「風」S6 墨・岩絵の具・膠・和紙 亀井三千代 2017
思えば、ブログを始めたのは
文章を書くこと、言葉を使うことに慣れたい
というのがきっかけだった。
「展覧会コメント◯◯字、すぐに送ってください。」
ということはザラで
そんな時、言葉につまって訳分からなくならないよう
鍛えておきたいと思ったのだ。
誰が読んでくれているかも知らない。
マメではないので、コメントも受け付けない。
垂れ流し状態ですが
気にしてくれている人だけ、時々来てくれれば良いと
始めからそう思っていた。
展覧会のお知らせばかりが続き
もっと日常の話、書くことないのか??と自分に問うと
今、全然余裕のないことに気がつく。
ただじっと待っているのだ。
絵を手順で描いていないので
画面の中で、何かが起こるまで待たなくてはならない。
起こらないこともある。つまり、それは失敗* だ。
いつ、来るんだろう?
その何かとは、
紙と、墨と、筆と、モチーフと、天候と体調と想像力と
一筆一筆置く私の選択と
いろいろな条件の中で突然ぶわっと起こる「変化」
単なる素材が絵になる瞬間
それはやはりコントロールできない。
毎日描いて待つしかない。
時間がたっぷりあれば
これほど面白いことはないけど
だんだん、〆切が迫ってきました。
個展「絵空言」4月17日-27日@羽黒洞
詳細は後日お知らせ致しますm(__)m
*失敗
最近大失敗をして、あっという間に40号の絵をダメにした。
さすがに冷静に反省した。
どうしてか。墨の色があまりに綺麗で酔ったのだ。
手順はないと言っても、何かある。
それをどこかでコントロールしているのでしょうが
頭が真っ白になって司令部がパンク!
気づいたら絵ではなくなっていました、合掌。