著者は肥田舜太郎氏。
広島原発投下時に直接ではないけれど被曝し、それ以来現在までずっと被曝医療に生涯をささげてこられたお医者様だ。
氏の著作は以前「内部被曝の脅威」(映画監督鎌仲ひとみ氏との共著)という本を読んでいて、今回読んだこの本の内容はそれを若干重なる部分もあるけれど、それでも読んでよかった、本当に。
よく、「子供を放射能から守れ」とか「妊婦さんと子供を避難させる必要がある」と言われている。
子供は大人よりも放射能の被害を受けやすいからだ。
年が小さくなればなるほど、ダメージが大きい。
一番被害が大きいのは胎児。
なぜなら活発な細胞分裂真っ最中だから。二重らせん構造DNAが分裂のために二重が一重になっているときに放射能の被害を受けると、傷ついた細胞のまま分裂し複製されてしまうので、身体的ダメージがゆくゆくは発症する(=晩発性障害)ということらしい。
また、内部被曝により、体内に放出されたα線やβ線が電離作用を起こし、普通なら電気を帯びていない体液内の酸素分子とぶつかって電子を帯びた活性酸素になり、さまざまな悪影響を生み出すそうだ。
そうそう、活性酸素=フリーラジカルって怖いのだ。
見えない、聞こえない、匂いもないし、熱くも冷たくもいたくもかゆくもない放射能。
福島原発から遠く離れているから関係ないなんて言えるはずもなく、多かれ少なかれ内部被曝している私たち。
(ああ!最近眩暈がするのもそのせいか?パスカル王子の腎臓の数値が上がったのもそのせいか?)
とにかく、体内に入り込んでしまった放射性物質を体外に出すことは難しいので、自分の体力や免疫力を高めて放射性物質と戦っていくしかないというのが肥田舜太郎氏の主張するところだ。
規則正しい生活、食事、運動、排泄・・・
自分の命には自分で責任を持てとのこと。
95歳の彼の言葉として説得力がある。
内部被曝だろうが外部被曝だろうが、放射性物質の存在を受け入れて対処する覚悟を決めよ!ということだけれど、だからと言って、原発事故の可能性が大いに残る原発の再稼働まで受け入れられるわけではない。
大飯原発どうなるんだろう。
広島原発投下時に直接ではないけれど被曝し、それ以来現在までずっと被曝医療に生涯をささげてこられたお医者様だ。
氏の著作は以前「内部被曝の脅威」(映画監督鎌仲ひとみ氏との共著)という本を読んでいて、今回読んだこの本の内容はそれを若干重なる部分もあるけれど、それでも読んでよかった、本当に。
よく、「子供を放射能から守れ」とか「妊婦さんと子供を避難させる必要がある」と言われている。
子供は大人よりも放射能の被害を受けやすいからだ。
年が小さくなればなるほど、ダメージが大きい。
一番被害が大きいのは胎児。
なぜなら活発な細胞分裂真っ最中だから。二重らせん構造DNAが分裂のために二重が一重になっているときに放射能の被害を受けると、傷ついた細胞のまま分裂し複製されてしまうので、身体的ダメージがゆくゆくは発症する(=晩発性障害)ということらしい。
また、内部被曝により、体内に放出されたα線やβ線が電離作用を起こし、普通なら電気を帯びていない体液内の酸素分子とぶつかって電子を帯びた活性酸素になり、さまざまな悪影響を生み出すそうだ。
そうそう、活性酸素=フリーラジカルって怖いのだ。
見えない、聞こえない、匂いもないし、熱くも冷たくもいたくもかゆくもない放射能。
福島原発から遠く離れているから関係ないなんて言えるはずもなく、多かれ少なかれ内部被曝している私たち。
(ああ!最近眩暈がするのもそのせいか?パスカル王子の腎臓の数値が上がったのもそのせいか?)
とにかく、体内に入り込んでしまった放射性物質を体外に出すことは難しいので、自分の体力や免疫力を高めて放射性物質と戦っていくしかないというのが肥田舜太郎氏の主張するところだ。
規則正しい生活、食事、運動、排泄・・・
自分の命には自分で責任を持てとのこと。
95歳の彼の言葉として説得力がある。
内部被曝だろうが外部被曝だろうが、放射性物質の存在を受け入れて対処する覚悟を決めよ!ということだけれど、だからと言って、原発事故の可能性が大いに残る原発の再稼働まで受け入れられるわけではない。
大飯原発どうなるんだろう。