
第二花壇の芝生広場の北側にある「大噴水広場」前にやってきました。この日は「ランフォーザキュア/ウォークフォーライフ2013」というイベントが開催されていました。家族連れの姿が多く見られ、にぎやかな雰囲気に包まれていました。

大噴水の周囲には移動販売車が展開していて、非日常の風景を楽しめました。マラソン参加者の皆さんは、皇居前広場の方へ走ってしまった後でした。

勢いよく水を吹き上げている大噴水を撮影しました。28分間周期で24の噴水景を楽しむことができ、噴水池は上中下段の三段構造となっています。池の直径は30メートル、主噴水の吹き上げ高さは12メートルです。

大噴水は毎日、午前8時から午後9時まで稼働していて、夕刻になるとライトアップが施されています。

マラソンやウォーキングの参加者の人たちが日比谷公園の周辺を走ったり歩いたりしていて、噴水広場の中は残された人たちが待っていたり、暇つぶしをしたりしていました。

しばらく噴水広場内で休憩していると、大噴水の脇に小さな虹が出現しました。

このイベントは「ラン・フォー・ザ・キュア・ファンデーション (RFTC:乳がん早期発見啓発活動推進協議会)」という団体が開催していて、乳がんの早期発見の啓蒙運動なども兼ねているのだそうです。

イベント会場内では、乳がんの早期発見などの教育・啓発活動、定期検診の促進などの展示会場も設置してありました。午後からは太鼓のパフォーマンスなども実施されるみたいです。

噴水広場を通り抜けて、日比谷公園の敷地の北東側(有楽町側)の「心字池」を散策していきます。先程の噴水広場とは打って変わり、人の気配は全くありませんでした。

心字池の南端に植えられている柳の大木を撮影しました。心字池周辺は木々が生い茂っていて、夕方のような暗さの雰囲気でした。

心字池の水面の東側には古びた石垣が配置されており、石垣の周囲は鬱蒼とした木々に覆われています。この石垣は江戸時代、徳川政権の時代からこの場所に設置されているものです。

古い石垣や木々の奥には、丸の内の高層ビル群が写っているのが見えます。JR東京駅まで1キロほどしか離れてはいません。

心字池周辺の散策道を歩いていきます。

心字池は文字通り「心」の字のような形の池が形成されていて、池の周囲の散策道も、池の形に合わせてカーブを描いた造りになっています。

散策道にはベンチが設置されていて、休憩しながら心字池を眺めることが出来るのですが、この日は寒かったので誰もいませんでした。

丸の内の高層ビル群を正面に眺めながら、散策を続けていきます。

正面に写っている真っ白な壁面の高層ビルは、終戦後1945年(昭和20年)から連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の本部ビルとして使用された第一生命館「DNタワー21」です。
