みどりの野原

野原の便り

10月11日 棚倉神社ずいき神輿

2011年10月11日 | Weblog
何年か振りの棚倉神社
今年は2年に1回の「ずいき神輿」の造り替えの年だ。造りたてのはどんなだろう。

 
大木が何本もある広い境内(奥)。昨日がずいき神輿の地域巡行で賑わったのだろうが、今日は静かで人もいない。      右)この建物の中にずいき神輿が保存展示されている。

期待に胸を膨らませて・・
 
  大人用「ずいき神輿」 神輿の屋根の上の鳳凰は天井につかえるため降ろしてある。 ナタマメの翅・シュロの尾・トウガラシの首の翅・千日紅の顔にケイトウのトサカ・トウガラシのくちばし。    
 
秋に収穫する野菜や穀類26種類ぐらいを使って造られるという。やっぱり造りたてはきれいだなあ! 次に作る2年後までここに保管される。

 
神輿は屋根がずいき(サトイモの茎)で葺かれ、壁や床や飾りなどは野菜や果物や穀物で覆われている。その細工の細かいこと!   右)欄干もずいき 
壁も床もびっしりと細かい飾り

 
子供用「ずいき神輿」は毎年作られる。神輿の上の鳳凰の尾はススキの穂。量感たっぷり。

 
トウガラシ・豆・キンカン・・釣り飾りの可愛いこと  押し麦・染めた米を使った鳥居


ミョウガの体・トウガラシの頭の鶴とカキの体にトウガラシの尾・何かの実を足にした亀

 
鳳凰を製作している所(写真)   上の棚にピンセット・釘など道具を入れた引き出しを見つけた。

後で宮司さんらしき方がおっしゃるには、女性は千日紅をつないだりする細かい仕事をするが、主な製作はその年の役員6人で作られるという。
「今年は出来がよくありません」とおっしゃる。いい野菜が揃わなかったのだとか。
特に屋根にするサトイモは「鉄砲ずいき」と言われる長いものが要るが、休耕田で作ったずいきも短く、購入したが、長さが足りず芋の部分も使うことになったそうだ。
私たちは「今年はズイキの芋も使ってあっていいね」と言ってたのだが・・
飾りの赤ナスも不足。千日紅も赤と白の大きさが揃わなかったなど思うように行かなかったらしいが、そんなことは聞かなければわからないぐらい立派だ。

古い時代の神輿の写真と見比べたりしながら、自然の物を使うので準備が大変なんだなあと思った。

 
絵馬殿にあった「マスカケ」と絵馬  マスカケは長寿を感謝して八十八さいで奉納 マスと棒              右)江戸時代の古い絵馬もあった。

ゆっくり見てから次へ。
          

       一休寺

 
一休寺の大人の一休さん         新田辺駅前の子供の一休さん


能楽発祥の地だという薪神社で遅いお弁当を食べた。

「ずいき神輿」は感動。なかなかいいコースだった。
コメント (2)
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