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世界の人口70億人に

2011-11-12 | ラジオ
日本のマスコミ情報でリスナーの皆さんも、すでにご存知かと思いますが10月31日、今月の終わりには、なんと地球の人口は70億人に達するとの予想が示された。
ロシアの西の飛地カリーニングラードは、この国連人口基金報告のプレゼンテーションが開かれる場所に選ばれている。

ロシア人口学調査研究所のべロボロドフ所長は、私どもロシアの声のインタビューに答えてくれた。ではその内容を皆さんにお伝えしたいと思う。
「1999年21世紀を目前にして、旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェコヴィナの首都サラエボに生まれた少年が、60億人目の地球市民になったと宣言された。
あのときから地球市民の数は、さらに10億人増えたわけだ。
これは完全に客観的なプロセスであり、生命、命の論理によってあらかじめ予測できたものだ。
10億人というのは一般人の認識から見て、確かに大きな数字だ。しかし地球規模にとって、これは海の一滴に過ぎない。
1970年代に作られた興味深い予想がある。そのなかでは地球人口の限界は約1万兆人であるとされている、つまり1万兆というのはゼロが16個も並ぶ途方もない数だ。
つまり地球は人口が密集している、或いは過密状態だと言うには程遠い状況にあると言えるのだ」
所長は、このように述べた。

肥満と飢餓――世界フード・ビジネスの不幸のシステム
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この後、ロシアの声記者は、これに対してしかしやはり70億というのは、あまりにも多いという見方もあるが、それに付いてはどう思われるとかと質問してみた。所長は次のように答えている。
「70億人が多すぎるといったものは、十分な知識がないため出ている主張だ。そうした主張は現在ある、人口動態学的な傾向と矛盾している。それはかなり悲しむべきものだ。
というのは世界で出生率が破滅的と言ってよいテンポで減っており、すでに人口の42%が人口維持、人類維持にとって必要な世代の再生産ができない地域で暮らしているのだ。
実は人類は個体群として今後、数を減らしてゆく、言ってみれば自滅の道に入ってしまったとさへ言えるのだ。
人口減少がこのまま食い止められず、一つの(???)夫婦の子供の数が2人を割るといった少子化を放任するのは国の自殺行為と言える。
このプロセスは世界中で起こっており、一つの大陸また中国のような巨大な国でさへ、通常存在する次の世代がない、つまり両親よりも生まれる子供の数が少ないと言った状況を迎えつつあるのだ
所長は、このように述べている。

次にロシアの声記者は、状況を変える事は可能だろうか、またどうすれ(???)でしょうかという質問をぶつけてみた。所長は次のように答えている。
そのため何をすべきかについて言えば、もし家族の持つ価値観を復活させ多くの「もし家族の持つ価値をよみがえらせ、多くの子供を持つ事が幸せだと多くの人が思うような、そして様々な種の社会的な病理やネガティヴな状況を抑える、家族を対象にした戦略的な人口政策が、総合的に実現されたならばチャンスはあると考える。
しかしそうした場合、しっかりした成果がもたらされるまでには、数十年を要するだろう。何故なら人口学的な状況は、重い慢性病のような状態にあるからだ」
所長は、このように答えた。

ロシアの声記者は、最後に次のような質問をしている。
一方で人類は全ての人々に、食べ物が行き渡らない飢餓の問題に直面しているが、これに付いてはどう思われるか。これに付いて所長の見解を紹介したいと思う。
「現実の状況は、次のようなものだ。地球に現在、肥満で悩んでいるおよそ10億人もの人々がいるのだ。これがある種、飢餓問題を正す妨げになっている、
もちろん私は局地的に一部の地域で、一連の理由によって飢餓が定期的に生じており、その原因が先ずなによりもインフラ整備などに問題があるということに付いて議論している訳ではない。
例えば資源が正しくない方法で分配されたり、また収穫の増産を農作物、生産拡大を可能にする、現代のテクノロジーが利用されていなかったりしているという問題が存在している。
おまけに自然災害がしばしば起こり、ある種のものは飢餓をもたらしている。 しかしだ。ここで申し上げたいのは人口が増えすぎた結果、飢餓が飢えが起きているというのは、現在ある本当の事実に反しており、情報を歪曲したものだということだ」
所長は、最後にこのように強調した。

「人口減少」で日本は繁栄する―22世紀へつなぐ国家の道
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(???)は何語なんだ???。
あいかわらず、この男性アナウンサーの表現はくどい

10月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
コメント (4)
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