(食べログ)
JR東京駅 地下中央口改札より3分
地下鉄東京駅 改札より2分
地下鉄二重橋前駅 改札より7分
大手町駅から273m
新丸ビル6F
http://www.barbacoa.jp/marunouchi/index.html
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12月7日 編集手帳
山本五十六は連合艦隊司令長官になる数年前、
現在の大分県杵築市を訪れた。
対米強硬派によって海軍を追われた親友、堀悌吉の実家を訪ねるためだ。
軍装ではなく背広姿で、
お付きも伴わずに3等車に乗って来たという。
堀の親族から聞いた。
人となりがうかがえる。
山本は現状を冷静に見つめ、
先を見通せた。
対米戦に反対し続けたが、7
4年前の12月8日、
自ら火ぶたを切る運命となった。
なぜ無謀な戦争に至ったか。
「比類なき大海軍記者」と称された伊藤正徳は『連合艦隊の最後』で<戦争熱>を挙げる。
陸軍が火を付けて煽(あお)り、
学者や作家、ジャーナリストに<「英米討つ可(べ)し」 や「大東亜共栄圏」なぞを書き立てる者が輩出>し、
海軍も「ノー」と言えなかったのだと。
安全保障法制を巡る狂騒のように、
戦後は<反戦熱>が席巻する。
戦争を絶対に仕掛けないが、
抑止力は必要だという冷静な議論が広がらない。
伊藤によれば、
<平和論やら中立論で大衆の人気取りをやっている連中>が、
<(戦前は)陸軍の人気取りに走って、
日米交渉を媚態(びたい)外交なぞと罵倒した>。
戦争熱と表裏一体なのだろうか。