みどりの野原

野原の便り

10月1日 チリモン探し

2011年10月01日 | Weblog
今日で3回目の「チリモン探し」のイベント。
講習会には都合がつかず行けなかったのでサブでお手伝いすることに。
1日で3回行う。

「チリモン」とは「チリメンモンスター」と言って、ちりめんじゃこに混じる生物の事。
普通は取り除かれる混じり物のちりめんじゃこの中からそれらを探し出して名前を調べることで、海の生物の多様性を知り、食物連鎖や環境について関心を持ってもらおうというもの。

 
         準備完了      準備されたちりめんじゃこ 大阪湾産

参加者のお皿に取り分けたちりめんじゃこの中からチリモンを探して取り出す。
図鑑と照らし合わせて名前を調べる。
好きなものを4種類カードに貼り付けて名前を書いて持ち帰る。

魚の稚魚・エビやカニの幼生・イカタコ他、目ではっきり見えるものからゴミなのか生き物なのかわからないもの。赤い点にしか見えないものもある。
虫眼鏡で見ながら小さいものばかりをピンセットでつかみだしている子も。
肉眼で見にくいものは虫眼鏡で見たり、実体顕微鏡を使って確認する。

名前は聞かれてもすぐに教えずになるべく子供に考えさせるようにとのことだが、私も初めての体験だったので、子供と一緒に図鑑と見比べる。
でも子供はすごい。「これはモエビや」とか「カニのメガロパ」とか「カワハギ」とかいい線を言う。そして短時間ではあるが集中している。

知ってる魚の稚魚とは言っても、茹でられ干されて形も変る。でもその魚の特徴はあるらしい。
ベテランになると「○○は口が大きくきれてる」とか「頭の上がへこんでいる」とか「目が後ろの方に付いている」とか「カニに近いけど足が4対」などなど・・すごく勉強しておられて感心する。わかりやすいのもあるが、ただただ図鑑と比べて、わからないのはベテランさんに・・。

イカ・タコ・カニのゾエア・メガロパ・タチウオ・カワハギ・アジ・サバ・アイゴの仲間・シャコ・など・・見つかった。

まああまり役には立たなかったかもしれないが、生き物探しに夢中になっている子供を見ているのも楽しかった。
「昔はいろいろ混じってましたよねえ」親御さんも一緒にされたり、見て楽しんでおられた。
今日は学校行事の関係かやや少なかったらしいが1回目・2回目はすごい人数だったという。
後2・3回続くらしい。
コメント
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