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VOR独占インタビュー、元CIA捜査官に聞く(2)

2011-10-08 | ラジオ
VOR「CIAでは、どんな役職に就かれていたのですか。対テロ作戦に参加されましたか」

カール「23年間、極秘任務担当の常勤将校だった。アメリカ国内でも、また国外でも働いた。私の任務はアメリカに利益をもたらしうるような、秘密情報の収集たった。また私は戦略的テロの脅威に関する、主任分析官3人のうちの一人だった。私の仕事の成果は大統領のテープルに置かれ、閣僚や将軍達にも報告された。また1980年代の半ばから退役までの間は、反テロ作戦に参加した」

VOR「CIAは貴方の本に然るべく手を入れたが、削除された部分は何に付いて書いてあったのかに付いて、ここで話す事はできますか」

カール「それは出来ない。削除された部分に付いて明かす事は許されていないからだ」

VOR「では貴方が本の中でキャピタスと呼んでいる人物の国籍、そして互いに何語で話したのかに付いて、話す事は出来るか」

カール「私にとって、それは最も悔しい事のうちの一つなのだが、CIAはそれを私が明かす事を禁じている。言えるのは彼がキャピタスという人物が中東出身のイスラム教徒で、中東のある国の、ある街の通りで彼に出くわしたという事だけだ。それ以上、正確な事は何も言えない」

VOR「この本の出版にホワイトハウスやCIAは神経質になっていないか」

カール「その答えはYesだろう。CIAはそうした疑わしい、怪しいプログラムを皆が討議するのを望んでないし、ましてブッシュ政権は、そうした事を望んでなかった。でも現在のオバマ政権は、出版を非難するような事はしていない。
私は、それぞれの立場を理解している。私は我々がしてきた事は、我々が想像した以上に、我々アメリカ人に影響を与えていると捉えている。
多くの人々にとって、我々がしてきた事は容認できない、認めることは出来ないと思われるでしょう。
取り組んできた行動の全てがアメリカの理想や、この国の法律、また我々が持つべきである社会と、合致していた訳ではないのだ」

VOR「貴方は、そうした悪夢のような思い出を抱えながら、どう暮らしているのでしょう。恐ろしい夢に悩まされる事はありませんか」

カール「そうした問いは、私も、しばしば自分自身に向けて発している。
ただ私は命令を遂行するため、自分の使命を果たし自分に相応しく行動するために、誠意を持って行動したと感じている。
私が試みた事の多くは上手くいかなかった。私は正しく行動し、正しい決定を下したと信じていた。
もし貴方の質問に短く答えるならば、夜ごと悪夢に悩まされる事はないが、時に、ひどく気分が落ち込む時がある。生じてしまった事、我々がたくさんの正しくない行いをしてしまった事から来る、強い怒りにかられるのだ」

7月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル