緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

厳冬の大手町フィナンシャルシティ:ショップ&レストランと高層ツインタワー

2014年01月18日 20時00分00秒 | 東京駅周辺


2012年10月に開業した複合施設「大手町フィナンシャルシティ」は、大手町連鎖型都市再生プロジェクトの第2次再開発事業「大手町一丁目第2地区第一種市街地再開発事業」として開発されました。敷地北側の緑地帯から見上げて撮影したA棟・ノースタワーです。




現在のフィナンシャルシティの敷地には、以前は日経ビル、経団連会館、JAビルの3つのオフィスビルが建っていたのですが、それらを取り壊した跡地(14100平方メートル)に南北2棟の超高層ビルが建設されました。




フィナンシャルシティの敷地の西側(丸の内仲通り側)に整備されている「ショップ&レストラン」の店舗群と、北側へ延伸工事中の丸の内仲通りと一体化される形で整備されている散策道の全景を撮影しました。




A棟・ノースタワーとB棟・サウスタワーの二つの高層ビルの間にあるショップ&レストラン入り口周辺を通り抜けていきます。広場の西側は工事用フェンスで仕切られていました。




ショップ&レストラン入り口前からB棟・サウスタワーを見上げて撮影しました。フィナンシャルシティ全体の代表施行者は都市再生機構、共同施行者は三菱地所、特定建築者は三菱地所、NTT都市開発、東京建物、サンケイビルとなっています。




「大手町フィナンシャルシティ・ショップ&レストラン」は地下1階と地上1階の飲食店舗を中心に大手町エリア就業者向けの27店舗が出店し、2012年11月にグランドオープンしました。




A棟・ノースタワーの地権者は日本政策金融公庫、設計はNTTファシリティーズと三菱地所設計、施工は清水建設となっています。地権者として参加した日本政策金融公庫の本社機能が入居しています。




B棟・サウスタワーの地権者は日本政策投資銀行、設計は日建設計と三菱地所設計、施工は戸田建設となっています。地権者として参画した日本政策投資銀行が本社機能を移転してきました。




またサウスタワー内には、大手町の国際金融機能の強化に向けた業務支援施設として、英語対応可能な聖路加国際病院の分院「聖路加メディローカス」、高度な金融ノウハウを習得するための人材育成拠点「東京金融ビレッジ」、高度なセキュリティや耐震性を備え、複数の通信事業者が利用可能なサーバー設置施設「IDC(インターネットデータセンター)」が整備されています。




B棟・サウスタワーの1階の店舗群の脇を通り抜けていきます。普段の平日だとビジネスマンの人たちで賑わっているのでしょうが、年末年始の時期は商業施設も閉まっていました。




上海や香港に替わる「アジアの金融センター」を目指して再開発による高層化が進む東京駅周辺ですが、国際金融拠点における業務支援機能の強化とそれを支える魅力的な空間整備をコンセプトに、このフィナンシャルシティも整備されています。




これまでの大手町や丸の内界隈を中心とした東京駅周辺のオフィスビル街はビルばかりが建ち並ぶ無機質な街並みの印象が強かったですが、再開発工事では緑あふれる都市空間の整備や、地上や地下の歩行者ネットワークの整備なども同時に取り組まれることになりました。




今まで気が付かなかったですが、大手町地区には日本橋川が流れていたり、皇居や皇居前広場にほど近かったりと、意外と自然環境に恵まれている地域なのです。それらの資源を生かした再開発工事が進められています。




地上周辺が整備されると同時に、東京地下鉄や都営地下鉄の大手町駅などの地下空間の再整備工事も同時並行的に進められています。




最近の高層ビル建設の手法で取り入れられている窓面への庇等の設置や高効率設備機器の導入などにより、省エネルギー化、CO2排出量の削減に取り組むことで、省エネルギー基準PAL、ERRそれぞれについて、段階3(基準値からの削減率25%以上)を達成しています。




また、災害への備えとして約72時間の非常用電源、医療材料・薬剤等の備蓄、周辺との通信回線(内線)を用意。災害時には、敷地空地部及びアトリウム空間にて帰宅困難者を受け入れるといった地域防災への貢献にも取り組んでいます。




ショップ&レストランや広場周辺を振り返って撮影しました。現在「丸の内仲通り」の北側への延伸工事が進められていて、それが完成するとさらに広々とした空間に生まれ変わるでしょう。




フィナンシャルシティの敷地を一周して戻ってきました。これで厳冬の大手町フィナンシャルシティの散策は終わりです。




大手町フィナンシャルシティの全景を見渡せる場所がないかその後探してみたのですが、日本橋川の「神田橋」前から、ツインタワーを綺麗に撮影できることが判りました。




ツインタワーの手前側の再開発工事現場は、現在のフィナンシャルシティ内に移転する前の日本投資政策銀行や日本政策金融公庫の本社ビルが建っていた場所です。




再開発工事によって新しい高層オフィスビルが建設され始めると、この場所から見上げることはできなくなります。次はすぐ近くにある大手町タワーの緑地帯「オーテモリ」へ向かいます!!!



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厳冬の大手町フィナンシャルシティ:「エコミュージアム」の緑地帯の散策

2014年01月18日 08時00分00秒 | 東京駅周辺


大手町フィナンシャルシティの敷地の北側、神田川の支流である日本橋川沿いに整備されている緑地帯「エコミュージアム」の散策道を歩いていきます。緑地帯の半分は、まだ工事用フェンスに仕切られていて工事中みたいですね。




午前中の時間帯の散策だったので、緑地帯内はA棟・ノースタワーの高層ビルが作り出している影の中に入っていました。この日は人通りが全くありませんでした。




エコミュージアムの緑地帯から伸びている階段を上がると、ビジネスマンの人たち向けの休憩テラスが整備されていました。




休憩テラスから緑地帯周辺を見下ろしてみると、日本橋川河岸の整備工事中の緑地帯と、日本橋川上に架橋されている首都高速都心環状線の高架橋が見えました。




緑地帯入口に設置されている「エコミュージアムインフォメーション」の有田焼製の説明板を撮影しました。エコミュージアムとは、再生可能エネルギーの先進的な取り組みを紹介しています。




説明板の散策道を挟んだ反対側には、ヒートアイランド対策のための軽量な屋上緑化技術を利用した「湿性花園」が整備されていて、ホタルの飼育が計画されているそうです。




再生素材などエコマテリアルで作られた「サロン」です。環境情報の可視化をテーマとし、環境モニタリングディスプレイが設置されていて、B棟・サウスタワー屋上にある、32.24kwの太陽光発電の現在発電量を確認することが出来ます。




散策道右側の工事用フェンスで仕切られている、整備工事中の日本橋川河岸のせせらぎの道を眺めながら散策を続けていきます。




エコミュージアムの緑地帯から見上げて撮影したA棟・ノースタワーの高層ビルです。2012年10月に開業した、最新鋭の高層オフィスビルです。




花壇や植物のアートなどで構成されている「プレゼンテーションガーデン」を眺めていきます。




その花壇の一つである「エディブル"シェード"ガーデン」では、ローズマリー、ごごみ、ユキノシタ、山あけびなどの食べることが出来る植物が栽培されています。




しばらく歩くと前方に都市型植物工場の実証実験場「アーバンエコファーム」のドーム状の物体が見えてきました。




現在整備工事中の、日本橋川沿いの歩行者用通路や緑地帯の工事現場を撮影してみました。首都高速都心環状線の高架橋の真下に日本橋川が流れています。




アーバンエコファーム前から振り返って、大名小路方向を撮影しました。



緑地帯「エコミュージアム」の西端部に到着しました。ここから先は、以前の日本政策投資銀行ビルや公庫ビルが建っていた場所で、現在は再開発工事が進められています。




大手町フィナンシャルシティの敷地西側の「ショップ&レストラン」の散策道を歩いていきます。この散策道周辺も人通りが全くありませんでした。




同じ場所からA棟・ノースタワーの高層ビルを見上げて撮影しました。



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