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銀座5丁目 鉄板焼き 大和

2013-12-06 20:24:14 | グルメ
  (食べログ)

   

  

 


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日商 三村会頭に聞く 日本経済再生のカギ

2013-12-06 07:00:00 | ビズ プラス
11がう24日 BIZ+SUNDAY


11月21日に開催された日本商工会議所の臨時会員総会。
新日鉄住金 名誉会長の三村明夫さん(73)が新しい会頭に就任した。
新日鉄の社長 会長として経営に辣腕をふるった三村さん。
中小企業を中心に全国127万社が加盟する日商の会頭としてどのような舵取りを見せるのか注目を集めている。
日商は大正11年(1922)に設立され今年91周年を迎えた。
三村さんは19代目の会頭。
新日鉄住金からは13代 永野重雄さん(1900~1984)以来の就任である。

Q.日本の中小企業が日本経済に果たす役割
  日本企業 中小企業の強さとは?

(日本商工会議所 三村明夫会頭)
「日本は大企業だけで経済が成り立たない。
 多くの組み立て産業は中小企業に技術もサプライ(供給)も依存。
 中小企業無しには大企業は存在できないようになっている。
 永野重雄が遺稿の中で行っていたが
 “日本の大企業と中小企業の関係は
  風雪に石垣が耐えるように大きな石 小さな石 中くらいの石をうまく組み合わせることにより
  非常に堅固な石垣が出来ている。
  これと同じような構造が日本経済の中にある。”。
 中小企業だけで日本経済が上手くいくとは思っていない。
 みんなが思っている以上に非常に大事な役割を中小企業は果たしている。
 ややもするとみんな忘れてしまう。
 我々が経営をしっかりとして中小企業を作ると同時に
 中小企業に社会の光をもっとあてるということも日本商工会議所の大事な役割。」
Q.中小企業をめぐる現状をどういうふうに見ているか?
「我々の調査で東京の中小企業のトータル賃金の上げをした企業がどれくらいいるのかを調べたら
 35%の企業がトータル賃金の上げをした。
 トータルというのは人数を増やすことによってトータル賃金を上げるということ。
 ボーナスを増やす形でもいい。
 これはうれしい驚き。
 大企業に比べれば明らかに収益の好転は遅れるが
 35%くらいの企業はその中でも賃金を上げるというのは
 将来に対する確信がないとなかなかあげないがそういう状況にある。
 中小企業はまだまだ絶対レベルでは大変。
 日本経済の好転のメリットを徐々に受けつつあるということだと思う。」

三村さんは新日鉄の社長時代積極的な世界展開で当時の最高益を更新。
去年は会長として住友金属工業との経営統合を取りまとめ粗鋼生産量世界第2位の鉄鋼メーカーを誕生させた。
Q.会頭としての自身の強さというのはどのように考えるか?
「強さというよりまず自分の弱さを直すべきと思う。
 一番の弱さは何かというと
 地方から見て日本経済がどういうふうに見えるのか。
 ずいぶん中央目線で見るのと地方から見るのでは違って見えると思う。
 そういう場に自分としては身を置いたことがない。
 鉄鋼業というのはやはり中央目線。
 いろんな役職もしたがすべて中央目線。
 今回初めて514の商工会議所が地方にあるという目で日本経済を見たらどのように見えるのか
 自分ではまだ本当のところはわからない。
 口ではいろいろなことが言える。
 まず自分がやるべきことは強さというより自分の弱さを直す。」

経営者としても財界人としてもその動向が常に注目を集めてきた三村さん。
自らに欠けている地方からの視点を身につけるため各地の地方都市を視察し経営者たちの生の声を聞くことにしている。
Q,いま政府に求めたいことは?
「政府にのみ“成長戦略を作ってくれ”と言っているだけではなく
 我々は資本主義社会の中にいる。
 そこでの主役は民間。
 政府にやってもらうことは要求し続けるべきだと思う。
 特にデフレからの転換は政府にしかできない。
 これからは民間が“自分たちが主役なんだ”という自覚でやるべきことをやる。
 そういう局面にどんどん入っていくのではと思う。
 それは一人一人が考えるべきだと思う。」
Q,日本商工会議所のトップとして日本経済復活のカギは?
「連帯。
 中小企業と大企業。
 国とプライベートセクター(民間企業)。
 1人1人が自分の役割を果たすと同時に互いが連携しながら日本経済再生のために頑張る。
 五輪を活用しようじゃないか。
 五輪というのは日本人の心を一つにまとめる。
 日本にとって大きなイベント。
 みんなで一緒にこれをがんばろうじゃないかと。
 五輪がこの国に来るということは日本再生、日本全体の連帯のためにも非常に素晴らしいプロジェクト。
 そういう意味でも連帯。」
Q.2020年には何をやっている?
「ぼくはもう引退している。
 ぼくの任期は2019年。
 厳密に任期は守らなくてはいけない。
 ぼくは五輪の前の年に辞める。
 ただ開会式は出たい。
 2020年のときは一生懸命やったと思えるか
 だめな会頭だった いろいろなことをやればよかったと思うのか
 どちらか分からないが思い切りやったと満足感に浸りながら五輪の開会式に行きたいと思う。」
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GEのノウハウ生かす藤森流リーダー育成

2013-12-05 07:00:00 | ビズ プラス
11月24日 BIZ+SUNDAY


福島県須賀川市にあるリクシルの研修所。
去年 リーダー養成を目的に1億円かけて改装した。
モデルにしたのは世界的に有名なGEの施設である。
ピットと呼ばれる階段状の会議室。
研修後に社員と経営陣が打ち解けた雰囲気で語り合えるラウンジもある。
この日は社内から選抜された課長クラスの研修が行われていた。
出身企業の枠を超えて5人がグループとなり与えられたテーマについて議論を重ねその結果を発表する。
研修は業務と並行しながら6か月。
3回の宿泊研修もある。
参加するのはリーダーの資質などが評価された人だけ。
課長クラスでは全体のわずか5%ほどである。
その1人に選ばれた秋田佳代子さんは東日本全体の受注を管理する部門で次長を務めている。
300人の部下を指揮している。
(東日本住設・タイル受注センター 秋田佳代子次長)
「自分でなかなか学べない分野なので今回の研修は特に。
 何か自分の仕事に生かせるようなことができればいい。」
研修には必ず経営陣が参加する。
この日は藤森社長とともにGEの幹部だった八木洋介副社長が講師役を務めた。
秋田さんのグループの発表が始まった。
「高齢者層をターゲットとしたリフォーム戦略が成長の鍵になる。」
今後 高齢化がすすむなかで介護が必要な人に合わせた住宅の改修ニーズが高まると分析した。
「深層心理からニーズを引っ張ってきて絞り込みをする。
 そこから戦略を出していかないといけない。」
(八木副社長)
「粗っぽくて使えないね。
 高齢者が大事ということはうちの社員であればわかっている。
 今 持っている情報をバナナのたたき売りふうに出してきただけという感じがする。」
厳しい評価だった。
秋田さんたちは実際のビジネスに展開できるよう内容を練り直すことにした。
(八木副社長)
「なんで俺がえげつなく言うか分かる?
 俺はこの中から将来の社長を出したいからだ。
 厳しく言わなければ社長になれない。
 この会社の次世代を育てなければいけないと思ったら甘っちょろいこと言ってられなくなる。
 ということで期待しているから言った。」
(東日本住設・タイル受注センター 秋田佳代子次長)
「お前はこうだぞとか
 こういうことどうなんだとか
 強い口調で言われることがまず近年ないのでポーンと言われるとウっと来る。
 使ってない頭を使ったという感じ。」
(八木洋介副社長)
「経営者が息吹を吹き込んでいかないと本物のリーダーは育たない。
 私は研修の場はリーダーを作る培養の場だと思っている。」


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グローバル企業への変革 リクシル藤森社長

2013-12-04 07:00:00 | 報道/ニュース
11月24日 BIZ+SUNDAY


20世紀最高の経営者と言われたGEゼネラル・エレクトリックのジャック・ウェルチ元会長。
ウェルチ氏から経営の極意を直に学んだのが藤森義明さん。
大手住宅設備メーカーリクシルの社長である。
リクシルをグローバル企業に変えようと大胆な改革を進めている。

東京新宿にあるリクシルのショールーム。
ドアやキッチン、そしてトイレなど様々な住宅関連の製品を展示している。
5社の統合で製品のラインナップが一気に増えた。
この会社ではいま新製品の開発に力を入れている。
今まで別々の会社が持っていた技術を融合させ新たな製品を生み出している。
キッチンの排水溝は水を回転させることで汚れを付きにくくした。
開発のヒントになったのがトイレ。
水を回転させてきれいにするアイデアを取り入れた。
独自の技術で排水溝のフィンを回転させ水の渦を起こす。
掃除の手間がかからないのが受け2月の発売以来1万台を超える売れ行きとなっている。
(旧サンウェーブ社員)
「お客様のニーズで排水溝の汚れをなんとかしたいという話はずっと前からあった。
 そこを何とかするためのひとつの手段としてはこれはありだと思った。」
(旧イナックス社員)
「融合し合うと私の中では今回いい物が出来た。
 将来楽しみ。」
さらに藤森社長は各社ごとにあったショールームや営業拠点を一気に削減。
一方で1人で5社分の製品を取り扱う担当者を増やそうとしている。
統合するまでトイレなどを担当していた営業マンは今はトイレ以外にも窓やキッチンを担当している。
急激に増えた商品を営業するため活用しているのが5社の全商品のカタログが入っている端末。
(営業担当)
「覚えることはたくさんあるけれどワンリクシルということで
 お客様にとっては旧個社は関係ないリクシルの営業なのでその辺は言ってられない。」
会社の融合をはかるため藤森社長は全国の工場や営業所を精力的に回っている。
この日訪れたのは富山県にあるアルミサッシの工場。
藤森社長は社員と直接対話し改革の方向性を伝えている。
食事を共にすることでより率直な社員の意見を引き出したいと考えている。
(リクシルグループ 藤森義明社長)
「変革はコミュニケーションが一番大事。
 私は必ず現場に行って自分の考えていることとか自分が伝えたい事ビジョンをみんなに伝えていかに共有する。」
藤森社長は35才のとき大手商社を辞めGEに転職。
医療機器など様々な部門で実績を上げアジア出身としては初めてGEの上席副社長になった。
藤森社長が経営の極意を学んだのは当時会長だったジャック・ウェルチ氏。
リーダーにとって最も大切なことは何かを教わったと言う。
「リーダーとしては何をしなくてはいけないか。
 いかに変革を起こすかプロセスを教育する。
 日本の会社にどこまで通用できるかというのが私にとってもチャンス、チャレンジでもある。」
変革を掲げる藤森社長。
国内市場中心だったリクシルをグローバル企業に変えるため海外の企業を積極的に買収している。
ヨーロッパ最大級の金具メーカーをはじめ
イタリアやインドの外壁メーカー
そしてアメリカでは大手の住宅設備メーカーを買収した。
これによってリクシルは世界30以上の国と地域で事業を展開することになった。
8月に買収した大手の住宅設備メーカー アメリカン・スタンダード。
従業員は5,250人
売上高 820億円
北米のトイレ市場ではトップシェアを誇る。
130年以上の歴史を持ちアメリカでは誰もが知る老舗企業である。
今回の買収で本格的なアメリカ進出をはかるリクシル。
11月担当者を現地に派遣した。
商品戦略について話し合う会議。
日本式の温水洗浄用の便座をアメリカ市場に投入する計画である。
(アメリカンスタンダード担当者)
「トイレで洗浄するのはなじみがない。
 導入して使ってみるとすばらしい商品だが
 文化的な面、取り付けの技術、価格など
 アメリカ人は温水洗浄便座の知識がない。」
(リクシル担当者)
「確かに皆さんは洗浄する習慣がないと思うが大事なのは消費者に体験してもらうことだ。」
今後はアメリカの消費者に受け入れられるようにPRを強化していく方針を確認した。
(アメリカンスタンダード ジェイ・ゴールドCEO)
「藤森さんの強い存在感とリーダーシップに期待している。
 グローバルビジネスで多くの経験がある。
 一緒になったことで世界でリーダーになると言う彼らの目標の手助けができ
 我々も北米で勝ち続けていくことができる。」


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“ミスコン”を後押し コロンビア

2013-12-03 07:00:00 | 海外ネットワーク
11月24日 NHK海外ネットワーク


南米大陸北部にあるコロンビア。
かつては麻薬組織などによる凶悪犯罪が多発しかなり治安が悪い国というイメージがあった。
しかしいまコロンビアでは政府が全面的に後押しして
各地でミスコンテストを開くことで地域の活性化を図ろうとしている。

11月に開催されたミスコロンビア・コンテスト。
政府が共催する国内最大規模のイベントである。
3週間にわたって続きコロンビアの代表を決める。
審査するのは20項目。
容姿はもちろん国際大会でコロンビアをPR出来るだけの知識・英語力・それにマナーが求められる。
大会を支えるスポンサー企業はすべてコロンビア政府が集めている。
こうした企業の商品をどれだけエレガントに身につけられるかも重要な審査基準のひとつである。
カジノ会場ではコロンビアの代表になるために勝負強さまでもが求められる。
審査の対象は本人だけではない。
出場者の母親も登場。
地元への愛情や故郷の良さをいかに伝えてきたかを表現しなければならない。
この激戦を勝ち抜きミスコロンビアに輝いたのがパウリーナさん(21)。
日本円で1億6,000万円の賞金を手にした。
貧富の格差が激しいコロンビアではコンテストはまさに人生を切り開く大きなチャンスでもある。
(2013 ミスコロンビア パウリーナさん)
「いま涙をこらえるのに必死です。
 これまで生きてきた中で今が一番幸せです。」

コロンビアでは自治体が主催するミスコンテストの地方大会が年間300回も開かれる。
全国大会の出場に向けて各地でしのぎを削る。
コロンビア政府は地方都市ごとにミスコンに向けて競わせることで地域の結束力を育もうとしている。
そうした力が地域を活性化し犯罪などの抑止にもつながると考えている。
主催する自治体は出場者に地域の代表としてコンテストに臨むよう求める。
肩からかけるたすきには出身地域の名前が書かれる。
自分の住む町を紹介しどれくらい愛情を感じているかをアピールさせる。
(政府観光協会理事)
「各地域がコンテストのために一丸となり動くので治安改善につながる。
 コンテストを通して国がまとまる。」

北部カルタヘナ市のヘッツェマニ地区。
この地区の予選に出場することになったシャノンさん(20)。
入賞すれば大学進学のための奨学金を得られるため出場を決めた。
全国大会に進むには地方の予選を何回も勝ち抜いていかなくてはならない。
歴史の知識など教養も求められるため日ごろから熱心に勉強に取り組んでいる。
(シャノンさん)
「先住民の文化について読んでいます。
 わたしたちとは違うので面白いです。
 マスコミの勉強をして将来はテレビやラジオなどの仕事をしたい。」
こうした出場者を出身地域の人たちが一丸となって支える。
シャノンさんの顔写真入りのTシャツまで作った。
(地元住民)
「シャノンは才能があるしミスにふさわしい女の子。
 彼女はコンテストでこの地域の魅力・文化を掘り起し多くの人に伝えようとしている。」
出場者は子どもたちの目標になっている。
審査項目のひとつであるダンス。
国中で無料で開かれているダンス教室では子供たちが将来のコンテスト出場をめざし練習を続けている。
「地域の代表になるために踊ってるの。」
「シャノンみたいにコンテストに出たいわ。」
地域の期待を一身に背負ってシャノンさんは地方大会ミスカルタヘナに臨んだ。
大会では子供のころから練習してきたダンスや水着姿の審査などが行われた。
会場にはシャノンさんの出身地域の人たちが駆けつけ声をからして応援。
最後まで笑顔で審査員のアピールするシャノンさん。
残念ながら入賞をのがし全国大会に進むことができなかった。
しかし主催した自治体から特別に年間50万円ほどの奨学金が支給されることになった。
(シャノンさん)
「とても幸せで感動しています。
 地域の皆さんから応援してもらいたくさんの愛情をもらいました。」
ミスコンテストにかける女性たちの情熱が地域の結束を強めている。

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機運高まる国連安保理の改革

2013-12-02 07:00:00 | 報道/ニュース
11月19日 ワールドWaveモーニング


各国の利害がときに激しく対立する国連にあって最近ではシリア問題をめぐり化学兵器の廃棄を迫るなど
一国の命運をも左右する重大な決定を行ってきたのが安全保障理事会である。
安保理はアメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランスの「P5」と呼ばれる5つの常任理事国と
任期2年で地域ごとに選出される10の非常任理事国で構成されている。
決議などの採択にはこうした15か国のうち9か国以上の賛成が必要だが
P5に限ってはいわゆる拒否権という絶大な権限もある。
こうした大国主導の安保理を改革しようという議論は今から20年前に始まった。
日本やドイツなどが常任理事国入りを目指してきたが各国の思惑が複雑に絡み合い大きな進展を見ないままだった。
その安保理で再び改革の機運を高めようとの兆しが出てきた。

今年9月 長い議論の末にシリアに対して化学兵器の廃棄を迫る決議を採択した安全保障理事会。
(パン・ギムン事務総長)
「シリアに希望が持てるニュースがやっと届いた。」
決議の採択に至るまでの経緯は
安保理での決定がすべて常任理事国の思惑に左右される実情を改めて浮き彫りにするものだった。
シリア情勢をめぐっては2年以上にわたって
常任理事国の欧米各国とロシア、中国とが真っ向から対立。
泥沼の内戦が放置されてきた。
ところが化学兵器が使われると危機感を抱いた常任理事国は一転して密室の協議を繰り返すようになり
事態が打開されたのである。
1国の命運が5大国の協議だけで決まってしまう現実。
他の加盟国の不満が思わぬ形で表面化した。
10月 来年の非常任理事国を改選する選挙が行われ
アラブの盟主を自認するサウジアラビアが初めて当選。
ところが翌日になってサウジアラビア外務省が
“現状の安保理は世界平和に貢献していない”としてその地位を辞退した。
選挙に当選した後あえてその座を投げ出すことで安保理を痛烈に批判する狙いがあったとされている。
(サウジアラビア モアリミ国連大使)
「我々の立場は外務省が発表したとおりだ。
 安保理には戻らない。」
安保理の在り方への批判が高まるなか
今年9月 国連総会の新しい議長にカリブ海の小国アンティグア・バーブーダのジョン・アッシュ氏が就任。
大国主導の安保理を見直すために諮問委員会を設置した。
(国連 アッシュ総会議長)
「先人たちが取り組んできた改革を少しでも前進させたい。」
日本からも安保理改革に意欲的な国連大使が着任。
20年前 外務省の国連政策課長として日本の常任理事国入りを目指した吉川元偉大使である。
(吉川元偉大使)
「世界の現実と安保理の言っている現実、紙の上での現実があまりにも違う。
 私の役人人生におけるライフワークのようなもの。」
11月7日 国連総会で安保理改革をめぐる協議が始まった。
90か国の代表が次々に演説。
日本の吉川大使も多くの加盟国が安保理の拡大を希望していると改めて訴えた。
(吉川元偉国連大使)
「常任理事国、非常任理事国ともに数の拡大が望まれている。」
しかし常任理事国は規制の枠組みを守ろうと改革に売り背きな発言を繰り返す。
(ロシア チュルキン国連大使)
「安保理を拡大すると議論のプロセスが逆に複雑になる。」
(中国 劉国連大使)
「改革の議論は道半ばで具体的な協議は意味がない。」
さらにその他の国からも日本など一部の国だけが恩恵を被ることは認められないという発言が相次いだ。
(パキスタン カーン国連大使)
「改革は一部ではなく全加盟国のためであるべきだ。」

堂々巡りを続けてきた改革の議論は前進するのかどうか。
20年の歳月を経て各国の熾烈な駆け引きが再び始まっている。





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