緑の、東京ブログ

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

初冬の浜離宮庭園:大手門と延遼館跡地広場周辺の散策 PART2

2013年12月15日 20時00分00秒 | 中央区全域・銀座


浜離宮庭園の延遼館(えんりょうかん)跡地の芝生広場周辺を散策していきます。広大な芝生広場や植えられている木々の後ろ側には汐留シオサイトや竹芝の高層ビル群が広がっています。




芝生広場の周囲はケヤキなどの木々が植えられていて、ようやく紅葉が始まりかけていたのですが、あまり綺麗な風景ではなかったですね。




浜離宮庭園の紅葉は11月の下旬からようやく始まり、12月初旬前後でピークを迎えるそうです。




振り返って大手門方向を見上げると、汐留シオサイトの高層ビル群の中核的存在である「電通本社ビル」が、朝日に反射して壁面全体が光り輝いていました。




1654年(承応3年)に甲府藩主の徳川綱重がこの地を拝領し、海を埋め立てて別邸を建てました。その後は甲府藩の下屋敷として使用された経緯があります。綱重の子である徳川家宣が6代将軍になると、将軍家の別邸とされました。




その後浜御殿と改称して大幅な改修が行われ、茶園、火薬所、庭園が整備されました。特に徳川家斉と家慶の頃は、将軍の鷹狩の場でありました。慶応2年に着工した石造洋館が、明治2年に外国人接待所「延遼館」として竣工しました。




延遼館は明治維新後も鹿鳴館が完成するまでは迎賓館として使用されました。明治3年(1870年)に宮内省の管轄となり、名前も離宮と改められ、明治天皇も度々訪れるようになります。




太平洋戦争終戦後の1945年(昭和20年)11月にはGHQの命令によって、東京都へ下賜されます。翌年の1946年(昭和21年)の4月には都立庭園として開園しました。




広大な芝生広場と、汐留シオサイトの高層オフィスビルとタワーマンション群です。




人の気配が全くない芝生広場を後にして、菜の花やコスモスのお花畑へ向かいます。




ほんのりとした紅葉が始まってきている浜離宮庭園の緑地帯と、汐留シオサイトの高層ビル群を撮影しました。左側は外資系高級ホテル「コンラッド東京」が入居している東京汐留ビルディング、右側は電通本社ビルです。




芝生広場と、コスモスと菜の花のお花畑との間には「内堀」の水面が広がっています。




内堀の両側は簡単な石垣で整備されています。内堀の河岸の数か所には、船着き場が整備されています。歴代の徳川将軍などが使用していたのでしょうか?




内堀が汐留川とつながっている場所には木橋が架橋されていて、渡った先にお花畑が広がっています。




内堀前から振り返って芝生広場の全景を撮影しました。思った以上に緑が鬱蒼としていて、背後の高層ビル群の存在感が圧倒的でした。




木橋の脇に植えられている「300年の松」の木が見えてきました。




「300年の松」の木は六代将軍家宣が庭園を大改修したとき、その偉業をたたえて植えられた松です。太い枝が低く張り出し、堂々たる姿を誇っています。東京都内に植えられているクロマツの中では、最大の大きさであると言われています。




この日は作業員の方が何か手入れをされているようでした。



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初冬の浜離宮庭園:大手門と延遼館跡地広場周辺の散策 PART1

2013年12月15日 08時00分00秒 | 中央区全域・銀座


12月初旬の平日、JR新橋駅東口から汐留シオサイトの高層ビル群を見上げながら、東京港へ向かって散策していきます。隅田川の河口部に広がっている浜離宮庭園の緑地帯へ向かいます。




浜離宮庭園の緑地帯の北側、首都高速都心環状線の高架橋が通っている「汐留出入り口」前にやってきました。浜離宮庭園の脇には、汐留シオサイトの高層オフィスビルやタワーマンション群が広がっています。




浜離宮庭園のすぐ脇もオフィスビル街となっているので、平日の午前中の時間帯だと、通勤ラッシュの風景を眺めることが出来ます。




浜離宮庭園の大手門前に架橋されている「南門橋」を渡っていきます。南門橋や周辺の広場は、団体客の乗った観光バスなどの待機所として使われるのですが、この日は観光バスの姿は一台もありませんでした。




南門橋の上から汐留シオサイトの高層ビル群方向を撮影しました。正面に写っているのは首都高速都心環状線の高架橋です。




浜離宮庭園には何箇所か出入り口が存在していますが、JR新橋駅や銀座の繁華街に最も近い位置にあるのが「大手門」です。大手門は高い石垣に囲まれていて、江戸城(皇居東御苑)と似た雰囲気です。




浜離宮庭園の営業時間は午前9時から午後5時まで、一般及び中学生300円、65歳以上150円、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料となっています。




浜離宮庭園の正式名称は「東京都浜離宮恩賜公園」となっていて、国の特別名勝、特別史跡に指定されています。




大手門内へ入ると、周囲は巨大な石垣や黒松の木が多く植えられていて、その背後には汐留シオサイトの高層ビル群が広がっているのが見えます。




大手門内に建っている管理事務所で300円を支払い、緑地帯の中を散策していきます。




振り返って大手門の背後にそびえ立っている汐留シオサイトの「電通本社ビル」を見上げて撮影しました。東京湾へ向かって、美しいウェイブを描いた壁面の高層ビルです。




この日は平日だったこともありますが、緑地帯内はほとんど人通りがありませんでした。




大手門周辺にはタブノキや300年の松の木などの巨木が何本も植えられていて、まだ紅葉には程遠かったです。




江戸時代には、徳川政権の「軍港」としての性格も強かった浜離宮庭園、大手門周辺の巨大な石垣を観ていると当時の雰囲気が強く感じられますね。




大手門や管理事務所の南側に広がっている「延遼館(えんりょうかん)」跡地広場へ向かいます。延遼館広場周辺も人通りが全くと言っていいほどありませんでした。




枯れ草状態となっている芝生広場の中を整備されている散策道を歩いていきます。広場内にはドウダンツツジや黒松の木々などが多く植えられています。




広場の一角には紅葉を迎えている木々も何本かありました。



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