ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

シャンパーニュ・チャーリー1985

2006-09-30 20:23:36 | ワイン&酒
昨日紹介した、シャンパーニュの4つのカテゴリのうち、

これは 「魂」 だ!

と思ったのが、昨夜飲んだ”シャンパーニュ・チャーリー”。




Charle Heidsieck "Champagne Charlie" Brut 1985

エドシックには、「パイパー・エドシック」、「エドシック・モノポール」、
そして、この「シャルル・エドシック」がありますが、

いちばんよく目にするのがパイパーで、
いちばん通好みといわれるのが、このシャルル・エドシックでしょう。

長い瓶熟成を特徴としていて、ノン・ヴィンテージものでも4年
ヴィンテージの入っているミレジメ・シャンパーニュは8年から10年も熟成させます。

この“シャンパーニュ・チャーリー”も、長い瓶熟成の末、ようやく市場に出てきました。

今から21年も前につくられた1985年ものが現在市場に出ている最新のヴィンテージだというのだから、やれやれです 


深みのあるこっくりとした黄金色で、マロンぽい熟成した香りが穏やかに立ち昇ります。

酸の存在はしっかり感じられるものの、酸の余韻はやや短めで、
それでも、まったりとしたコクのあるリッチな味わいが素晴らしく、
まるで熟成した上質のブルゴーニュの白ワインを飲んでいるかのよう。

に訴えかけてくる波長を持ったシャンパーニュです  

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そうそう、「魂」以外の残り3つについて解説をすると、こんな感じでしょうか。


エスプリ:生き生きとして、フレッシュ感があり、繊細で洗練されているタイプ。
      シャルドネだけでつくったブラン・ド・ブランや、ノン・ヴィンテージものなど。

ハート :ばら色、つまりロゼの美しい色を持ったシャンパーニュ。

ボディ :コクがあって力強く、飲みごたえのあるタイプ。
      ピノ・ノワールを使ってつくられたプラン・ド・ノワールやブレンドものなど。
コメント
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