緑の、東京ブログ

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

11月の東京駅八重洲口:建設中の歩行者用デッキ「グランルーフ」(2)

2012年11月18日 11時00分02秒 | 東京駅周辺


引き続き外堀通りを散策しながら建設中の歩行者用デッキ「グランルーフ」を眺めていきます。グランルーフの建設作業はグラン東京サウスタワー側から始まっていて、既にその一部が完成しています。京橋や日本橋、銀座に程近い八重洲口側は、三菱グループの高層ビル群が密集している丸の内側とは全く雰囲気が違います。




皇居のすぐそばにあり「天皇の駅」という国家威信的な意味合いの強い雰囲気の丸の内口と比較すると、銀座という日本最大の繁華街や日本橋・京橋といったビジネス街に隣接しており、八重洲地下街や大丸東京店など商業地域としての側面も前面に出しているのが八重洲口の特徴です。




建設中のグランルーフ、幌屋根を取り囲むように工事用の足場が組まれていてます。




グラントウキョウノースタワーの低層棟部分をズームで撮影してみました。「DAIMARU」の文字がないと、一瞬見ただけでは百貨店であるとは見分けがつかないです。丸の内側のシンボルが丸の内駅舎であるならば、八重洲口のシンボルはこのノースタワーが担うことになります。




数ヶ月前に訪れた時には更地のままだったので、この位置から丸の内の高層ビル群を見渡すことができたのですが、現在ではグランルーフの土台部分が構築されていました。




タワークレーンの一機をズームで撮影してみました。背後にはグラントウキョウノースタワー低層棟の非常階段が写っています。




東京駅の八重洲口には路線バス乗り場や、東京から中長距離の高速バス乗り場が併設されています。なので常に高速バスや路線バスが行き交う真上でグランルーフの建設作業が進められているのです。




住友生命八重洲ビル前から撮影したグラントウキョウノースタワーです。「水晶の塔」をコンセプトに設計されているビルだけあって、素晴らしいデザインだと思います。夕刻の時間帯になるとシャンデリアのようなライトアップが施されます。




少し離れた場所から建設中のグランルーフを撮影してみました。周囲に写っている自動車や高速バスなどと比較すると意外と巨大な構造物であることがわかります。JR東日本のプレスニュースなどで完成予想図を見ると「小さいな」というのが第一印象でしたが、実際に目の前だとそんなイメージも吹っ飛んでしまいます。




このグランルーフが完成すると、まさに巨大な「光の帆」が八重洲口に誕生することになります。




グラントウキョウノースタワーとグランルーフ、まさに「水晶の塔」と「光の帆」といった丸の内駅舎とは違った駅舎が完成するのが今から楽しみです。




現在の外堀通りは江戸時代は「外堀」であり、この周辺は江戸城内でした。「八重洲」の地名はここに住んでいたオランダ人ヤン・ヨーステンの和名「耶楊子(やようす)」に由来します。彼は、江戸時代に日本に漂着し、後に徳川家康の国際情勢顧問や通訳として活躍し、家康からこの地に邸を与えらたのです。




「グラントウキョウサウスタワー」を見上げて撮影してみました。地下1階~2階が地下街「グランアージュ」、5~18階が住友信託銀行、19~20階が志賀国際特許事務所、21~22階がビー・エム・ダブリュー、23~41階にはリクルートが入居しています。




グラン東京サウスタワーの地下階の商店街「グランアージュ」は八重洲口一帯に広がっている八重洲地下街ともつながっています。八重洲地下街は東京駅八重洲口前の外堀通りおよび八重洲通りの地下に広がっており、売場面積は都内最大、日本国内でも大阪市中央区の心斎橋にあるクリスタ長堀に次いで2番目を誇ります。




八重洲ブックセンター前からグランルーフを撮影してみました。4機のタワークレーンが重なるようにして並んでいる光景は壮観の一言です。




グランルーフの整備と同時に八重洲口の路線バスや高速バス乗り場、タクシープールなどの敷地の奥行きを拡大し、緑地課なども実施されるそうです。




しばらく南へ歩くと外堀通りと鍛冶橋通りが交差している「鍛冶橋交差点」に到着しました。ここから10分も歩けばJR有楽町駅前や銀座四丁目へ出ることも可能です。




鍛冶橋交差点から撮影したグラントウキョウサウスタワーの全景です。これで東京駅八重洲口の散策は終わりです。




鍛冶橋交差点周辺は八重洲口というよりは、有楽町の雰囲気の方が強いです。それほど東京駅と有楽町駅周辺は近い位置にあるのですね。

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