暑さ、寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、朝夕は半袖シャツでは寒いくらいになり、いつの間にか、夜は虫たちの合唱が始まっています。
昨年の今頃は、退職日を前に、たくさん残っていた年休の1/3ほどをもらい、最後のバイクツーリングで、近畿、北陸、信越を回りながら、自由になった解放感と、先のみえない現実の狭間で、おどおど過ごしていたように思います。
今年は、ゆったりした中にも、一日一日を意識し、季節の移ろいを感じながら、自立した自覚を持った日々を送っています。
定期収入は無いに等しく、バイト等の収入は、昨年までの1割程度です。
今まで、自分がどれだけ無駄なお金、無駄な時間を使ってきたが、この1年、自分と向き合うようになって、わかるようになってきました。
今日は、カミさんの生家のお墓とわが家のお墓まいりをしてきました。この時期にタイマーを合わせてように、彼岸花があちこちに咲いていました。
子供の頃から、墓地に行くとたくさん咲いていた花という印象が強く、祖母や母からは、毒があるからさわちゃだめだ、と言われてきました。
この花には、不気味な、暗いイメージを持っていましたが、40代初めに、家族旅行で行った、埼玉県の高麗川沿い、巾着田の彼岸花の群生を見て、その赤に圧倒され、彼岸花への印象が、明るいものに変わりました。
彼岸の読経に来てくれたご住職の置いて行った冊子をみたら、彼岸花は、別名曼珠沙華。
天上の花と言われ、おめでたいことが起こる兆しのとき、赤い花が天からふってくる。
花言葉は、”また逢う日まで”と書いてありました。
1年に一度、秋の彼岸頃にきっちり咲く、彼岸花。
来年の秋も、此岸(しがん:この世)で逢えるといいなぁ。
彼岸花の旺盛な生きる力に学ばなくては。
明るいイメージを持っていれば、明るく生きられる(自分を納得させられる)。
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老婆心ながら、植物は結構、毒もあります。
スイセンなども野菜に混じって、食べてしまうとやばいようです。
作業後は、よく手洗い。
球根は、しっかり分けて、しっかり表示。
バイトで、教えてもらいました。