Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

声楽のH先生のように

2015-10-11 21:13:34 | 勇気づけ動機づけ
むかしむかし大昔、大学受験でお世話になった声楽のH先生。

声楽だけではなく、聴音やソルフェージュでもお世話になりました。

受験半年前ぐらいの、本当にぎりぎりのタイミングで先生のところへ通い始め

絶対音感など持っているわけのない私を、聴音(ピアノで弾かれるメロディーを楽譜に起こす)や

初見(初めて見る楽譜をその場で歌う)でそこそこのレベルまで持って行ってくださったH先生。

私のレッスンを引き受けるにあたり、”結果を出す”自信を持っていらしたのだろう。すごいことだ。


いつも明るく透き通った声だった。

電話越しの声も、今にも受話器から先生が現れるのではないかと思うほど、よく通る声でお話されていた。



「大丈夫よ。あなたならできるから。」

「すごいじゃない。1ヶ月でここまでできたお嬢さんはいままでいなかったわ。」

と、山の手マダム特有のお上品な口調で、おだててくださった。

いつもお忙しそうだった。K大学の合唱部の指導もされていたし、ご自分の演奏会も開かれていた。

東京文化会館の小ホールやイイノホールにも、先生の演奏会で初めて行った。

いまから考えると、素晴らしい先生に教えてもらっていたのだわ。

田舎の高校生にとっては、幻惑?洗脳?された感があった。


私はH先生のようにはなれないけれど、H先生をイメージして表面も内面も改めて整えていきたいものだ。

まずは明るくはっきり喋らないと。


「明るくはっきり喋る」」紙に書いて目の前に貼っておこう(笑)