Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

愛すべき、アイドル卒業後の彼女たち。

2025-01-04 17:36:24 | 考えの切れ端
卒業したアイドルさんが彼女たちのイメージに無いような卒業後の行動をふつうにとっているとき、それはたとえば、居酒屋とかスナックでおしゃべりしながら楽しく飲んでいたり、町中華の小上がりであぐらをかきながら瓶ビールをぐひぐびやっていたり。これらの、なんてことはないのだけど、ちょっと「どうしてだろう?」とファン側からは思えてしまう振る舞い。そんな彼女たちにたいして、僕には「現役アイドル時代、いろんなファンと向き合ってきたから仮説」がある。あくまででっかい仮説です。勝手な想像の産物に近いですが。

仮説とはこういうもの。お金のないファン、人生負けっぱなしのファン、嫌われ者のファン、悲しみや苦しみを背負ってるふうなファン、身なりが汚いファン、言葉遣いが荒いファン、表情も口数も少ないファンその他などなど、いわゆる「少数派に割り振られる人」だったり「社会の周縁がやっと自分の居場所」だったりした人たちもいたと思うのですよ。そういった、通常とか一般とかの文脈ではとらえきれないような、その個人個人ならではの情報量を多く抱えた人たち、といったらいいのでしょうか。そういう人たちもアイドルを応援しているわけです。

アイドルを卒業すれば、一般ファンたちもそうかもしれないけれど、そういう人たちともちょっと距離ができるような気がする。でも、現役の頃にそういった、一般の枠からはみ出ているようなファンの人たちを受け止めたのはウソではなく、さらに、卒業したから断ち切ろうとすることは現役の頃の自分をも断ち切ることにつながりもするし、前述の「瓶ビールをぐひぐび」やったようなアイドルさんは受容し包摂したように感じられた。

いろんな人生の人と正面から「ありがとう」のやりとりをしたし、その自覚があるから、自分が成功者になっても、彼らとまったく違う地面に立つことは自分の在り方ではないと感じるゆえなのかもしれない。まあ、一般の枠からはみ出ているようなファンの人たちを例にするのはちょっと突飛だったかもしれませんし、一般的な枠内にはまっている「庶民的なファン」を例にするだけでもよかったかもしれません。

あくまで仮説、勝手な想像なのですけど……、僕は大好きだ。

アイドルとファンの関係性を「ケア」から見ることは可能なんですよねえ。でも、これこそ「秘すれば花なり」であって、論じることではないのかもしれない。ただ、自分がいったい何者なのかわからなくなったアイドルやファンの人はちょっとこのあたりを考えてみて自分を取り戻したりできそう。
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謹賀新年 2025

2025-01-02 18:18:29 | days
あけましておめでとうございます。

僕は、体調とくにメンタルが落ち込んでいて休みを積極的にとりにいっている最中です。このぶんだと、長編執筆にとりかかるのはもう少し先になりそうです。書き始めても、途中でダウンするのが目に見えているので。

ということで、今年は、心身の健康に気遣うことをいちばんに考えようと決めました。ネガティブにもポジティブにも休息する、身体をあたためる、無茶しない。あと、気に掛けるのは金銭面。noteで有料記事を書こうか、と考え中ですが、それじゃなくてもアクセス数が少ないのに、購読してもらえるものだろうか、とあんまり乗り気じゃなかったりはするのですが。

昨年見たドラマやアニメでは、『君が心をくれたから』『アンメット』『推しの子(二期)』がよかったです。まだ、10月期に録画したものには手を付けていないので、3/4年での感想です。音楽では、ビル・エバンスと坂道さんをよく聴いた気がします。乃木坂46『歩道橋』はパフォーマンスや衣装含めたトータルですばらしいですね。読書以外で創作の刺激や勉強になるものは大切だと言われますが、やっぱりそう感じます。本だけだと視野が狭くなってしまうんじゃないかなあ。

そんなところでしょうか。家庭はまだまだまったくのアウェイ状態です。内戦状態みたいな感じで。役所の地域包括支援係からも見放されてもうノータッチです。そんななかでも、支援団体が役所へ抗議の電話を入れるという話が聴こえてきて。なかなか落ち着かないですが、まあ一歩一歩、踏みはずさず歩いていきたいです。

また、こういった日記調の記事を今年も何度かアップすると思いますが、よろしくお願いします。
それでは。

読みに来ていただいて、いつもありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
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