まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

R2の停波

2020年08月08日 | ラジオな日々

数日前の新聞で、NHK経営計画案が発表されていた。

あまり新聞は読まないのだけれど、NHKラジオはよく聞いているので関心をもった。

NHKには、AM全国放送のR2、全国放送だけれど地方支局独自番組も流してくれるR1。

国際放送としてのラジオ日本(短波)。

NHK FM放送、R1同様地方作成番組もあるNHK FM(千葉)がある。

これらの放送の内、もっとも話が硬くてつまらない、すぐに眠くなるのがR2である。

言い換えると、起きていよう、話を理解しようと一定の緊張感をもって聴かないと聴き取れない、有益なものが多いということだ。
この類の番組は、話題性も聴取率もちろん稼げないだろう。

もっともNHKらしいラジオ放送だと思ってきたのだけれど、近々にこのR2が停波の方向で整理されたようである。

時代の移り変わりの中で、仕方がないとは思うけれど、そうとう寂しくもある。

小学生の頃は、夕方放送されていたそろばん教室を聴いて、ずいぶん長い時間がかかったけれど、最終的にはラジオ教室で2級まで進んだ。

おさがりの古いそろばんとラジオ。懐かしい時間である。

また、いまだに、ではあれけれど、英語は大の苦手で、中学、高校は、基礎英語、英会話を随分聴いた。

聴いた時間ほどは成果は上がらなかったが、赤点をとることもなく、嫌いになることもなく、英語のわからないふつうのジイサンになれたのは、R2の影響も多いと思っている。

数年目に早期退職してからは、再びR2をよく聴くようになった。

特に週末の、『仕事現場』『朗読』『宗教の時間』『時空旅』『文化講演会』などは
話は硬くてつまらないけれど、ラジオを聴くという態度を迫られるNHKらしい有益な良い番組だと感じている。


こういうものもだんだんなくなって、聞き流すだけのバラエティーやトーク番組ばかりになっていくのかなと思うと、昭和がどんどん時の中に流れて消えて行くようで、複雑である。

NHKさん、受信料は払えるうちは払うから、お金儲けばかりに走らずに、NHKらしい有益な番組を作って存在価値を残してください。<(_ _)>

 

コメント
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