箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

能登半島での児童生徒の減少

2024年04月06日 06時18分00秒 | 教育・子育てあれこれ
4月になり、入学式シーズンを迎えました。

能登半島の地震で、とくに大きな被害のあった輪島市、穴水町、能登町、珠州市の学校も入学・進級の時期です。

シーズンを迎えていますが、児童生徒数は減っています。

地震の前の数と比較すると、4分の3になりました。

校舎が損傷したり、避難所として使われていたりする学校もあり、地元以外への転校を決めた人が多いのでしょう。


なかでも、輪島市がいちばん減りが大きくなっています。

輪島中学校は今も避難所になっていますし、グランドも大きなひび割れが何箇所もあります。

学校の教育活動をどう確保するかが課題です。

輪島中学校にかぎらず、被災地では、校庭には仮設住宅がならび、体育館には支援の物資が置かれたりして、通常の学校生活が送れないことでしょう。

しかし、被災者といっしょにふるさとで過ごした学校生活は、その子の人生で無駄ではないでしょう。

また、一時的には、他の自治体の学校へ通っ子どもたちも、自分が生まれ育ったふるさとへいずれは帰ってほしいと思います。




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