1010 Radio

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人間にとって欠かせない女性の存在、それは宇宙でも(2)

2011-06-23 | ラジオ
1997年5月には、アメリカのアトランティス号で2度目の宇宙飛行を行った。その飛行で、コンダコワ飛行士はNASAから表彰を受けている。コンダコワ飛行士は、アメリカのシャトルによる飛行では、ロシアの宇宙船よりも、体に受ける荷重がずっと大きかったと話している。
「アメリカの宇宙船にはロシアのものとは違って、ちゃんとした救命システムがありません。私たちはアメリカのチャレンジャー号の事件をよく覚えています。緊急事態が起こった際の対応システムは、ロシアのほうが優れています。何度か宇宙飛行士が危険にさらされる状況がありましたが、ソユーズでは、いつも安全システムが機能しました。
1983年、ウラジーミル・チトフ飛行士と、ゲンナジー・ストレカロフ飛行士が生き残ることができたのは、この非常救命システムのお陰なのです」
コンダコワさんは、このように話している。

現在、ロシアとアメリカの専門家たちは、惑星間旅行の可能性を議論している。ロシア連邦宇宙局では、火星への飛行を行うための技術的問題はないと感触的に考えている。
近い将来、遠い銀河への旅行も、現在の飛行機による移動のようなものになるかもしれない。
コンダコワ宇宙飛行士は、そうした技術の進歩があっても、女性なくしては快適な環境は生まれず、宇宙が新しい家となることはない、このように断言している。

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原稿を読み終えた後、男性アナウンサーが「なかなかユニークな方のようですね」と言ったら、女性アナウンサーがいつもの原稿を読むときのトーンとは全く違う高いトーンで「そうですねー」と言った。
いつもの事ながら原稿を呼んでいる同一人物は思えないほどトーンが違う。

宇宙開発の50年 スプートニクからはやぶさまで (朝日選書 828)
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4月11日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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