ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

【ワインイベント】秋ロゼパーティー参加者募集中

2013-10-17 11:58:18 | ワイン&酒
すでにご案内 しているとおり、世界のロゼワインを楽しむパーティー 11月17日(日)に開催されます。

これは、私が世話人をしている LOVE ROSE と、「世界をロゼ色に染めよう!」というコンセプトで活動している薔薇色の騎士団さんとのコラボイベントになります。

現在、フランス、スペイン、ポルトガル、イギリス、スイス、日本…と、世界各国のロゼワインが続々と集まってきており、おそらく30を超えるアイテムがお楽しみいただけると思います。
※アイテム数が確定しましたら改めてご案内します

私ももちろん参加します。
秋の夕暮れ時、一緒にロゼワインを楽しみませんか? 



秋ロゼパーティー   by LOVE ROSE x 薔薇色の騎士団

[日時] 2013年11月17日(日) 16時~18時30分(15時45分受付開始)

[場所] メゾンバルサック
     東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル1~2F 
     電話03-5220-4871
     http://www.impec-barsac.com/index.html

[ドレスコード] ピンク をどこかに

[会費] 6,000円 (事前振込制)

[募集人数] 120名 先着順(ご入金確認)にて承ります。
      ※満員の際はご容赦ください
      ※アルコールを提供するイベントのため、20歳以上の方に限ります

[お申込み] 下記の内容をご記入の上、e-mailにて承ります。
       love.rose.club@gmail.com

       ★件名を「秋ロゼパーティー 申込み」とご記載ください。

     1.お申し込みの方のお名前(ふりがな)
     2.メールアドレス(パソコンのメールアドレスをお知らせください)
     3.同伴者数
     4.合計人数

お申込みいただきましたら、受付メールをお送りいたします。
その際、専用のお振り込み口座をお知らせいたします。
ご入金確認ができ次第ご予約完了のメールをお送りいたします。

*キャンセルは原則としましてお受けできませんので、ご了承ください。

ご不明な点などございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

LOVE ROSE事務局
薔薇色の騎士団



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ナバーラワインと小笠原伯爵邸の料理のマリアージュ

2013-10-16 09:46:59 | ワイン&酒
スペインのワイン産地のひとつ DOナバーラ の事務局長ジョルディ・ビダル 氏の来日に伴って開催されたプレス向けの会見の後、ナバーラのワインと最先端のヌエバ・コシーナ(新しいスペイン料理)の特別マリアージュディナー が行われました。

会場となったのは、都内新宿区河田町にある「小笠原伯爵邸」
昭和2年(1927年)、約1000 坪の敷地に建てられたスパニッシュ様式の洋館(330坪)です。

東京都選定歴史的建造物に指定されている素敵な建物で、天井がとても高く、ウエディングなどでもよく利用されているようです。



さて、いよいよディナータイム。
料理に合わせるナバーラのワインについては コチラ の記事を参照してください。


乾杯はロゼワインで


ホワイトアスパラと帆立貝 コラーゲン、黒トリュフソースと合わせて

さっぱりした味わいのアスパラと帆立は、もちろんロゼを。


イディアサバルチーズのアロス 塩鱈のコンフィ

ナバーラ周辺でつくられる羊乳のチーズ“イディアサバル”を加えた濃厚な米のリゾットが美味!赤ワインに合わせる料理でしたが、ロゼにもピッタリでした。


平目のプランチャ 茸の秋のエッセンスとハモンのパウダー

プランチャとは鉄板焼きのこと。
赤の軽いタイプが合うということですが、素材が平目なので、これもロゼにオススメ。


パンに添えられたオリーブオイルが超美味


イベリコ“プルマ”備長炭焼き 茄子のスモークピューレ ピキージョソース

プルマとはイベリコ豚の背中の肉の部位で、1頭から500gほどしか取れない稀少品。
ナバーラの食材であるピキージョ(パプリカ)のソースと合わせた、香ばしい一皿。
ピキージョにはテンプラニーリョを合わせるようです。


ラム酒の香るメープルのパルフェ 愛媛県産和栗のピュレとともに

メープルのパルフェが最高!塩キャラメル?やナッツが散りばめられ、このデザートにはノックアウト!


小菓子  ※写真は2人分



どれも手が込んでいて、洗練されたフランス料理のようでした。
これが最先端の新スペイン料理“ヌエバ・コシーナ”というものですか!

個人的には気取らないビストロ料理、その地方の伝統的な田舎料理などが好きで、正直に言えば、ナバーラのローカルな料理と合わせてみたかったですが、これだけ洗練されたヌエバ・コシーナと一緒でも、ナバーラのワインは少しも見劣りせず、いいマリアージュを見せてくれました。



コスパにも優れたナバーラのワインは 幅広いシチュエーションで活躍してくれそうです

特にオススメしたいのは ロゼワイン
今回のお皿のほとんどによく合いました。
日本でも、もっとロゼワインが飲まれてもいいと思いますが。

※ロゼワイン三昧したい方は、ぜひ 秋ロゼパーティーへ  → コチラ
(世界のロゼワインが飲めるイベントを都内丸の内で11/17に開催します)

小笠原伯爵邸
東京都新宿区河田町10-10


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樹齢100年超の会津の柿

2013-10-15 23:13:58 | おいしい食べもん
この3連休に母が法事で喜多方の叔母のところに泊まりに行き、そのついでに会津の実家に寄ったそうで、柿を2個ばかりもらってきました。


きたやま柿 (福島県会津産)

母の実家の蔵の横にある、おそらく樹齢100年を超える柿
100年超えというのは、母が子供時代にすでに大きな木としてあった、というのが根拠とか。

“樹齢の高い木が付けるは実が少ない”というのがワイン用ブドウの世界では常識ですが、この柿は鈴なりに実をつけていたそうです。


「樹齢が高い柿は中にゴマが入って甘くなる」  と母

うん、たしかに甘い!

昔、祖父が生きていた頃は、秋になるとよく柿を送ってもらっていました。
それはこの柿ではなく、別の柿(会津みしらず柿)だったように記憶しています。

“きたやま柿”と母が呼ぶこの柿は、みしらず柿よりもずっと小ぶり。
でも、なにもしなくても甘~い
(みしらず柿は焼酎で処理して甘くします)

母が子供の頃に食べていた柿を、はるかに大人になった私が食べている不思議。


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ちょっと贅沢で優雅なランブルスコ

2013-10-15 19:00:28 | ワイン&酒
イタリアの微発泡ワイン “ランブルスコ” の人気をひそかに実感しています。
というのも、このブログを訪問してくれる人がどんなキーワードアクセスしてくれているのかを調べた時に、ランブルスコがかなり上位に入っていたからです。

つまり、注目している人、気になっている人が多いということ。

私はランブルスコをいろいろ飲んでいる方だと思いますが、今日出合ったこれは、今までで5本の指に入るくらいに印象的でおいしいものでした。


Lambrusco Grasparossa di Castelvetro “Cantolibero” 2011 Tenuta Pederzana
(イタリア、エミリア=ロマーニャ州、DOC Lambrusco Grasparossa di Castelvetro)

黒ブドウのランブルスコは、地域によってさまざまな品種(亜種)があります。

このランブルスコは グラスパロッサ種(正式品種名はランブルスコ・グラスパロッサ)100%で造られている、セミセコ(やや甘)のフリッツアンテ(微発泡)。SO2不使用。アルコール11.5%。



やさしいタッチの泡で、きめ細かいムースのような口当たりです。
果実味はピュアでデリケート。しかもジューシーでうまみたっぷり。
セミセコですが、甘さは感じません。これなら辛口としてもいいように感じました。

キーンと冷やし過ぎず、ややぬるめでもいいですね。
むしろその方が、ナチュラルでふわりとした果実味を堪能できるかもしれません。

泡を飲んでいるというよりも、繊細で上質な赤ワインを飲んでいるかのよう
ゴクゴク飲むのではなく、ゆったりと飲みたくなります。
グラスはフルートグラスよりも、リースリンググラスくらいのものが良さそうですね。

ちょっと贅沢な、優雅な気分になれるランブルスコ です

(参考上代:4000円 税抜、 輸入元:ミナトワインインポート)




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赤ワインと上品系ルクセンブルグ産チョコのマリアージュ

2013-10-14 10:00:50 | 甘いもん
3連休の中日の晩酌は、前日に開けた トスカーナの赤ワイン のボトル残り半分を楽しみました。

ボトル半分のワインは、成人女性の ワイン適正摂取量 としてはやや多めになりますが、外で飲むと1人1本以上ということもありますから、それよりはずいぶんと健全かと(笑)

前日に試したマリアージュの組み合わせは、アメリカの ハーシーのミルクチョコ

少しザラザラとしたワイルドなキャラクターを持つハーシーの舌触りと、ミルクチョコのこっくりとしたなめらかなテクスチャーが、豊かな果実味とほどよい酸味&タンニンを持つトスカーナの赤ワインによく合いました。



ハーシーチョコとのマリアージュは大成功でしたが、さて、こちらとはどうでしょうか?


kaempff-kohler (ケンプ・コーラー) ルクセンブルク

シンプルで洗練されたパッケージが上品で素敵な、ルクセンブルク産のチョコです。





ケンプ・コーラー の名前は初耳ですが、ルクセンブルクにおける、フランスのフォションやイタリアのペック、英国のハロッズのような、高級グロッサリー 的存在の店らしいです。

それぞれのチョコの説明が書かれていなかったので、味わいの想像がつきにくかったものの、見た目から2つのチョコをピックアップし、トスカーナの赤ワイン「ブラッカーレ」 に合わせてみました。





ホワイト系チョコ (右)は赤ワインの組み合わせは難しいのでは?と思いつつも、試してみると、これが意外にも合う!
ホワイトチョコの濃厚なクリーミーさが、赤ワインのコクと相性バッチリ!

もうひとつ選んだのは、ややビターなブラックチョコ(左)。
口の中でチョコを少し溶かしたところに赤ワインを含みます。
ビターでコクのあるブラックチョコとトスカーナの濃密な赤ワインは、それこそ相性バッチリ。

ハーシー(USA)とのマリアージュはアクティブな感じでしたが、こちらは静かで落ち着きながら、内に秘めた情熱がじわじわしみ出す感じ。人もワインも相手次第ですね(笑)



ルクセンブルクが“美食の国”であることは、最近になって知られつつありますが、ルクセンブルクのチョコレートのおいしさとクオリティの高さ は、まだまだ知られていないのが現状でしょうか。

見た目も繊細で美しく、食べてもキメ細かく、デリケートで口どけなめらか。
国のイメージそのままの、気品あるチョコレートです。

日本ではまだ目にする機会が少ないのが現状ですが、今回いただいた「ケンプ・コーラー」のチョコはすでに日本に輸入されていますので、きっとどこかで出合えると思います。
私も買える場所を調べてみたいと思います。
(輸入元:デシーマジャパン)

-----------------------------------
(追記:2013.10.20)
どうやら、まだこのチョコレートは輸入が決まっていないようです。
私は一足先に味わわせていただいたようで、その幸運に感謝です!




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赤ワインとチョコレート

2013-10-13 17:35:39 | ワイン&酒
3連休は家で仕事を決め込んだので、晩酌は久々に自宅でゆったりワインです。
昨夜開けたのは、知人からいただいてしまっておいたイタリアの赤。


BRACCALE 2009 JACOPO BIONDI SANTI (伊トスカーナ、マレンマIGT)

ブラッカーレ は、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのつくり手として名高い「ビオンディ・サンティ」の流れを継ぐ ヤコポ・ビオンディ・サンティが、トスカーナの海岸沿いのマレンマでつくる、サンジョヴェーゼ・グロッソ80%、メルロ20% の赤ワイン。



深くしっかりした色調で、外観はパーフェクト。果実味が豊かで、口当たりはなめらか。タンニンがほどよく溶け込んでいます。樽の風味が私にはやや強めに感じるものの、時間をかけることで硬さがほぐれ、いい具合に開いてきました。アルコール13.5%。

瓶詰めのイベリコ豚のパテを合わせたら、これはやっぱりおいしい

じゃあ、シメにこれも合せてみる?


ハーシーのミルクチョコレート

ワインとチョコレートの組み合わせは 、しばしば素敵なマリアージュとなることがありますが、今回のブラッカーレとハーシーはかなり相性がよく、チョコとワインが口の中でまったり溶け合います。
この組み合わせはいいですね!



ちなみに、ワイン名の“ブラッカーレ”と は“獲物を追う”という意味の狩りの専門用語。

まだボトルに半分残っているので、今夜は別のチョコを獲物に仕立ててみようと思っています(笑)


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『和菓子のアン』とカステラと

2013-10-13 10:26:01 | 
この本が話題になったのは昨年くらいでしょうか。
ずっと読みたかったのにチャンスがなく、でも、スウィーツ好き友人のブログでハッと思い出し、図書館を覗いてみたところ、ラッキーにも見つけたので紹介しますします。


和菓子のアン  坂木 司  光文社 刊 (1800円+税) 

表紙装丁のおまんじゅう(“こしあん”ですね)が、和菓子好きのココロをグッと惹きつけます

主人公は、高校を卒業したけれど、就職先がなかなか決まらない“ぽっちゃり女子”。

偶然見つけた求人募集の貼り紙で、デパ地下の和菓子屋のバイトとして働くことになった主人公が出会う人々や、季節ごとの和菓子のさまざまなエピソードを綴ったストーリーになっています。

和菓子は季節や歳時を表現するものが多く、和菓子好きな私は、たいていの和菓子の来歴を知っているつもりでいましたが、新たな発見もありました。

ストーリーそのものは複雑ではなく、オトナの男性にオススメするには微妙ですが、和菓子好きの方なら軽く楽しめるかと思います。



和菓子つながりで、もうひとつ。

復刻バージョンの銀座線の車両って、カステラ に見えますよね?


先日、偶然出合った銀座線の車両をパチリ

実際、「銀座線カステラ」 という商品が販売されているようです(900円) → コチラ

“カステラ”に引っかかったのは、この秋スタートの NHK朝ドラ『ごちそうさま』 で、主人公の祖母が言う「カステラは手で割った方がおいしい」というセリフがあり、頭の中にカステラがずうっと残っていたから(笑)

そういえば、朝ドラの主人公は杏(あん)さん。
近頃は、“あん” にご縁があります。


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ワインを飲む日は虫養い

2013-10-12 22:31:04 | ワイン&酒
本日はもうひとつ。

「虫養い」 (むしやしない) という言葉を知っていますか?

空腹を感じると、お腹の虫が鳴きますよね?(笑)
その虫を抑えるための ちょっとお腹に入れる食べ物 を、“虫養い”と言います。

京都が発祥の言葉らしいですが、ユーモラスでありながら、奥ゆかしさもあるでしょうか?



3時のおやつを 食べて小腹を満たすのも、虫養いのひとつ。

甘いものをよく食べているイメージがある私ですが、食後のデザートとして食べることがほとんどで、実は間食のおやつはあまり食べません。

私が積極的におやつを食べるのは、夜にワインを飲む予定がある日です。
すきっ腹にいきなりワインを飲むと、急速に酔いが回ってしまいますから(笑)

そんなわけで、アルコールを飲む前には虫養い ―これ、鉄則です


例えば…


焼き栗ドーナツ マロンチョコ (ミスタードーナツ)147円→100円

ミスドでは、カボチャと栗の収穫蔡が開催中で、特定のドーナツが100円になっています(10月9日~14日)。

お皿の上に乗せられると、かなり大きい!ショコラ生地は厚みがあり、粒状の焼き栗入りのマロンホイップが入っています。かなりボリュームがありますので、腹の虫は満足したことでしょう(笑)
1個276kcal。



ほうじ茶とクランベリーのロールケーキ (無印良品) 130円

無印のバウムクーヘンはよく買いますが、1個のカロリーが非常に高いため、1人で食べて虫養いにするのは危険です。
そこで、初めてこのロールケーキを買ってみました。1個221kcal。

ほうじ茶風味のロール生地で、ドライクランベリー入りのクリームを巻いていますが、私にはどちらもインパクトがやや弱めに感じました。また、甘さも控えめであっさりなので、少々物足りない感がしました。ロールのボリュームがあるので、虫養いの目的は果たしましたけれど、ね。

単なる腹の虫を満足させる虫養いのためであっても、スウィーツというカテゴリのものをいただく場合は、中途半端なものは微妙だということを再認識しました。無印さん、厳しくってゴメンなさい。



甘いものでなければ、チーズ、バナナ、ヨーグルト、ホットミルク、ココア、などもオススメ。

そうそう、虫養いは お値段の手頃さ も大事かと。
飲みに行く前には、コンビニやカフェに立ち寄って、手軽に虫養いチャージ!することをオススメします


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3連休の甘い幕開けはショートブレッドで

2013-10-12 15:22:17 | 甘いもん
今日から3連休。
世間がお休みで静かな時こそ、私のような稼業の人間にとっては集中して仕事ができる貴重な時期ゆえ(笑)、腰を落ち着けて執筆に取り掛かれます

午前中に雑用を済ませ、さて、そろそろ昼の食事の用意でもしようかしら、と思っていた時に、宅配便のお兄さんが「まゆみさんにお菓子のお届けものです」と荷物を運んできました。
むむ?お菓子を注文した覚えはないけれど?

なんと!知り合いの方からの贈り物でした


チョコレートとショートブレッドと紅茶



早速、ランチ後に ショートブレッド をいただきました。


Handmade Shortbread Mini Biscuits SHORTBREAD HOUSE of Edinburgh (イギリス)

ショートブレッドは英国スコットランドの伝統菓子。ブレッド(パン)という名前がついていますが、スコットランドでは、鉄板の上で焼いた平たくて膨らみのないパンのことを“ブレッド”と呼んでいたので、平たい焼き菓子には“ブレッド”と名が付くものが多く見られます。

さまざまな“ブレッド”がある中で、“ショートブレッド”は、バターたっぷりのリッチな味わいの、ホロホロとした口当たりのビスケット。“ショート=さっくりとした”という意味がありますから、なるほど!


大きなサイズで焼かれるものが多いショートブレッド ―これは食べやすいミニサイズ

バターの風味がリッチで、ああ~、ショートブレッドって、なんておいしいんでしょう!

原材料を見ると、小麦粉の他に“米粉”(rice flour)が使われています。
私が持っている英国菓子の本のレシピ(日本人の英国菓子研究家が書いたもの)を見ても、“上新粉”(米粉)の文字があります。

スコットランドに米粉なんてあるのかしら?と不思議に思ったので、洋書版の英国伝統菓子のレシピ本(なぜか持っている、笑)でショートブレッドを探してみたところ、“self-raising flour”“cornflour”が使われていました。

self-raising flourは、ベーキングパウダーや塩などが混ぜられて売られているミックス粉のこと、コーンフラワーはトウモロコシ粉。米粉の記載はありません。
ショートブレッド独特のサックリ感はトウモロコシ粉からでしょうか。

この洋書版のレシピ本の出版は1988年。
今なら、英国のレシピ本にも“米粉”が記載されていそうですね。



素敵なスウィーツセットをお贈りくださいましたMさん、ありがとうございました



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スペインのワイン&グルメ

2013-10-11 12:37:58 | ワイン&酒
先週と今週のスペインのイベントリポートとして、ここ3日間にわたって スペインワインバレンシアナバーラリアス・バイシャス)を取り上げてきました。
今日は、その3つに入らないエリアのワインとスペインのグルメを紹介します。



CLOS PONS 810        担当マネージャーのミゲルさん

ピレネー山脈に近いカタルーニャのレスガリグエス地区でオリーブの栽培をしてきたファミリーが、2000年に新たなビジネスとして始めたワイナリーがつくるワインです。
DOはコステルス・デル・セグレ

毎年80本しかつくらない「800」シリーズの2010年ヴィンテージだから、「810」という名前が付いています。

ブドウは、カベルネ・ソーヴィニヨンとグルナッシュの交配品種であるマルセラン100%
きれいに凝縮された、ビロードのように超なめらかな赤ワインでした。

輸入元希望小売価格は、20000円!(税別)たしかにいいワインですが、お値段も素晴らしい!
それでも、今週まで某百貨店で開催していたワインフェアでかなりの本数が売れたとか。
買った人の中に、私の知人がいることを願っています(笑)
(輸入元:デプトプランニング)



クロ・ポンが元々はオリーブの生産者であるように、スペインはオリーブオイルの生産量が多く、品質も非常に高いということは皆さんもよくご存知のこと。
数多のオリーブオイルメーカーがあり、どれを選ぶか悩みますが、基本はやっぱり“味”。


オイルの飲み比べで味の好みをチェック

それでも悩んだ時は、別の要素もポイントになってくるかもしれません。


ファッショナブル!


持ち運びに便利&ちょっとしたプレゼントにも最適な超ミニサイズがあるのは嬉しい




オイルだけでなく オリーブペースト


スペインは海の幸も豊かです


甘いスイーツも気になる! バスク地方の伝統菓子


パッケージもオシャレ

スペインは、ワインにピッタリのグルメな食品をはじめ、誰でも楽しめる伝統スイーツも豊富。
海外旅行先として人気が高いのも納得です。


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やっぱり好き!リアス・バイシャスのワイン

2013-10-10 09:40:16 | ワイン&酒
スペインワインにおいて 「バレンシアのワインに注目しています」 とも 「ナバーラも面白い!」とも書きましたが、白ワイン好きとして、やはりついつい目が行くのが、“リアス・バイシャス”

一昨日の 「スペインワイン&フード商談会2013」 でも、ナバーラやバレンシアを探しながら、リアス・バイシャスもしっかりチェックしました。

リアス・バイシャスの代名詞といえば、アルバリーニョからつくられる辛口の白ワインですね。
でも今回、ほんのり甘いセミセコのアルバリーニョ を見つけました。


左)Alba Martin Albarino 2011 Martin Codex  右)Marieta 2011 Martin Codex

左は辛口のアルバリーニョ(アルコール12.5%)ですが、右の“マリエッタ”は、やや甘さのあるセミセコの微発泡タイプ(アルコール12%)。
リアスバイシャスでは初のセミセコ とか。

とはいえ、セミセコながら、左のアルバと比べてやや甘さを感じる程度。甘さをそれほど感じないのは微発泡のせいもあるかもしれない、とのこと。でも、開けてから時間が経っているせいもあり、飲んだ時にはガスはあまり感じませんでした。


マリエッタはエチケットもキュートで、栓も扱いやすいスクリューキャップ

アルバが2300円、マリエッタが1500円(参考上代、税別)。
価格、味わい、エチケット、開けやすさの点からも、マリエッタは女子受けしそうですね。
(輸入元:株式会社パラジャパン)



左)Ophalum Albarino 2011  右)Paco & Lola Albarino 2011

どちらもアルバリーニョ100%、同じつくり手の白ワインですが、パコ・イ・ロラの方が木の樹齢が高く、醸造においてもシュル・リーを行うなど、手をかけているため、オファルムより位置付けを高くして差別化しています。参考価格を見ても、オファルム2180円、パコ2980円。


思わず笑ってしまうオファルムのデザイン VS どこもかしこもキュートなパコ
(輸入元:日本酒類販売株式会社)



Mar de Frades Brut Nature NV

ブルーのボトルが目を惹く、アルバリーリョ100%、瓶内二次発酵のスパークリングワインの姿がありましたが、時すでに遅く、中身はなくなっていました。残念!

DO Rias Baixas で 2012年にアルバリーニョのスパークリングワインが認可 されました。
だから、ちゃんとバックラベルに“DO Rias Baixas” のシールが貼られています。
これは飲んでみたかった! 標準小売価格4500円(税抜)
(輸入元:株式会社ソル・イ・ソンブラ)



アルバリーニョの白ワインばかりでなく、リアス・バイシャスには赤ワインもある ことを、先週のリポートでも紹介しましたが、今回も見つけました。

リアス・バイシャスで90年の歴史を持つワイナリー 「Zarate」(サラテ)が、ビエルソの醸造家ラウル・ペレスとコラボしてつくった、赤ワイン3種です。
リアス・バイシャスで最も北に位置するサブゾーンの土着品種3種(エスパデイロ、ロウレイロ、カイーニョ)で仕込まれています。


ZARATE   Espadeiro 2011 / Loureiro 2011 / Caino 2011

木の樹齢が高く、エスパデイロとロウレイロは60年、カイーニョは80年。
発酵と浸漬の期間を長く取り、品種特有の香りを引き出しているということですが、これらの3種それぞれに独特の風味を感じます。スペインの他のどの産地の赤ワインとも違う、個性的な風味なんです。いずれもノンフィルター、無清澄。色は薄めなものもありました。なのに、味は薄くない。エキス分がしっかり出ています。アルコール度数はどれも12%以下。

希望小売価格5000円(税別)と、決してお安くはないですが、改めてじっくり飲んでみたいと思わせてくれたワインでした。
(カイーニョは生産本数1250本、他2つは600本)(輸入元:有限会社 オーケストラ)



やっぱり、リアス・バイシャスは興味深いですね


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ナバーラも面白い!@スペインワイン

2013-10-09 17:31:53 | ワイン&酒
昨日は、先週開催された「スペイングルメフェア」で出合った バレンシアワイン について書きましたが、昨日も 「スペインワイン&フード商談会2013」 が都内で開催されましたので、続けてスペインワインを紹介したいと思います。

2011年の“リアス・バイシャス”、2012年の“リオハ”に続き、スペイン大使館商務部が2013年のテーマとしてプロモーションを行っているワイン生産地は、 “NAVARRA”(ナバーラ)。

ここは、スペインワインに詳しくない人にとっては、どこ?と考える産地でしょうか。

まず、スペインとフランスとの国境を思い浮かべてみてください。
国境にはピレネー山脈が横たわっているのは知っていますね?

ピレネー山脈の南側の西の端っこから南に広がる地域がナバーラ です。

古代ローマ時代から大きな農園が拓かれ、ブドウ栽培、ワインづくりが行われてきた地域です。

特に、10世紀以降になると、北西部のサンチアゴ・デ・ラ・コンポステーラへの巡礼に向かう人が通り、交易が盛んになります(フランスから向かう人は必ずナバーラを通った)。また、ナバーラの地にも大きな修道院があったため、ワインづくりも発展しました。

もうひとつ重要なのが、ナバーラ王国 の存在です。3世紀にわたり、フランス人による王朝がナバーラを支配していました(1512年まで)。

最初の王となったのはシャンパーニュ伯。飲みなれたワインが飲みたい!ということから、出身地のシャンパーニュから、ブドウ、栽培および技術に携わる人々まで呼び入れます。

そのため、現在のナバーラでは、イベリア半島固有ブドウ品種が67%を占める一方で、カベルネ・ソーヴィニヨン(15%)やメルロ(14%)、シャルドネ(5%)などの欧州大陸の品種(37%)も見られます。


左)Ochoa Crianza 2008 Ochoa  テンプラニーリョ100%(輸入元:ミリオン商事)
右)Deyo 2008 Castillo de Monjardin  メルロ100%  (輸入元:サス)


DOナバーラのブドウ栽培面積は11500haで、スペイン全体の1.2%と小さいながらも、DO内の気候や土壌条件がさまざまであるため、5つのサブゾーンに分かれています。

他の産地同様、川が重要なポイントになっており、エブロ川とその支流の3つの川(エガ、アルガ、アラゴン)の周囲にブドウ畑が広がっています。

カンタブリア海に近い北側の地域は雨量が多く、山がちですが、南下するにつれて土地が平らになり、乾いてきます(北は大西洋性気候、中央部は大陸性気候、南部は地中海性気候)。

土壌、気候が多様性に富んでいるため、ワインも多様性に富むのが特徴 です。


試飲会の前日、プレス向けのプレゼンテーションで紹介されたワインを取り上げてみます。


左)Artazuri 2012 Artazu  ガルナッチャ100%
右)Piedemonte Selection 2010 Piedemonte  テンプラニーリョ+メルロ+カベルネ

左はガルナッチャ100%の若々しいスタイル(輸入元:ヴィントナーズ)
右は新樽で3カ月熟成させていて、モダンな味わいでした(同:ピーロート・ジャパン)


左)Seis de Azul y Garanza 2010 Azul y Garanza  メルロ90+カベルネ10
右)Altos de Inurrieta Reserva 2008 Inurrieta  シラー50+グラシアーノ50

左はオーガニックの若い生産者。新樽30%で10カ月熟(同:モトックス)
右は仏アリエ産の樽で15カ月熟成したレセルバ(同:稲葉)



バラエティ豊かなナバーラの 赤ワインは 総生産量の 60%
1980年代に大陸品種が改めて導入されたものの、その後はテンプラニーリョが拡大。
近年は、ガルナッチャが大きく注目を浴びています。

意外だったのは、実は、ナバーラでは、ロゼワインの生産が盛んなこと。
総生産量に占めるロゼの割合は、なんと 30%
白ワイン(9%)よりも格段に多いんです!

ナバーラのロゼワインは ガルナッチャ を用い、セニエ法でつくられます。

ナバーラのセニエ法は、ブドウを決して圧搾せず、低温で“かもし”(マセラシオン、果皮を果汁に浸すこと)を行い、発酵が起こらないようにしながら、フルーティなアロマと美しい色を引き出します。その後、発酵させ、フレッシュな白ワインのように仕上げます。


Senorio de Sarria Vinedo No.5 Rosato 2012 Senorio de Sarria

ガルナッチャ100%、きれいに輝く、美しい色のロゼ。口当たりがソフトで、フルーツのニュアンスたっぷり。アペリティフから前菜、魚料理まで、幅広く合わせられて使い勝手がいいのもポイント(輸入元:日西商事)

他の土地よりも雨の恵みがあり、また、エブロ川が流れるナバーラでは、緑の野菜が多く収穫できます。ナバーラが、新鮮な野菜料理を最も多く食べる地域であることも、ロゼワインが好まれる要因になっているようです。

また、現在、軽めで飲みやすいワインが人気なことも、ロゼが多い理由とか。
スペイン大使館の担当官も、「日本食にも合う し、個人的にも大好き」と言っていました。



ロゼが30%もあるなら、試飲会にもさぞかしたくさんのワインがあるでしょう、と期待をしましたが、ナバーラのロゼがなかなか見つかりません。上記のロゼ以外で見つけたのは、以前に紹介したことのあるシリーズ くらいでした。


The Tapas Wine Collection Garnacha Rosato 2012 Blackboard Wines
(輸入元:オーレジャパン)

試飲会場ではナバーラのワイン自体も少なく、せっかくフィーチャーしているのに残念…


Senorio de Sarria Vinedo Crianza 2009 Senorio de Sarria

こちらは、テンプラニーリョとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドの赤。
この2009年は、英国のSommelier Wine Awards 2013 - Goldと By The Glass awardを獲得。
ちょっと独特の風味があり、2009年なのにハツラツとした若さがあります。
輸入元希望小売価格1600円って、嬉しくないですか?(輸入元:日西商事)




DO NAVARRA 事務局長  ジョルディ・ビダル 氏

1968年マドリッド生まれ、母はフランス人。最初は料理の修行で仏ストラスブールに行くものの、後にボルドーを経てマドリッド工科大学で醸造を学び、ワインの世界へ。その後、さまざまな経歴を経て、DOナバーラ事務局長に就任(6年目)

ナバーラのワインもジョルディさんも、フランスと密接な関係があるんですね(笑)

フランスに統治されていた いにしえのナバーラ王国の歴史、多様性のある土地から生まれる多彩なワイン、ロゼワインのアイデンティティ、豊かな野菜料理、牛・羊肉料理、羊乳からつくられるチーズ(ロンカル、イディアサバル)、オリーブオイルetc...と、いっぱいの魅力が詰まったナバーラの土地にも惹かれます!

ブドウ栽培面積はスペイン全体の1.2%とわずかですが、DOナバーラの原産地としてのワインの売上は、スペイン国内のホテル&レストラン業界第3位で、国内全体でもTOP5にランクインするほどよく飲まれています。

まずは日本で探してみますが、ジョルディさんの話を聞いたら、ぜひナバーラの地に行ってグルメ三昧してみたくなりました


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バレンシアのワインに注目しています

2013-10-08 19:04:19 | ワイン&酒
私が子どもの頃は、 “バレンシア” といえば オレンジ!
たとえバレンシアがどこにあるかわからなくても(笑)

今となっては、バレンシアがスペインの東に位置し、ワインの産地のひとつであることは、もちろんよくわかっていますが

バレンシアのワイン は、オレンジと同じように太陽をいっぱい浴びてスクスク育ち、健全ではあるけれど、シンプルで飲みやすいワインというイメージがありました。

が、このところのバレンシアのワインを見ていると、メキメキとレベルが向上している と感じます。
先週出かけた「スペイングルメフェア2013」で出合ったバレンシアワインもそうでした。


ALVAREZ NOLTING (スペイン、バレンシア)

Chardonnay(右)は至極エレガントで繊細だし、赤ワイン2つは(左:Syrah 中央:Alvarez Nolting)、抽出がソフトでナチュラルでありながら、エキス分がしっかり感じられ、フィネスすら漂います。

アルコール度数においても、シャルドネは12%、シラーは13.5%、フラグシップのAlvarez Nolting(メルロとボバルのブレンド)でさえも13%と、かなり抑えてあります。

「どうだ?」と自信たっぷりの担当マネージャーの姿に、ちょっと苦笑しながらも、「いいね!」と言わざるを得ないクオリティでした。

手をかけてブドウを育て、醸造は最新設備を備え、ハイテクを駆使したワインづくりを行なっているのでしょう。
少々つくり込んだ感がなきにしもあらずですが、カジュアルで飲みやすいワインが多いと言われていたバレンシアで、こうしたハイレベルのワインがつくられるようになってきていることは、興味深いことです。



「ALVAREZ NOLTING」は創業2004年の若いワイナリー ですが、ここのように、バレンシアでワインづくりを始める新しい生産者が増えているように思います。

ハッとするワインに出合える面白さがあるので(特に赤)、バレンシアは私が今もっとも気にかけているスペインのワイン産地のひとつ。

リベラ・デル・デュエロやプリオラートのような華々しい産地の影で、バレンシアのような産地が実力をつけてきています。
気に留めていなかったような産地 こそ、今、注目すると面白いですね。


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ドイツの物語のケーキ「ガチョウ番のお姫さま」

2013-10-07 11:21:03 | 甘いもん
週の頭からスウィーツの話題で失礼します(笑)

昨日の「ユーハイム」つながりで、グループ店の 「ユーハイム・ディー・マイスター」 がシーズンごとに展開している、ドイツのデザイナー集団とコラボしたケーキを紹介します。

「ユーハイム・ディー・マイスター」 では、ドイツのペーター・シュミット グループが描いたケーキのデザイン画を元に、マイスター(昨日の記事 を参照ください)を中心としたユーハイムの職人たちがケーキを仕上げ、シーズンごとに発売しています。



2013年10月1日から2014年1月末まで展開されるのは、“ガチョウ番のお姫さま”
※物語は後半で紹介しています



野を駆ける白馬  504円

草原をイメージした抹茶ロール生地の中は、ホワイトチョコムース、イチゴゼリー&イチゴムース、ココアスポンジ。



ガチョウといっしょ  525円

アプリコットゼリーとジョコンド生地をホワイトチョコムースで包み、マカロンで羽を表現しています。



王様のかんむり  525円

甘酸っぱいオレンジゼリーをスポンジで挟み、チーズムースで包み込んでいます。王冠の中にはイチゴクリームがたっぷり。



願いを聞くストーブ  504円

レンガを模したロール生地の中はマロンムースとチョコレートムースが入っています。煙突はバウムクーヘン、炎に見立てているのはカボチャのクリーム。



お姫さまの結婚式  525円

バニラムースを甘酸っぱいラズベリームースで包み込んだ、ハート型がカワイイケーキ。ホワイトチョコの大きな指輪もキュート。

物語
隣の国の王子様と結婚するため、ある国のお姫さまは、人間の言葉がわかる不思議な白馬に乗って、王子様のお城を目指して出発します。ところが、旅の途中で召使の女中に脅かされ、服を交換させられてしまうのです。そのため、お姫さまは女中と勘違いされ、ガチョウ番をすることになってしまいます。実はお姫さまは美しい歌声を持っていました。美しい歌声の噂を聞き、こっそりやってきたのが隣の国の王様です。ストーブの前で、王様は娘に悩みを打ち明けるように勧めます。そしてとうとう女中の嘘がバレ、本当のお姫さまは隣の国の王子様と結婚し、幸せに暮らしました。



物語を知ると、ケーキのイメージも膨らみますね。

さて、どれをチョイスしましょうか。
これはかなり悩みます(笑)


コメント (2)
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神戸で90年の「ユーハイム」から記念スウィーツ登場

2013-10-06 14:33:39 | 甘いもん
バウムクーヘンで有名な ドイツ菓子 「ユーハイム」 は、今年、神戸で開業して90年 を迎えます。
それを記念したプレス発表会が先日、ユーハイム千駄ヶ谷店にて行われました。



まず紹介されたのは ユーハイムの5人のマイスター “マイスター5”(マイスターファイブ)


左より)和氣 隆正(2010)、尾下 学(2013)、岩附 功(2003)、吉賀 幹太(207)、松本 徹(2012)
※数字はマイスター取得年

マイスターはドイツの国家資格で、修練を積み、資格試験に合格した職人に与えられる称号です。
彼らはそれぞれ単身でドイツで修行し、マイスターを取得しています。

5人のマイスターはそれぞれ得意な分野があり、手先が器用な和氣マイスターは小さいタイプのケーキが、尾下マイスターはパイ菓子が、岩附マイスターは生ケーキが、吉賀マイスターは生地づくりが得意で、松本マイスターはバウムクーヘンとのこと。


マイスター5を率いる岩附マイスターは慶応大学卒、1978年入社

岩附マイスターをはじめ、5人のマイスター全員が大卒で入社しているのが意外でした。

ユーハイムのマイスターとしては、安藤 明さん が著名でした。
安藤マイスターは2012年12月に逝去されましたが、その後をマイスター5が守っています。
※訃報記事は → コチラ



さて、ユーハイム “神戸開業90周年”に話を戻しましょう。

ユーハイムの歴史は、ドイツ人の カール・ユーハイム が広島でバウムクーヘンを焼いたことから始まります(1919年)
※「1919年3月4日 バウムクーヘンの日」の記事参照 → コチラ

その後、東京の銀座の洋食屋で勤めた後、1921年に独立して横浜の山下町に店を持つものの、1923年の関東大震災で店が全壊。


横浜時代のユーハイムのクッキー缶

関東大震災で大打撃を受けたカールと妻のエリーゼを受け入れてくれたのが神戸でした。
1923年11月、カールは神戸で新しいユーハイムを開店しました。



そして今年、神戸開業90年記念のイベントが、2013年10月~2014年3月にかけて全国各地のユーハイムで順次開催されます。


神戸開業90年記念バウム 1050円

かわいいサイズの3段のバウムクーヘンに、ミニトートバッグ(黒、白、ピンクのいずれか)がセットされています。右の写真は3段のバウムを1段にカットしたものです。


大きなバウムクーヘンをカットする松本マイスター


店舗でも販売されるのが、大きなサイズのバウムをカットする“量り売り”

ホワイトチョコでコーティングした「バウムクーヘン」404円/100g と、神戸開業当時のレシピで作る「フォンダンバウム」504円/100g の2種。


バウムクーヘンの真ん中にクリームを入れた 「バウムトルテ」(各945円)も販売されます。


3種のバウムトルテの中で私のイチオシは トライフル

やわらかいクリームの中に、さまざまなフルーツが入ったフレッシュな組み合わせが気に入っています。


バウムトルテ  レアチーズ(左) ショコラーデ(右)

レアチーズはクリームがふわっふわで、チーズの風味がやや軽めに仕上がっています。


ショコラーデはガッツリ濃厚!



シュトロイゼルクランツ 840円

フランクフルタークランツ の上に、そぼろ状のビスケット“シュトロイゼル”を振り掛けたケーキです。見た目はシンプルですが、シュトロイゼルのサクサクした食感と濃厚な味がおいしく、甘さもしっかり。これも私好み。



神戸牛のミートパイ 368円

神戸店開業当時から販売していたというミートパイ。


北海道バターを使ったパイ生地がリッチで、超サックリ



気になるものはありましたか?
私はやっぱり、量り売りのカットバウムでしょうか




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