ペーパードライバーになぞらえて、教員免許はもっているが、いまは学校で働いていない人を「ペーパーティーチャー」といいます。
教員不足が全国的な問題になっている今、神戸市はペーパーティーチャーを対象に、研修の参加者の募集を始めました。
今の先生はICTが使えないと務まりません。そこでICT機器の活用研修や深刻化するいじめへの対応などが研修内容に含まれています。
今の教員不足は深刻で、産休・育休を取る教員の代替や病気休暇の教員の代替が見つかりにくいのです。
欠員のまま4月がスタートした学校もあります。
従来は代替教員を充てることができていましたが、過度に教員の多忙さ、時間外勤務の長さが取り上げられた結果、希望する人がなかなか見つからないようになっています。
今回の場合、市内で6カ月以上勤務できるなら、応募すればほぼ採用されます。定員も年齢制限もありません。
ただし、文科省は教員免許の更新制度を平成21年から始めていました。
今は更新制度を廃止していますが、その10年以上の間に、免許を失効した人も一定数いるはずです。
思惑どおり、募集してくる人がたくさんいるかはわかりません。
ただし、もともとたくさんの数を確保するつもりはなく、とにかく欠員になっている学校を埋めればいいという考えなのかもしれません。
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