評価
小説家の「私」が旧友の元聖書学者が住むエルサレムを訪ねて、ガリラヤ湖畔、死海とイエスの足跡をたどる。イエスの物語も同時に語られる複合構成。「キリストの誕生」「イエスの生涯」と読み進めてついに著者のイエス像発見!
「私」の学生時代の寮の舎監(修道士)ユダヤ系ポーランド人・コバルスキ(あだ名:ねずみ)の行方も同時に探し求めるが、ドイツの強制収容所で亡くなっていることが判明。この男の最後とイエスの最後に「私」は永遠の同伴者としてキリスト像を見出すのであった。
狐狸庵先生のキリスト像がわかりすっきりしました!
遠藤周作面白い!!!
今年は、アガサ・クリスティーイヤーかつ小川洋子イヤー、遠藤周作イヤーだ(笑)!