ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

チャコリをグラス1杯380円でwithバスク料理@ロイホ

2014-09-18 09:49:12 | ワイン&酒
ファミレスの 『ロイヤルホスト』で、スペイン・バスク料理フェア が9月17日から始まりました。
※開催期間は2014年12月上旬頃まで


写真中央は ロイヤルホスト 代表取締役社長の矢崎精二氏

バスク はスペイン北部のフランス国境に位置する自治州です。
両国の国境にあるピレネー山脈の北側がフランス、南側がスペインのバスク地方。

バスク語を話し、歴史や文化も独自のものがあるバスク地方は、ビスケー湾からの海の幸、ピレネー山脈からの山の幸に恵まれた、スペイン屈指の美食エリアです。
中心都市のサン・セバスチャンは、人口18万人ながら、中心ミシュランの星付きレストランが7軒もあるとか。そういえば、私の友人の美食家夫婦も、サンセバスチャンのレストランで美食三昧を楽しんだと言っていましたっけ。

バスクにはソシエダ・ガストロノミカ(美食倶楽部)と呼ばれる会員制組織が100以上もあります。
自慢の料理を披露し、共に作り合い 、食べ、語り合う料理倶楽部で、100年以上の歴史があるとか。
会員は男性限定。しかし、近年は女性にも開放している倶楽部もあるそうですが、基本的には男性の社交場といえるでしょう。

スペイン料理は日本でも人気ですが、バスクの料理、食文化は、まだなじみが少ないでしょうか。
ロイヤルホストでは過去にも海外料理フェアを何度も開催していますが、国全体のフェアでなく、地方にフォーカスするのは初の試みです。それゆえ、バスク料理フェアを開催するにあたり、同社の開発チームが現地を訪問し、美食倶楽部のひとつで会員の皆さんたちと一緒に料理を作り、それが今回のフェアの「美食倶楽部セット」として実現しました。



「美食倶楽部セット」では、前菜(ガスパチョ&ポテトサラダのピンチョ)、バスク風おじや(2種からひとつチョイス)、バゲットが付き、3種のメイン料理の中からひとつを選ぶことができます。


美食倶楽部セット 「メルルーサのグリル~オリオ風~」 1980円(税込2138円)

白身魚のメルルーサ(左手前)は身がぷりぷり!ガーリックと唐辛子、白ワインビネガーを加えたオリーブオイルのソースもおいしい。

※メイン料理とおじやは単品でも注文できます


メイン 「アンガスビーフのグリル~美食倶楽部風~」
 セット2680円(税込2894円) ※単品1880円(税込2030円)

アンガスビーフはかみごたえのある香ばしい赤身肉で、粗塩が効いています。
シンプルで美味。一皿のボリュームがあるので、2、3人でシェアするのもオススメ。


メイン 「ラム肉のバスク風煮込み」
 セット2280円(税込2462円) ※単品1580円(税込1706円)

ラムのバスク風煮込みは、バスク地方でよく食べられる料理のひとつ。
野菜も多く入るあたたかい煮込みは、これからの季節に嬉しいですね。



あさりと帆立のバスク風おじや        きのこと生ハムのバスク風おじや
※どちらも単品で480円(税込518円)

ちょっと小さめサイズのおじやです。
私のイチオシは、あさりと帆立の組み合わせ。うまみたっぷりです。




「美食倶楽部セット」のほか、バスクに400軒あるバル で楽しまれているピンチョ(複数形がピンチョス)や小皿料理(タパス)のメニュー も用意されていますので、セットに追加したり、アラカルトであれこれつまむのも楽しいと思います。


「4種のピンチョス」 780円(税込842円)

ピンチョス盛り合わせセットは4種のピンチョがバランスよく組み合わされています。
スペイン北部ナヴァーラ産のギンディージャ(青唐辛子の酢漬け)とオリーブ、アンチョビをピックに刺したピンチョは、白ワインのお供にピッタリ。生ハムは、スペイン南部のアンダルシア地方ハブーコ村のハモン・イベリコ・デ・ベジョータ。鱈のコロッケは、ミニサイズながらボリュームたっぷり。
ひとりでちょっとつまむにはちょうどいいセットですが、個人的にはお値段がもう少しライトだと嬉しいかな。


「ハブーコ村のハモン・イベリコ・デ・ベジョータ」の単品の盛り合わせが超オススメ
880円(税込950円)

ドングリを食べて育ったハモンイベリコ豚の生ハムは肉質がしっかりし、うまみが濃厚。
これは赤ワインに合わせたくなります。
残念ながら、今回のフェアではスペインの赤ワインがオンリストされていません。
他の国の赤ワイン(イタリア)と合わせてみましたが、なかなか素敵なマリアージュでした。

でも、スペインのワイン、それもバスクのワインがありました!


チャコリ   アメストイ社 (バスク、ゲタリア)

チャコリは軽い発泡のあるバスクの白ワイン で、フレッシュな酸が心地よく、シーフードにピッタリ。アルコールも軽めなのもいいですね(このチャコリは11%)。
日本でも熱烈なファンがいます。高価なワインではありませんが、栽培面積が多くないので、よって、生産量が少ないのが難点。

※チャコリについては以前詳しく書いた記事を参考にしてください → コチラ

そんなチャコリが、今回のフェアでは グラス1杯380円 で飲めます!(税込410円)
チャコリがファミレスで飲めるのは画期的
750mlボトル1本でも2280円(税込2462円)ですから、これは嬉しいですね。
※2013年産 (輸入元:株式会社イムコ)

チャコリとのオススメマリアージュは、メルルーサのグリル、あさりと帆立のおじや。
4種のピンチョ盛り合わせもいいですし、ずわい蟹のピキージョ、烏賊のファルシ、鱈とアンチョビのロメスコサラダとも合わせたい!

ワガママを言えば、4種のピンチョス(780円)+チャコリ グラス1杯(380円)=1000円セット(本来は1160円)などを作っていただけると、ついついふら~っと立ち寄りたくなります(笑)



そうそう、シメのデザートを忘れてはいけません


「ガトーバスク」 530円(税込572円)

バスク地方伝統菓子で、アーモンド入りのクッキー生地で作るケーキです。
大きいサイズですが、しっとりした口当たりで、いつの間にかスーッとお腹に収まってしまいます。
贅沢をいえば、もう少しサイズダウンして、プライスもダウンすると注文しやすいかしら?




バスク料理フェアのメニュー内容は、ひとりでも、数人のグループでも楽しめるので、気分やシチュエーションに応じて利用できそうです。


美食の街から スペイン・バスク料理フェア
販売期間:2014年9月17日~12月上旬(予定)
販売店舗:全国のロイヤルホスト 229店舗
販売日時:11~24時
※一部取扱いのない天日、販売期間・価格が異なる店舗あり

バスク料理フェアの詳細は ロイヤルホストのHPをご覧ください
http://www.royalhost.jp/2014vascofair/

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