Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

vsチリ

2008-01-26 21:30:17 | スポーツ
サッカー日本代表の今年初戦で、岡田監督の初陣となるキリンチャレンジカップ第一戦の
対チリ戦は0-0のスコアレスドローとなった。
まぁまず、新しいユニフォームですが、
中に着るアンダーウェアがタートルネックみたいになってて、
イタリア代表のユニフォームに似てましたね。こりゃ、見慣れるのに時間がかかるぞと
思ってたんですが、前半の終盤頃にはもう気にならなくなってましたね。
それでもなんか、前の、日本刀をイメージした模様の入ったユニフォームのほうが
いいなと思えました。ま、ちょっと遅めに世界標準のユニフォームにしました
みたいな感じかな。
さて、試合内容だけど、面白くなかったですね。オシムジャパンのスタイルを
踏襲してそこに新しい岡田ジャパンの色を添える的なチーム作りをしていくのか
と予想していましたが、まったくの一からのスタートのようで。
またか~、しんどいなぁと思わせられました。ボールをキープしたらすぐに
前線へつなぐ姿勢が随所に見受けられましたが、ただ前にボールを送るだけで
能もないし芸もなかったです。今までのオシムジャパンならば、
DFラインやボランチからゆっくりパスを回してリズムを作っていくという場面を
何度も見てきましたが、今回の試合では、特にボランチの鈴木選手が目立ってなかった。
これは戦術としてもっとも変わったところでしょうね。背骨が変わったといっていい。
さらに、オシムジャパンはそのパス回しから徐々にボールを押し上げて
アイデアを紡ぎだしながらゴールを狙うというその攻撃の性質が、
比べて言うならば「重厚」だったのに対し、岡田ジャパンの攻撃の質は「軽薄」。
ゴールまでボールを押し上げればいいんだ的な、現実的といえば現実的なのでしょうが、
面白さや意外性のないサッカーになっていました。
まぁね、オシムジャパンのチーム発足時の試合も
さして内容のあるものではなかったので、
これからのチームつくりによって、新たなスペクタクルが見られるかもしれない。
でも、どうかねぇ、オシムさんのサッカーがこれから佳境へ向かうという面白みが
でてきたところでお預けを食らった代表ファンとしてはかなり残念でした。
W杯予選が2月から始まりますが、こんなチーム状態ではけっこう厳しい予選に
なるだろうな。オシムさんの脳梗塞によるダウンはこんなにも影響が出ているという
ことですねぇ。
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