたって、半年間、地球周回軌道上に滞在した。そしてその2年後には、今度はスペースシャトルに乗って再び宇宙へと飛び立った。
その結果ロシアの宇宙船および、アメリカの宇宙船・スペースシャトルの両方で、飛行をした初めての女性飛行士となっている。

コンダコワ飛行士の夫であるワレリー・リュミン宇宙飛行士は、はじめ奥さんの飛行には断固として反対していたそうだ。
しかし最終的には、君は後で許してはくれないだろう、と言って許してくれたそうだ。
今となっては女性宇宙飛行士という仕事は、もちろん稀ではあるものの、それほど珍しいものではなくなってきた。宇宙飛行によって男性の体と女性の体の受ける影響というのは、ほぼ同じものであることが証明されている。

現在ロシア議会下院国家会議の議員を務めているエレーナ・コンダコワさんは、私どもロシアの声との独占インタビューに応じてくれた。男性か女性、どちらにとって宇宙飛行はより快適なのか、という質問に対してについてコンダコワさんは、こんなふうに答えてくれている。
「女性は宇宙では非常に気分が良いものです。洗濯をしなくても済みますし、掃除もする必要がありません。買い物に行く必要もなければ、子供の面倒を見る必要もありません。
つまり非常に快適な訳です。まあそれは冗談として、一般的に女性の体は、如何なるストレス状況に対しても、男性の体と比べてよりよく適応出来るものであることが証明されています。
精神的な面で言えば、もちろん私は仲間の乗組員に恵まれました。私にとって半年というのは、あっというまでした。地球に戻って来たときには、もう一度宇宙に帰りたいと思いました」
コンダコワさんは、こんなふうに答えてくれた。

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人間にとって欠かせない女性の存在、それは宇宙でも(2)へ続く

4月11日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
コメント (2)
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