新田義貞の攻めた鎌倉城の防衛線は「鎌倉城の特徴」に書かれた赤いラインで、その下は鎌倉城の城壁の切岸です。
現在は樹木伐採を禁止されて放置された山で、山は樹木のベールに覆われ 切岸の痕跡を確認するには想像力を必要と成った。
鎌倉時代から昭和の初めまでの鎌倉の山は里山で住人の燃料として樹木は使われ続けられ岩壁の切岸は「一目瞭然」でした。現代は、樹木が岩に入り込み岩壁崩れの元凶と成り、2019の台風により樹木が岩肌を抱き込んだ状態で風に薙倒されたり、温暖化でグリーンベールは厚みを増し単なる山に見える。眺望の有るべき源氏山は、街並みも見えず海も望めない。
下図は、樹木と建物を排除し、稲村ケ崎より大仏切通し迄の切岸で、赤ラインの下の崖です。
下図は 更に建物の現状の下の図。仮想図で樹木の厚みは表示してない。切岸の傾斜が強い場所は、黒く強調した合成写真です。
切岸に近づくと樹々の隙間から切岸を覗く事が出来たり、峰の上から直線的に削り取られた切岸が見える場所もある。前の図に写真を張り付けただけなので、現実の写真と比べ、樹木の厚みや建物の立体した3Dの状態は無いので注意。