まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

やれやれ、停電が解消した

2019年09月12日 | 台風15号(201909)
いつもの感覚で、じきに復旧するだろうとお気軽に考えていた台風15号の停電は、思いのほか大ごとになり長引いたが、ようやく電気が流れてきて「有難い便利な生活」に戻った。
 
スマホの電池は2日目には底をつき、情報はラジオに頼っていたが、テレビが映るようになり、南房総、内房エリアの惨劇を目て見て、ことの大きさを改めて知った。
 
東電は他からの作業応援を受けて復旧に全力で当たってくれている。現場の皆さんの夜を徹してのご苦労にはほんとうに頭が下がるし、感謝である。
 
千葉県民であれば、いつも使っている電気は、富津、姉崎、袖ケ浦、君津など内房エリアの火力発電によっていることは知っている。
 
その送電鉄塔が転倒し、電柱がそこここで道路になぎ倒されている状況は、東電が一番最初に把握したはずである。
 
あの大きな送電鉄塔がひっくり返っている現状を知れば、素人の私にもこの復旧がいつものように数時間で復旧するはずがないと理解ができる。
 
復旧の目途が立たないまでも、長引くとなれば心構えも含めそれなりの対応、対策もできる。
分からないとほうりなげられるより、最大7日は停電するぞといわれれば、それなりに動くのは私だけではないだろう。
 
そんな事故の状況の説明はなく、ただ行政の広報車で「対策を進めています、復旧の目途はたちません」と繰り返しても、暑いのに輪をかけて、気持ちも凹む。
 
送電は、東京電力パワーグリッドという会社が受け持っているようだけれど、こんな時こそ親会社がきちんと現状を広報をし、行政にも働きかける。
そんな生活者目線があってもよいのではと感じる。
 
テレビやインターネット上のホームページなんてのは、平時のものであって、電気がなければなんの役にもたたない。
 
安房エリアも高齢化が進んでいる。おじいやおばあでTwitterなどのSNSを使いこなせるのは少数派でこれも有効ではない。
 
行政からの状況説明やNHKラジオなどの災害放送など言葉できく情報がたよりである。
 
電気がなければ、水道もでない。
ガソリンを給油するポンプも回らない。
冷凍・冷蔵設備が使えないから、コンビニ、スーパーは閉店。
夜は熱帯夜で、今の家は気密がいいから、日中にこもった暑い空気とともに、温室効果マックス。一晩中団扇であおいでも寝られない。
 
体の弱い方はもっとお困りだろう。
 
復旧が明日以降のエリアの皆さんの生活は、そろそろ限界じゃないのかな。
 
先日の簡保の不祥事でのとんちんかんな幹部会見を思い出す。
郵政だって、現場の人は指示された中で一生懸命やっているにすぎないだろう。
本当に悪いのは誰なんだい?
 
東電という会社も、現場で働く人たちと、東京の空調の効いたビルの中にいる幹部とは目線の高さがそうとう違う会社なのかもしれない。
 
幹部と打ったら、『患部』と誤変換された。(笑)
組織の幹部が、『患部』の会社じゃしょうがない。
 
普段の何気ない当たり前の生活が、実は本当にありがたいことだと思い知った数日になった。
 
コメント
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