3月6日 ワールドWaveモーニング
問題となっている紛争鉱物とはいったいどのようなものなのか。
紛争鉱物とはコンゴ民主共和国を中心に採掘された4鉱物(すず、タンタル、タングステン、金)を総称する。
その主要目的とは金は医療・航空宇宙産業・自動車・ハイテク機器などに使われている。
年間2億円以上が産出されている。
コンゴ民主共和国の東部では400以上の鉱山で武装グループが搾取を行っている。
採掘された金は違法な手段でウガンダやブルンジの国境を越え外国へ持ち出される。
そして汚れた形跡を残さず売られているかもしれない。
(監査会社アーネスト&ヤング A・リーハン元社員)
「“紛争ゴールド”はドバイやその他の流通網に入り込んでくるリスクは極めて高い。」
ドバイ最大の金精錬連会社カロティ社が金の供給源の確認を怠っていたことを監査会社のアーネスト&ヤングが発見した。
ドバイの取り締まり機関である鉱物センターに報告したところ鉱物センターは監査規定を変更し事実は公表されなかった。
監査会社もこれを黙認。
元社員が告発したのである。
(監査会社アーネスト&ヤング A・リーハン元社員)
「このような決定は見過ごせない。
何もなかったそぶりでこれまで通りの日常を続けることはできなかった。」
ビジネスの場や観光地として非常に華やかで魅力的な都市ドバイ。
しかし環境NGOや国連によるとそこは紛争ゴールドの集積地でもあるようだ。
金の現物取引の5分の1が集まるドバイとしては汚れたイメージは歓迎できない。
そのためドバイの鉱物センターは国際基準を採用。
さらに自ら金の流通網を完全にチェックし世界的に信頼のある監査会社に している。
1年前 アーネスト&ヤング社はカロティ社が金の供給源をどこまで把握しているのかを調査。
カロティ社は詳細にわたる監査を予測していなかった。
(監査会社アーネスト&ヤング社 A・リーハン元社員)
「監査の途中で深刻な事実を発見した。
たとえばたった1社がわずか1年の間で52億ドル以上の現金取引をしていた。
さらに金メッキされた銀が4~5トンモロッコから密輸されドバイで金として申告されていた。
そして扱っている中に“紛争ゴールド”疑惑の金が多数含まれていることがわかった。」
さらにコンゴの武装集団と直接関与がある業者の存在も判明。
カロティ社は後に“取引は通常のものだ”としながらも国際基準に反するもので厳しく罰すべき行為だった。
カロティ社が入っているのは36階。
取締り機関の鉱物センターは2階に入っている。
リーハン氏によると鉱物センターはご近所のメンツを守ることに熱心だったようである。
昨年5月時点では鉱物センターは監査会社に11月までの報告書を要求していたが要求は取消し。
シーハン氏は監査規定の変更は偶然ではないと言う。
(監査会社アーネスト&ヤング A・リーハン元社員)
「我々は調査で分かったことの深刻さや
紛争ゴールド紛争ゴールドがドバイに流入しているリスクが極めて高いという我々の結論を
ドバイの鉱物センターに伝えた。
しかし鉱物センターはそれを好ましく思わなかった。
私たちは本気で真実を明らかにするであろうことを彼らは知っていた。
だから我々の発見が結論が公表されないよう監査規定を変更した。」
ドバイの鉱物センターは世論に悪影響を与えるような監査結果が表にでないように規定を変更したという疑惑を否定。
変更は国際基準に沿ったものだと述べた。
一度溶かされた金は宝石加工会社などに売ることができる。
そうなればもう産出元を正確に知ることはできない。
紛争ゴールドの撲滅のためのあらゆる制度も精錬会社の正確なチェックなしには機能しないのである。
問題となっている紛争鉱物とはいったいどのようなものなのか。
紛争鉱物とはコンゴ民主共和国を中心に採掘された4鉱物(すず、タンタル、タングステン、金)を総称する。
その主要目的とは金は医療・航空宇宙産業・自動車・ハイテク機器などに使われている。
年間2億円以上が産出されている。
コンゴ民主共和国の東部では400以上の鉱山で武装グループが搾取を行っている。
採掘された金は違法な手段でウガンダやブルンジの国境を越え外国へ持ち出される。
そして汚れた形跡を残さず売られているかもしれない。
(監査会社アーネスト&ヤング A・リーハン元社員)
「“紛争ゴールド”はドバイやその他の流通網に入り込んでくるリスクは極めて高い。」
ドバイ最大の金精錬連会社カロティ社が金の供給源の確認を怠っていたことを監査会社のアーネスト&ヤングが発見した。
ドバイの取り締まり機関である鉱物センターに報告したところ鉱物センターは監査規定を変更し事実は公表されなかった。
監査会社もこれを黙認。
元社員が告発したのである。
(監査会社アーネスト&ヤング A・リーハン元社員)
「このような決定は見過ごせない。
何もなかったそぶりでこれまで通りの日常を続けることはできなかった。」
ビジネスの場や観光地として非常に華やかで魅力的な都市ドバイ。
しかし環境NGOや国連によるとそこは紛争ゴールドの集積地でもあるようだ。
金の現物取引の5分の1が集まるドバイとしては汚れたイメージは歓迎できない。
そのためドバイの鉱物センターは国際基準を採用。
さらに自ら金の流通網を完全にチェックし世界的に信頼のある監査会社に している。
1年前 アーネスト&ヤング社はカロティ社が金の供給源をどこまで把握しているのかを調査。
カロティ社は詳細にわたる監査を予測していなかった。
(監査会社アーネスト&ヤング社 A・リーハン元社員)
「監査の途中で深刻な事実を発見した。
たとえばたった1社がわずか1年の間で52億ドル以上の現金取引をしていた。
さらに金メッキされた銀が4~5トンモロッコから密輸されドバイで金として申告されていた。
そして扱っている中に“紛争ゴールド”疑惑の金が多数含まれていることがわかった。」
さらにコンゴの武装集団と直接関与がある業者の存在も判明。
カロティ社は後に“取引は通常のものだ”としながらも国際基準に反するもので厳しく罰すべき行為だった。
カロティ社が入っているのは36階。
取締り機関の鉱物センターは2階に入っている。
リーハン氏によると鉱物センターはご近所のメンツを守ることに熱心だったようである。
昨年5月時点では鉱物センターは監査会社に11月までの報告書を要求していたが要求は取消し。
シーハン氏は監査規定の変更は偶然ではないと言う。
(監査会社アーネスト&ヤング A・リーハン元社員)
「我々は調査で分かったことの深刻さや
紛争ゴールド紛争ゴールドがドバイに流入しているリスクが極めて高いという我々の結論を
ドバイの鉱物センターに伝えた。
しかし鉱物センターはそれを好ましく思わなかった。
私たちは本気で真実を明らかにするであろうことを彼らは知っていた。
だから我々の発見が結論が公表されないよう監査規定を変更した。」
ドバイの鉱物センターは世論に悪影響を与えるような監査結果が表にでないように規定を変更したという疑惑を否定。
変更は国際基準に沿ったものだと述べた。
一度溶かされた金は宝石加工会社などに売ることができる。
そうなればもう産出元を正確に知ることはできない。
紛争ゴールドの撲滅のためのあらゆる制度も精錬会社の正確なチェックなしには機能しないのである。