読書。
『新しい資本主義』 原丈人
を読んだ。
今、世界を席巻している、金融資本主義というものに対して、
その悪いところを指摘し、ポスト資本主義として公益資本主義というものを
示唆することを主軸とした本でした。
お金がお金を産む資本主義、金融工学の進歩によってそうなった資本主義の在りように
異を唱えてその論拠を次々と述べていくさまは胸がすかっとするし、
もともと自分はそういう話を待望していたのだということに改めて気付かされました。
著者の原丈人さんについては糸井重里さん主宰の「ほぼ日」に登場されたときに知りました。
その糸井さんとの対談を読んで、なんてスケールが大きくて素晴らしい人なんだと、
そんときも胸がすくような痛快な思いがして、それが忘れられずに今回この本を買って読んだのです。
読んで、勇気とやる気が湧いてくるのは、
彼が説く論説のどれもが、世の中の「なんか変じゃないかな」というベールを剥いでくれるものだからです。
そこまで、「ほんとうのこと」に迫ったならば、あとは個々人が頑張ればいいのです。
世の中、このままの資本主義では、ヘッジファンドのみならず、すべての人がハゲタカに
なりさがってしまいます。そうはならない、新しい資本主義のヴィジョンをみんなが持って、
世の中に貢献することで利益を得て、その利益でまた世の中に貢献するというスタイルを
浸透させていくことが大事なんだと、当たり前のようなことですが、
その当たり前の心理に戻してくれるのです。
もしかすると、そういった心理さえ、当たり前じゃなくなった人たちというのが、
金融資本主義にどっぷりつかった人の中にはいるかもしれないです。
でも、それはおかしいということです。
経営者と一般労働者の間の所得格差が大きすぎることなどを考えても、そのおかしさは
伝わりますよね。
元気もやる気も出て、知識も増えて考える力の源にもなる本です。
お金の流れ、世の中の企業のありかたや自分の働く会社のありかたに違和感を感じるかたは、
この本を読んで自分の視点がクリアになるのを感じるでしょう。
『新しい資本主義』 原丈人
を読んだ。
今、世界を席巻している、金融資本主義というものに対して、
その悪いところを指摘し、ポスト資本主義として公益資本主義というものを
示唆することを主軸とした本でした。
お金がお金を産む資本主義、金融工学の進歩によってそうなった資本主義の在りように
異を唱えてその論拠を次々と述べていくさまは胸がすかっとするし、
もともと自分はそういう話を待望していたのだということに改めて気付かされました。
著者の原丈人さんについては糸井重里さん主宰の「ほぼ日」に登場されたときに知りました。
その糸井さんとの対談を読んで、なんてスケールが大きくて素晴らしい人なんだと、
そんときも胸がすくような痛快な思いがして、それが忘れられずに今回この本を買って読んだのです。
読んで、勇気とやる気が湧いてくるのは、
彼が説く論説のどれもが、世の中の「なんか変じゃないかな」というベールを剥いでくれるものだからです。
そこまで、「ほんとうのこと」に迫ったならば、あとは個々人が頑張ればいいのです。
世の中、このままの資本主義では、ヘッジファンドのみならず、すべての人がハゲタカに
なりさがってしまいます。そうはならない、新しい資本主義のヴィジョンをみんなが持って、
世の中に貢献することで利益を得て、その利益でまた世の中に貢献するというスタイルを
浸透させていくことが大事なんだと、当たり前のようなことですが、
その当たり前の心理に戻してくれるのです。
もしかすると、そういった心理さえ、当たり前じゃなくなった人たちというのが、
金融資本主義にどっぷりつかった人の中にはいるかもしれないです。
でも、それはおかしいということです。
経営者と一般労働者の間の所得格差が大きすぎることなどを考えても、そのおかしさは
伝わりますよね。
元気もやる気も出て、知識も増えて考える力の源にもなる本です。
お金の流れ、世の中の企業のありかたや自分の働く会社のありかたに違和感を感じるかたは、
この本を読んで自分の視点がクリアになるのを感じるでしょう。