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評価
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再読(前回2020年3月2日)。
前科持ちの芭子と綾香コンビの第2弾連作短編集。①梅雨の晴れ間に ②毛玉を買って ③かぜのひと ④コスモスのゆくえ
大きな事件はないけれど、芭子と綾香の将来に少しずつ光が見えて来る。そして、2011年3月11日に芭子が遭遇するシリーズ最終巻へと向かう。
①くじ引きで大阪旅行が当たったコンビはUFJへ行ったりと旅行を満喫するが、綾香の高校時代の同級生と偶然再会。綾香の過去を同級生が知っていたことに驚く芭子。綾香が育った街は仙台。この事実がシリーズ最終巻へとつながる。
②芭子がペットショップで働き始めて、ペットの洋服の制作を手掛けるようになり好評を博す。小さい子供の誘拐事件のエピソードあり。
③綾香に男性を紹介された芭子だったが、その男性の職業が内偵捜査専門の警察官だったことを後で近所のウザイ若手警察官・高木聖大から知らされる。
④行きつけの小料理屋「おりょう」の女性が夫からDVを受けていることを知った二人はどうにか力になろうとするのだが、後で女性の本性を知ってびっくり。
コラムニスト・堀井憲一郎の解説が面白い!