ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ハイレベルなルクセンブルクワイン

2012-06-29 11:48:24 | ワイン&酒
先週、ルクセンブルク大公国のナショナルデー(建国記念日、6月22日)のレセプションにご招待いただいたのですが、その際に大使館で出された ルクセンブルクワイン がとても美味でした


Riesling Grand Premier Cru 2010 Domaine de l’Etat

リースリング100%の辛口ワインで、階級は最上級のグラン・プルミエ・クリュ
果実味がピュアで、しなやかなボディを持ち、きれいな酸味、ミネラル感があります。
まさに、私の好きな白ワインの典型ともいえるワインでした。アルコールは12.5%。

ドメーヌ・ド・レタは国が所有するワイナリーです(1918年設立)。
ここでつくられるワインは一般に販売されておらず、国の行事の際などに大使館や関係機関で振舞われます。このような高品質のワインが市販されていないのは、もったいない…

もちろん、ルクセンブルクには他にもワイン生産者があり、特にドイツ国境のモーゼル川地域で高品質の辛口白ワイン がつくられていますから、そちらをぜひ飲んでみてください。



Cremant de Luxembourg Brut Domaine de l’Etat

スパークリングワインのクレマン・ド・リュクサンブール


国産ブドウからつくられたものだけが“Marque Nationale”を名乗れます

ルクセンブルクは国自体が小さいですから、ワイン生産量も少なく、その上、ルクセンブルクの人たちはワインをよく飲みますので(2011年の統計で世界7位、国民一人当たり33.9リットル)、ルクセンブルクワインは国内消費でほとんど消えてしまいます。

輸出されるワインは少ないですが、日本にもいくつか入ってきていますので、機会があればぜひ。
私のオススメは、やはり白ワインです


※ルクセンブルクワインについては以前 コチラ で詳しく紹介したので参照ください

※「ルクセンブルクワインの買える店・飲める店」 は コチラ で紹介しています


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