読書。
『高山一実写真集 独白』 高山一実 写真・嶌村吉祥丸
を眺めた。
乃木坂46一期生の高山一実さんのセカンド写真集。撮影場所は北欧のフィンランドです。
強い赤の口紅が、彼女のほがらかでやさしげな外面と、芯の強い、逆境にも抗って進んでいけるのであろう内面とをつないでいるかのよう。そうして、つながれたトータルでの両面の相成り立つ「高山一実」さんが、真っ赤な口紅の女性としてページ上に顕現しています。とても魅力的でした!
高山さんは『トラペジウム』という長編小説を何年か前に上梓しました。終いの方などは、静かに血を流しながら書いているような気配すらありました。書くという作業は、孤独です。孤独だけれど、豊かな時間を過ごすことでもあります。言葉と向き合い、物事と向き合い、空想と向き合い、自分と向き合う。格闘しても負けない心が必要になってくるもののような気だってします。
そういった段階を経たためなのかそうではないのかはわかりませんが、大人びた顔つきになりいくらか成熟したような雰囲気をまとうようになった高山一実さんには、どうあっても前へ進まなきゃというような、または一歩後ずさったとしても前は向いていようというような、そんな決意のようなものからくる姿勢を、この写真集に捉えられている彼女の存在まるごとからちょっと感じられます。ベースにそういうものを宿している人の美しさを見ているのかなあ、という気持ちで本写真集を眺めていました。
あっけらかんとして見える部分は多いのですけども、じいっと見ていると、そんな気がしてくるのでした。
ちょっとシックな感じの服装が多かったからか(落ちついていて素敵でした)、黄色いスカートのよく似合っている一連のショットが印象強く、よかったです。
なんていうか、急にへんなことを言いますけど、「親戚にひとりは居て欲しい高山一実さん」なのでした。
『高山一実写真集 独白』 高山一実 写真・嶌村吉祥丸
を眺めた。
乃木坂46一期生の高山一実さんのセカンド写真集。撮影場所は北欧のフィンランドです。
強い赤の口紅が、彼女のほがらかでやさしげな外面と、芯の強い、逆境にも抗って進んでいけるのであろう内面とをつないでいるかのよう。そうして、つながれたトータルでの両面の相成り立つ「高山一実」さんが、真っ赤な口紅の女性としてページ上に顕現しています。とても魅力的でした!
高山さんは『トラペジウム』という長編小説を何年か前に上梓しました。終いの方などは、静かに血を流しながら書いているような気配すらありました。書くという作業は、孤独です。孤独だけれど、豊かな時間を過ごすことでもあります。言葉と向き合い、物事と向き合い、空想と向き合い、自分と向き合う。格闘しても負けない心が必要になってくるもののような気だってします。
そういった段階を経たためなのかそうではないのかはわかりませんが、大人びた顔つきになりいくらか成熟したような雰囲気をまとうようになった高山一実さんには、どうあっても前へ進まなきゃというような、または一歩後ずさったとしても前は向いていようというような、そんな決意のようなものからくる姿勢を、この写真集に捉えられている彼女の存在まるごとからちょっと感じられます。ベースにそういうものを宿している人の美しさを見ているのかなあ、という気持ちで本写真集を眺めていました。
あっけらかんとして見える部分は多いのですけども、じいっと見ていると、そんな気がしてくるのでした。
ちょっとシックな感じの服装が多かったからか(落ちついていて素敵でした)、黄色いスカートのよく似合っている一連のショットが印象強く、よかったです。
なんていうか、急にへんなことを言いますけど、「親戚にひとりは居て欲しい高山一実さん」なのでした。