今回の旅では、行き先を①只見町の河合継之助記念館とその周辺②六十里越(R252)を走って、八十里越の雰囲気をしのぶ③地味な温泉に立ち寄って、旅の思い出を作る(檜枝岐村駒の湯)だけ決めて、詳細はノープランで出発しました。でも、1泊は道の駅等の安全な場所で車中泊を体験してみるつもりでした。
被災地で車で暮らすことを余儀なくされているという話をここ数年よくききますが、それがどんなものかを少しでも感じたかった。
R4号バイパスにある、道の駅しもつけというサービスエリアまでとにかく夜走って、数時間車で寝る。翌日4時に起きて、福島県南会津を目指す、これが最初のミッションでした。
18時に家を出て、23時近くにサービスエリアに到着。車中泊をしている人の多さに驚きました。軽自動車もぽつぽつとまっていました。
ポケットラジオで『Radio Berry』を聞いているうちに数時間うとうとできましたが、軽の小さなシートでは安眠とは程遠いです。持参した寝袋のおかげで寒さは感じませんでしたが、体が休まるという状況ではありませんでした。
被災し、車で一時を過ごすことを強いられる生活のつらさ、あばら屋でも手足を伸ばしてくつろげる家があることのありがたさを体験できた時間でした。
『衣・食・住』という言葉がありますが、ヒトは、衣食足りたあと、安住できる住処があって、はじめて、先のことを考える余裕がでてくるのかもしれい、きっとそうなんですね。
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