午前中は、地域の役仕事で外を動き回った。
残暑の日照は、ジリジリ肌が焼ける感じで、危険な暑さだった。
午睡をし、気持ち的に少しラクになった時間で、写仏をした。
仏像などを、これがご本尊さまだから、有難がれ。
と言われても、私には理解ができない。
偶像にどんなにお布施という名で、お金をつぎ込んでも、お願いしても、事態は好転しないと思っている。
ただ、優れた仏教美術や仏像。
綿々と地域の人々が守り受け継いできた仏像などを前に、静かな時間を持つことは、とても清々しい。
情緒的だけれど、神々しさを感じることもある。
仏教美術や仏像、田舎の片隅に残る、庶民の心、生活が紡いできた仏像などを崇める気持ちは経験的に受け入れる。
そういう点では、偶像もメンタル的には大きなご利益があると思う。
Web上には、写仏、写経のツールを無料公開しているサイトもあり、随分前からそんなツールをDLし、印刷して、徒然の時間を過ごしてきた。
観音様の細かい柔らかい輪郭線や、意味のわからない般若心経の漢字に集中してなぞっている内に、とてもいい時間となる。
モーツアルトと写仏、写経の、和洋折衷も案外いい。
何かに集中するということは、その分余計なことを忘れるということかもしれない。
今日も、いい休養時間になった。