評価
再読(前回2018年4月17日)。
通訳の目で見た東西文化、国民性、常識と非常識の違いを著者独特の切り口に下ネタを加えて披露する抱腹絶倒!拍手喝采!間違いなしの知的エッセイ。何度読んでも面白い!
太平洋戦争後の日本分割論、オウム真理教事件に及び腰だった大手マスコミへの言及、米国によるイラク攻撃への辛辣な物言いなど、鋭い分析力に「うわぁ~凄いな」と唸ってしまう。
「オウム事件の追及をしたのが文春を代表とする週刊誌だった」
とのくだりは、現在の政権与党・官僚追及の状況と何ら変わっておらず暗澹たる気持ちに陥ってしまった。
だから、ワシはテレビも見ず、新聞も取っていないんだ!
と、声を大にして言える根拠を米原さんありがとー(笑)!