11月16日 おはよう日本
小さい胸を可愛く見せようと工夫がされている下着。
作ったのは20歳の女子大生。
胸が小さいという悩みを解決してくれる下着がなかったため
自らデザインした。
去年 ネットで売り出したところ
同じ悩みを持つ女性の反響を呼びヒット商品となった。
その後毎月の売り上げは600万円に。
期待の若手クリエイターとして表彰された。
(ハヤカワ五味さん)
「私自身この5年くらいすごく人生が変わって
すごく運命的なものを感じます。」
個人間取引 C(consumer)to C(consumer)は
より手軽に取引ができるスマートフォンのアプリの登場などにより
人気が急速に高まっている。
取引されているのはスカートなどの古着に手作りのアクセサリー
使わなくなった家電などあらゆる物がある。
横浜市に住む会社員の池上香子さん。
半年ほど前から使わなくなった家電や衣類などを販売するようになった。
「昔のやつがいらなくなったと言っていたので主人の財布を出品してみました。
すぐ売れました。
12,000円です。
私のお小遣いになりました。」
池上さんが使っているのは専用に開発されたスマホのアプリ「mercari」。
フリーマーケットのような仕組みからフリマアプリと呼ばれている。
池上さんはこの日シャツを売ろうと考えた。
まずアプリを起ち上げ写真を撮る。
売りたい値段やサイズなどの情報を打ち込み出品。
この間わずか3分ほどである。
池上さんはこれまでに冷蔵庫や衣類など20点ほどを販売。
10万円を売り上げた。
「出品して1時間とか
すぐ購入者がつくこともある。
ちょっとゲーム感覚。
出品したものが全部売れるゲームみたいな。」
このアプリを開発した会社は急成長を遂げている。
2年前 数人で始めた会社。
今では200人ほどが働いている。
アプリのダウンロード数はこれまでに2,000万件以上。
毎日数十万点の品物が出品されるようになった。
この会社は出品者と購入者のお金のやり取りを間に入って仲介する。
まず購入者が会社にお金を払うと
それが出品車に伝わり
商品が発送される。
購入者が商品の到着を報告すると出品者に代金が支払われる仕組みである。
取引額の10%が手数料として会社の利益になる。
個人同士の取引なので会社は責任を持たないとしている。
届いた商品に不備があったり偽物が届いたなどのトラブルが起きることがある。
このアプリは購入を考える人が出品車に直接質問ができる。
「ブランドの保証書はついてますか?」
「ありますよ!」
「キズはありますか?」
「角が少しすれています」
さらに届いた商品が説明と違った場合
会社は預かっている代金の支払いを止めてくれる。
その間 会社は取引を成立させるか互いに話し合うよう促し
トラブル解決の手助けをする。
(株式会社メルカリ 山田進太郎代表取締役)
「少しの金額でも損したと一度思うとなかなか信頼感が回復しないと思うので
すごく信頼できると思ってもらえれば
その後5年10年と使い続けてもらえるのではないか。」
民間の調査会社が集計したインターネットを介した個人間取引の市場規模は
去年は1年間で5,000億円伸びたため
今年はさらに伸びると予測されている。
市場の拡大に伴って思わぬものも取引されるようになった。
coconalaのサイトではでは結婚式のスピーチの添削
さらには1人1人に合わせたメイクのアドバイスなどのサービスが
安いもので500円から取引されている。
利用者の1人 都内に住む櫻田優さん。
これまでメイクに苦手意識を持っていた。
親しい友達にもなかなか相談できずにいた櫻田さん。
ネットならば直接ひとに合わずに相談できるとサービスの購入を決めた。
依頼から2日後
メイクの専門学校に通っていたという女性からアドバイスが送られてきた。
そこには自分が送ったノーメイクの写真をもとに細かい指示が書いてあった。
たとえば
もともと眉に自然な太さがあるので
書き足さずにそのままの形を生かしましょう
「アドバイスに沿ってメイクすると自然な感じに出来上がるのですごくいい。」
ネットを通して手に入れたオンリーワンのメイクアドバイス。
櫻田さんは自信を持てるようになったという。
「きれいになったねと言ってくれるようになった。
ちょっと恥ずかしいけどうれしい。」