1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

よみがえる関東軍731部隊の記憶(2)

2011-11-26 | ラジオ
中国で強い反日行動があった2005年の事を思い出す事ができる。あの時、日本の商店が襲われ、また日本の外交施設に対して、言ってみれば蛮行が加えられた。その際、かなり強い反日感情に満たされていたのは(この文章で「満たされて」という表現…)若者達だった。
ソ連にも大変強い反ドイツ感情が確かにあった。しかしそうした世代が去り、そうした感情は事実上、残らなかった。
一方中国での反日的な傾向は、若者の間でかなり今も広まっている。新たな爆発を起こす火種がかなりあるのだ」
センター長は、このように指摘している。

南北朝鮮、東南アジア諸国でも、やはり日本軍の占領によってもたらされた不幸や災いに付いての思い出は強いものがある。
韓国は今も、従軍慰安婦に付いて日本を許してはいない。韓国では被害者に謝罪し、道徳的また肉体的苦しみに対する賠償を求める、非常に強力な社会運動体が組織された。 
これに対し日本政府は1965年の韓国との関係正常化合意で最終的に、こうした戦争時代の問題には終止符が打たれたと主張し、そうした措置を取ることことを拒んでいる。

中国に対しても日本は、戦争の歴史のページは閉じられたのだと示唆しているようだ。
しかしこれに対し中国政府は、731部隊の犯罪の跡を特別に保存する事で、過去は決して忘れ去られる事はないということを、はっきりと行動で示しているようだ。

ほんとうは日本に憧れる中国人 「反日感情」の深層分析 (PHP新書)
クリエーター情報なし
PHP研究所

11月7日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル