夕方、消防署の広報車が停電の間に電気を流しぱなし(通電状態)にしておいた家電品などは、停電から復帰し電気が急に流れると発火し火災の恐れがあるという広報を行っていた。
わが家の停電復帰の瞬間は自宅にいなかったのだが、シルバーバイトから帰ってきて隣の家の電気がついているのに自分の家だけついていないことに気づき、ブレーカーを点検してみたら主電源が落ちていた。
ブレーカーを上げてみると家のそこここでつけた記憶のない照明が一斉に点いた。
トイレ、洗面所、お風呂場・・・。
停電になってもいつもの習慣で必ずスイッチを入れて、つかないのでそのままになっていた照明器具だ。
これらに加え大電力の給湯器、エアコンなどが一斉に動き出したのでブレーカーが落ちたのだろう。
そういう体験を振り返ると、今日の消防署の広報はさにあらんである。
長い間の停電断水で不便を強いられ、ようやく復旧したと思ったら火災で家を失ってしまうのではあまりだ。
そこを事前に可能性として周知している消防署の広報車。
こういう危機管理意識がいい。
こういう危機管理意識がいい。
危機管理は最大限の被害を想定し、そこから引き算をしていく。
結果、なにもなくて当たり前。
結果、なにもなくて当たり前。
言うは易しだけれど、生意気盛りの若いころに、よくこんな話で頭を小突かれたことを思い出す。
千葉県内にはまだ停電の続いているエリアがたくさんある。
長引くほど停電期間中の家電品のスイッチなどはルーズになるだろう。
長引くほど停電期間中の家電品のスイッチなどはルーズになるだろう。
もうじききっと電気も流れる。
老婆心ながら、今一度家電品のコンセントを抜いたり、スイッチを切ったりという動作をしておいてほしいと思う。