読書。
『鈴木さんにも分かるネットの未来』 川上量生
を読んだ。
KADOKAWA・DWANGO代表取締役会長でスタジオジブリ見習いプロデューサーの
川上量生氏によるインターネット解説本です。
分かりやすいことは分かりやすいのですが、難しいことは難しいという感じ。
ネットを利用する人と、ネットに住んでいる人(ネット住民)という分け方は
なかなかしっくりきました。
完全に言い得ているわけでじゃないとは思うけど、それありますな、という感じ。
さらに、最近ではデジタルネイティブなる第三の種類の人がいるわけでした。
また、
優れたリーダーがコントロールするシステムと
各部分がばらばらに自分の判断で動くけど
なぜかうまくいくシステムとがあるという解説のところがよかったです。
後者は自律分散システムと呼ばれていて、
これこそ、今の自分の職場で強いリーダーがいないがため採用すべき方式のように思った。
優れたリーダーが統治するシステムと自律分散システムは、
三国志でたとえるなら、前者は魏(曹操)であり、後者は蜀(劉備)というイメージです。
ネット世界のビジネスのこれからにおいて「プラットフォーム」と「独占」がカギです。
これは先日読んだ『ZERO to ONE』でピーター・ティールも同じことを言ってましたし、
僕がこれまで読んできた中では、『ITビジネスの原理』だとか、
佐々木俊尚さんの著作ですとかで同じような解説がありましたねえ。
というか、それらを読んでいたからこそ、
今回この本の内容にもなんとかついていけたような気がします。
ネットでの無料化の是非や、コンテンツの大事さについての論考、
さらにビットコインの説明
(これは読んでいてもなぜ投機対象になるのかはっきりわからなかった)、
オープンかクローズドかその趨勢、などなど
興味深いネット世界のこれからの見通しが詰まっています。
川上氏ならではのITビジネスなどの細かい部分での情報もありそこも面白いのですが、
全体を通して振り返ってみると、
インターネットの知識の底上げにいいかもしれないなあと思える本でした。
『鈴木さんにも分かるネットの未来』 川上量生
を読んだ。
KADOKAWA・DWANGO代表取締役会長でスタジオジブリ見習いプロデューサーの
川上量生氏によるインターネット解説本です。
分かりやすいことは分かりやすいのですが、難しいことは難しいという感じ。
ネットを利用する人と、ネットに住んでいる人(ネット住民)という分け方は
なかなかしっくりきました。
完全に言い得ているわけでじゃないとは思うけど、それありますな、という感じ。
さらに、最近ではデジタルネイティブなる第三の種類の人がいるわけでした。
また、
優れたリーダーがコントロールするシステムと
各部分がばらばらに自分の判断で動くけど
なぜかうまくいくシステムとがあるという解説のところがよかったです。
後者は自律分散システムと呼ばれていて、
これこそ、今の自分の職場で強いリーダーがいないがため採用すべき方式のように思った。
優れたリーダーが統治するシステムと自律分散システムは、
三国志でたとえるなら、前者は魏(曹操)であり、後者は蜀(劉備)というイメージです。
ネット世界のビジネスのこれからにおいて「プラットフォーム」と「独占」がカギです。
これは先日読んだ『ZERO to ONE』でピーター・ティールも同じことを言ってましたし、
僕がこれまで読んできた中では、『ITビジネスの原理』だとか、
佐々木俊尚さんの著作ですとかで同じような解説がありましたねえ。
というか、それらを読んでいたからこそ、
今回この本の内容にもなんとかついていけたような気がします。
ネットでの無料化の是非や、コンテンツの大事さについての論考、
さらにビットコインの説明
(これは読んでいてもなぜ投機対象になるのかはっきりわからなかった)、
オープンかクローズドかその趨勢、などなど
興味深いネット世界のこれからの見通しが詰まっています。
川上氏ならではのITビジネスなどの細かい部分での情報もありそこも面白いのですが、
全体を通して振り返ってみると、
インターネットの知識の底上げにいいかもしれないなあと思える本でした。