Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

”gift 展” 開催中です。

2022年12月07日 16時30分27秒 | EXHIBITION

12月3日から始まりました”gift展”、
月火が休廊なので、今日が3日目になります。
24日迄の長丁場、気が抜けません(@_@;)

展示風景はこんな感じ。門構えフォーメーション。

上段の3点が懐かしの旧作、「浴室シリーズ」です。
これは2008年の作品ですが実はもっと前から浴室シリーズを展開していた。
すっかり忘れていましたが
この展覧会のおかげでふと思い出しました。

1997年の展覧会。パンフレット発掘。


バスタブを使ったインスタレーション。
浴室は身体の汚物を排水溝から流すことで、身体と外部が繋がる場。
当時の私にとっては何か特別なスペースでした。

足場を組んだりダンスパフォーマンスを入れたり
とにかく大がかりで沢山の人のお世話になった。
それなのに、私は随分傲慢だったし荒れてもいた。
つきあいにくかったろうと思う。
こんな素晴らしい展覧会を企画してださったNさんとは
今でも交流を続けられているが、それはNさんがとにかく懐の深い人だから。
もう感謝しかありません。




この展覧会の頃は、ちょうどメディカル・イラストレーターの勉強を始めた頃でもあります。
絵が下手だったし、テーマも定まらないので
このままではダメだと思っていた。
何か自分なりの専門的なテーマを身につけて勉強することが必要だった。
やめずに描いてきて良かったです。
何かの形で恩を返していきたい。

そんな複雑な気持ちにさせられる、浴室シリーズは
ある意味で私の原点かもしれません。



gift展は 日本橋高島屋隣り 不忍画廊にて開催中。
イルミネーションもとても綺麗です。
お近くにいらした際は是非ともお立ち寄り下さい。

不忍画廊
gift展オンラインストア



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