白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

たけくらべ。

2021年03月24日 | 家族・自分

今まで使っていたイスがユプユプになってきちまったので、やむなく、娘が小学校の頃から使っていたイスを納戸から出して来た!座高がピッタリ、って、そんなバガな!?

そして誰もいなくなったーアガサ・クリスティー

2021年03月24日 | 読書

評価3

イギリスにある島・インディアン島に招待された10人は「各人の過去に殺人を犯した嫌疑がある」とのレコード盤の声を聴く。ここから10人のインディアンの少年が次々と消える童謡に符合する殺人が続いて「そして誰もいなくなった」のだった。一人ずつ消える度に恐怖がつのる閉鎖空間のサスペンス!

「アガサ・クリスティーの最高傑作」との呼び声が高いのでポアロシリーズを離れてみたが、率直な感想はイマイチ・・・一人一人が消えて行くドキドキ感はあるが、延々と「犯人は誰だ?」「次は誰の番だ?」「殺人の嫌疑は本当か?」が続くためけっこう疲れる。最後の犯人の独白で真相はわかるが、わかってしまえば、「えっ!?そこんとこ、なんで、みんな騙されたわけ・・。?」と納得行かず。

すれ違う背中をー乃南アサ

2021年03月23日 | 読書

評価3

再読(前回2020年3月2日)。
前科持ちの芭子と綾香コンビの第2弾連作短編集。①梅雨の晴れ間に ②毛玉を買って ③かぜのひと ④コスモスのゆくえ

大きな事件はないけれど、芭子と綾香の将来に少しずつ光が見えて来る。そして、2011年3月11日に芭子が遭遇するシリーズ最終巻へと向かう。

①くじ引きで大阪旅行が当たったコンビはUFJへ行ったりと旅行を満喫するが、綾香の高校時代の同級生と偶然再会。綾香の過去を同級生が知っていたことに驚く芭子。綾香が育った街は仙台。この事実がシリーズ最終巻へとつながる。

②芭子がペットショップで働き始めて、ペットの洋服の制作を手掛けるようになり好評を博す。小さい子供の誘拐事件のエピソードあり。

③綾香に男性を紹介された芭子だったが、その男性の職業が内偵捜査専門の警察官だったことを後で近所のウザイ若手警察官・高木聖大から知らされる。

④行きつけの小料理屋「おりょう」の女性が夫からDVを受けていることを知った二人はどうにか力になろうとするのだが、後で女性の本性を知ってびっくり。

コラムニスト・堀井憲一郎の解説が面白い!

沈黙ー遠藤周作

2021年03月22日 | 読書

評価5

再読(前回2017年3月18日、前々回2016年12月6日)。
布教のため日本にやって来たポルトガル人司教・ロドリゴが奉行所に捕らわれ棄教するまでの物語。キリストの生涯と司教の生きざま、切支丹弾圧を重ね合わせ、神の沈黙を問い続ける名作。

セバスチャン・ロドリゴは自問自答する。
「あの穴吊りを受けている百姓たちの呻き声を聞くに耐えなかったからか。そうです。そしてフェレイラの誘惑したように、自分が転べば、あの可哀想な百姓たちが助かると考えたからか。そうです。」

沈黙の意味がわからず3度目の再読。
おぼろげながらその意味がわかった気がする。

イン・ザ・プールー奥田英朗

2021年03月19日 | 読書
評価4

再読(前回2017年1月10日)。
①イン・ザ・プールー心身症、不定愁訴
②勃ちっ放しー持続勃起症
③コンパニオンー被害妄想
④フレンズー携帯中毒
⑤いてもたってもー強迫神経症

病んでいる人々をいつの間にか治癒に導く「注射フェチ」伊良部一郎シリーズの第一弾!あいかわらず、適当さと天然さが気持ち良い。看護師のマユミちゃんの胸の谷間と太腿も健在!たまに読んでみたい奥田英朗の現代人への贈り物!