
評価

東地中海の大部分を支配下におくようになった大国トルコとキリスト教西欧諸国との戦いは1571年のレパントの海戦にもつれ込む。それは、スペイン・ローマ法王庁・ヴェネツィアの連合艦隊とトルコ軍合わせて500隻の船と17万人の激突だった!
結果は連合艦隊の勝利で終わったものの、その中心的役割を担ったヴェネツィアとしては要衝キプロスの奪還を果たすことができなかった。そこで、翌年以後何度か連合艦隊としての出撃を計画実行するが華々しい戦果を得ることができず、1573年西欧諸国の非難の中、ヴェネツィアは「キプロスをトルコ領とする替わり、トルコ領内での経済活動の保証を得る」ことで単独でトルコと講和を結ぶのであった。
3部作ラストのこの作品も、艦隊の並びとその戦術に多くの頁が割かれ、全体的な醍醐味が感じられないのが残念。1つの戦いにテーマを絞っているから致し方ないのかもしれませんが・・・