緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

厳冬のオーテモリ:大手町タワーの緑地帯を散策する PART4

2014年01月20日 20時00分00秒 | 東京駅周辺


大手町ビル前から振り返って撮影した大手町タワーの緑地帯「大手町の森」です。緑地帯の敷地が高層オフィスビルの西側(皇居側)に広がっていることから、一日を通して太陽が余り当たらない場所であり、夕方のような雰囲気に包まれていました。




緑地帯の中から地下1階へ降りることが出来るエスカレーターが設置されていて、ここから大手町タワーの商業施設「OOTEMORI(オーテモリ)」へ入ることが出来ます。




商業施設のオーテモリは、2013年10月2日に地下1階と2階フロアに1次オープンしました。1次オープンしたのは25店舗だけで、今年4月末の全面開業に向けて現在も準備が続けられています。




緑地帯「大手町の森」の敷地の高層ビル寄りには、巨大な石垣や急斜面が造営されていて、地下一階フロアまで緑地帯が続いています。




東京都心部に集中豪雨が発生して、排水が間に合わない状況になると、斜面崩壊を起こすようにも感じますが、大丈夫なのでしょうか…。




地下1階フロアから大手町の森の緑地帯を見上げて撮影しました。右側に今乗ってきたエスカレーターが写っているのが見えます。地下1階から地上1階までの高さの急斜面の地面が整備されていて、斜面にも木々が植えられていました。




大手町タワーの建物内から振り返って、大手町の森方向を見上げて撮影しました。地下1階フロアにはコンビニエンスストアや医療クリニック、調剤薬局などの店舗が並んでいます。




続いて商業施設「オーテモリ」の中枢である地下2階フロアへ向かいます。地下2階フロアには1次開業した17店舗が展開しています。




「OOTEMORI(オーテモリ)」の名称には、文化・ビジネス・交通・自然など、“盛りだくさん”の要素を提供する空間という想いが含まれています。今まで無機質なビジネス街に過ぎなかった大手町界隈のイメージが少しでも変わるといいですね。




年末年始の散策だったので、オーテモリの商業施設内は半分以上の店舗が閉まっている状況でした。空いているのはコンビニエンスストアと一部の飲食店だけでした。




2013年10月2日の1次開業で25店舗が開業し、2014年4月30日の2次開業で5店舗がオープンすることになっています。




商業施設「オーテモリ」の地下空間の中央部に広がっている高さ15メートルの吹き抜け空間を撮影しました。大手町の森の緑地帯から自然光が地下全体に吹き込む構造になっています。




地下2階フロアの商業施設ゾーン内ですが、この日は年末年始の時期だったので一部の飲食店を除いて、ほぼ全てのお店が閉まっている状態でした。




オーテモリの商業ゾーンは、東京地下鉄東西線の大手町駅コンコースから、丸ノ内線や半蔵門線への乗り換え通路と一体化されているので、普段の平日は大変人通りが多いのです。




エスカレーターを上がって再び地上の大手町の森へ戻ってきました。次は「読売新聞東京本社ビル」へ向かいます。



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厳冬のオーテモリ:大手町タワーの緑地帯を散策する PART3

2014年01月20日 08時00分00秒 | 東京駅周辺


緑地帯の「大手町の森」内の散策道から、大手町タワー地下低層階に展開している商業施設「OOTEMORI(オーテモリ)」へ降りることが出来ますので、後ほど寄ってみることにします。




真新しい大手町タワー内には、日本の3大メガバンクの一つである「みずほ銀行」と、持ち株会社「みずほフィナンシャルグループ」の本社機能が入居することが決定しています。




みずほフィナンシャルグループが本社を2013年12月9日、みずほ銀行が本店を2014年5月7日に移転します。当地に以前店舗を構えていたみずほ銀行東京中央支店は、2013年11月5日より先行して移転開業しています。




1998年の独占禁止法改正によって銀行の持ち株会社化が可能になり、日本国内の多くの銀行が合併を繰り返して現在は「3大メガバンク」が誕生しました。みずほ銀行以外には、三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行があります。




今回の大手町タワーの開業によって、みずほとMUFJ、三井住友の3大メガバンクの本社機能が全て東京駅周辺に集まることになりました。東京駅周辺は文字通り、香港や上海に替わる「アジアの金融センター」として成長しつつありますね。




MUFJの本社機能は丸の内南口、JPタワーの裏側の本店ビル内に集約されています。三井住友の場合は、今まで大手町と日比谷の二か所に分散されていたのですが、数年以内に大手町に本社機能が集約されることになっています。




1990年代前半のバブル崩壊によって、日本の金融機関の不良債権問題が深刻化、また高度経済成長期の護送船団方式により喪失した国際競争力の回復のために「金融制度改革」、いわゆる金融ビッグバンの改革が始まります。




1998年に第2次橋本内閣によって「金融システム改革のための関係法律の整備等に関する法律」が制定されます。投資信託の商品多様化、「証券総合口座」の導入、証券デリバティブの全面解禁、資産担保証券など債券等の流動化、外国為替法の改正、銀行等の投資信託の窓口販売の導入などの改革が実施されます。




緑地帯内をウロウロしていると、木々に囲まれた丘の中に「せせらぎ」が形成されているのが見えました。この水は一体どこから流れてきているのでしょうか?




証券取引法の改正によりインターネット証券会社の新規参入許可、持株会社(ホールディングス)制度の活用、株式媒介委託手数料の自由化、証券会社の免許制から原則登録制への移行、証券子会社・信託銀行子会社の業務範囲の制限撤廃などの規制緩和の改革が実現しました。




現在の日本のメガバンクの発展の礎は、故・橋本龍太郎さんが作り上げたものだったのですね、同じ改革者である小泉純一郎さんと比較すると存在感の薄い橋本さんですが、そろそろその実績を評価されてもいい時期なのではないでしょうか。




大手町タワーの北側から撮影した緑地帯「大手町の森」の全景です。大手町タワーの巨大な高層ビルの影の中に入ってしまい、夕方のような雰囲気ですね。




独占禁止法改正による金融持株会社の設置解禁も行われ、1999年に「みずほフィナンシャルグループ」が設立されます。銀行による普通社債による資金調達、信託子会社を通じた業務の自由化も認められるなど思い切った規制緩和が実施されたのですね。




2002年(平成14年)9月、当時みずほフィナンシャルグループ傘下であった第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行の分割・合併により「みずほ銀行」が誕生しました。




大手町ビル前から振り返って撮影した緑地帯「大手町の森」の全景です。東京駅まで歩いて約5分の一等地に、これほどの緑豊かな場所が誕生するとは驚きですね…。



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