みどりの野原

野原の便り

4月16日 宮古島2泊3日? ②-3 宮古島(成川ガー・散歩 クロバナツルアズキ オキナワスズメウリ)民宿プキの家

2017年04月16日 | Weblog
伊良部島から宮古島へ戻り・・
農道のようなところを走り・・

成川ガー (ガーは井戸のこと)

 
木立?草むら?の中に開いた穴?           入る。 

 
わあ、洞窟だ~。鍾乳洞だ。  その奥に確かに水が溜まっていた。これが「成川ガー」井戸だった。


中から出口を見る。 

宮古島には山がないので川らしいものはない。
隆起サンゴ礁の島で、大部分はサンゴ礁由来の多孔質の石灰岩で覆われている。
なので、降った雨はすく染み込んで海へと流れてしまうらしい。
でも、染み込んだ水が地下の水を通さない粘土層があり、湧き水となるところがあるらしい。

ここのような湧き水のところはいくつかあるらしいが・・
いかにも頼りなげな井戸だった。

今回は時間がなくて行けなかったが、宮古島には「地下ダム」というものが作られている。
地下の粘土層を壁を作って覆い地下水をため、ポンプでくみ出すというもの。
これが出来て水事情もずいぶんよくなったのだろう。

こんな洞窟はとても自分たちでは見つけられそうもなく、ガイドさんの案内なればこそ来れた。
 
成川ガーの近くの畑にはスプリンクラーが設置してあった。今は水の心配もないのだろう。
 右)「ウリミバエ 不妊虫放飼用」と書いた籠。子孫を残せない虫を放虫して害虫を根絶させようという狙い。

その後、いったん民宿へ戻り、散歩に出る。

近くのビーチ
 
 
      潮だまりにあったのは・・     これは海ブドウじゃないの? 
グンバイアサガオも咲いていた。

散歩道では気になっている「タバコ畑」をよく見ることができた。

 
       タバコ畑       畑に置いてある車は「管理作業車」と書いてあった。
この作業車を利用して苗の植え付けや収穫などいろんな作業をするらしい。(アタッチメントを付け替えるらしい)

タバコの葉は上の方が下葉より品質がいいと聞いた。(上葉の方がニコチン成分が多い)
タバコの葉に栄養が行くように花茎は摘んで捨ててしまうとも聞いた。
ニコチアナという園芸種もあるぐらいだから、摘んだ花を花活けに使用してもよさそうなものだがどうして利用しないのだろうか。

 
散歩の途中で花が咲いているところも見られたし、摘んだ花茎を畑の隅に捨ててあるのも見れた。
触ってみたら腺毛が多いらしくベタベタして・・・だから活けたりしないのかなあ。

タバコ畑が実際に見れたのはうれしい。
サトウキビについてもいろいろ教えてもらったし。

そして道端で見慣れぬ花が。そしてうれしいものが・・

 
初めて見るクロバナツルアズキ 帰化植物らしい。  オキナワスズメウリが繁茂 
ごろごろと緑や赤の縞模様の実が付いていた。
(少し持って帰ったが、スズメウリのように長持ちせずすぐ色が変わってしまった)

ドラゴンフルーツの垣根、アカリファ ノゲイトウ ダンドクが植えてあったり・・
何でもない道も楽しい。お散歩大好き。

そして民宿へ戻り、シャワーを浴びて夕食。

ここでは同宿者もご主人や奥さんも一緒に食卓を囲む。今日は8人。
今日の同宿者は若い女性3人グループで、一人は常連さんらしく、家の娘も含めリピーターが多いらしい。


聞いていた通り食事はすごくおいしかった。奥さんもご主人もお料理上手らしい。
賑やかな夜の宴も終わりになると・・


寝る前の歯磨き。誰の? タプーちゃん。おとなしく歯磨きさせている。可愛い~。

飼い犬「べグちゃん」が亡くなって犬を触りたがっていた娘も犬をさわれてうれしそう。

夜も更けて・・お休み・・

4月17日 宮古島2泊3日? ③へ続く。
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4月16日 宮古島2泊3日? ②-2 宮古島(クジャク? ルリハコベ オオコウモリは残念)伊良部大橋 伊良部島(佐良浜港 漁港 サバウッガー)

2017年04月16日 | Weblog
宮古そばの昼食を食べてまた池間大橋を通り、宮古島へ戻る。

そして車は森の中へ・・
 
      どこに行くの??       視界が開け畑のあるところに出た。

「あっ!クジャク!」見ると森の中へ入っていく大きい鳥。
私が見たのは茶色かった(雌?)が、娘たちは青い鳥だったという。
クジャク? キジじゃないの? こんなところに?なんで? 


入っていった森の方へ私も追いかけようとした時、足元を見たら・・・

 
ルリハコベ! 森に逃げ込んだクジャクどころではない。現物を見るのは初めてのルリハコベ。喜んでまたピンボケ。

帰って調べたら、クジャクはインドクジャクで、飼われていたのが逃げ出して増殖して宮古島で40羽ほどはいるらしい。
近くのほとんどの島で見つかっているという。クジャクは飛ぶからねえ。
寿命が長く、野菜やトカゲ。カタツムリなど何でも食べ、固有の生物にも影響がでているらしい。

車でもう少し奥へ入ってから森の中の道を歩く。

 
遊歩道のようではあるが、周りは亜熱帯の植物が繁っている。
ここでオオコウモリが見られることもあるという。 そうなんだ。見つかればいいな・・ いないかなあ・・

 
昼間は木にぶら下がって寝ているはずのオオコウモリ。 残念ながら見つからず。

伊良部島へ


 伊良部大橋は去年の1月に開通したばかり。全長3540㎞ 「無料で渡れる日本で一番長い橋」だとか。
県道になっていてバスも運行している。


伊良部島へ入る。 リュウキュウマツの並木

佐良浜漁港

 
佐良浜港 サンマリンターミナル 
橋ができるまではここが定期航路の発着ばしょだったが、大橋開通で定期航路は同日廃止となった。
港の横では親子が仲良く釣り糸を垂れていた。

 
佐良浜漁港のカツオ一本釣り漁は有名で100年の歴史があるらしい。このカツオ、どこへ運ばれていくのかな。

サバウッガー


サバウッガーとは井戸のこと。この断崖の階段(123段)を降りたところに石積みの井戸があるらしい。
危なっかしいので下までは行かなかった。

島での水確保は大変で、昭和41年簡易水道のできるまで240年もの間この水を生活用水として利用していたとか。

島の女性たちは1日3~4回、この狭くて急な階段を登り下りして水を運んだという。
井戸とは言っても海の近く、塩分を含み飲料水には適さなかったようだ。

伊良部大橋を渡って又、宮古島へ戻る。

宮古島2泊3日? ②-3へ続く。
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4月16日 宮古島2泊3日? ②-1 宮古馬 西平安名崎 ウミブドウ 池間島 ビーチ 宮古そば

2017年04月16日 | Weblog

泊まったペンションは、大学生などの利用が多いらしく。寄せ書きが壁一面に貼ってあった。
気楽な宿だった。

9時 出発。 今日泊まる民宿へ直行。
ここは娘が何度か犬連れでお世話になったところ。
今日はご主人が一日ガイドしてくださるらしい。


庭に大きいモンパノキがあった。
よく見るモンパノキだが、若い葉は食べられるというのは知らなかった。

荷物を置いてすぐ出発。

宮古馬牧場

 
   柵から馬が顔を出していた。          牛もいた。

小柄な馬だと思ったが、これは「宮古馬」という在来馬で、沖縄県の天然記念物に指定されている希少種。
おとなしい性格で辛抱強く働き者の馬だそうだ。

去年夏、長崎県対馬で乗馬体験をした対州馬(タイシュウバ)、ずっと以前に宮崎県都井岬で見た御崎馬(ミサキウマ)も在来馬。
調べたら、他にも木曽馬・野間馬・トカラ馬・与那国馬などの在来馬がいるという。

タバコ畑やギンネムなど車窓に眺めながら走るうち、もう西平安名崎に入っているらしい。
車を停めて岬の先に向かって歩く。

 
        クサトベラ 

 
   ハマボッスにベニモンアゲハ      ジャコウアゲハのように腹部も赤い。
       
 
東平安名崎はぐるっと歩きやすい遊歩道があったが、ここは途中から岩の道。
          右)ソナレムグラやシロミルスべリヒユのような多肉の植物が岩の間を埋めている。


岩の窪みにペットボトルなどのゴミが散乱。きたないなあと思わず声をあげる。
よく見るとペットボトルは中国語の文字。これは漂着ゴミなのだった。
どうにかならないものなのか・・日本のゴミも知らないところで漂着ゴミになっているのかもしれないなあ。

 
こんな岩の間に根を下ろしてイワタイゲキがこんもりと繁り花を咲かせていた。
潮風にも乾燥にも耐えて咲く強い花なのだなあ。      先端を目指して歩く。

 
岩から下を覗く。海まではそんなに高さはない。
潮が引けば岩の近くに砂浜が現れますといわれた。
もし降りても(道もないしけど)登ってくるのにこの尖った岩をつかんだら手が切れてしまいそう。
東平安名崎は岬の幅が広いからか、海面から高いからか、海を見下ろすことはなかった。


岬の突端へはここから灌木の中を歩く。下は尖った岩がゴツゴツ。ここで転んだら大変だ。

 
突端に着いた。きれいな海に囲まれた岬。     向こうに見えるのは池間島。

しばらく景色を眺めて戻る。

 
 こちらが岬側 風車のある公園に戻る。    アダンの実が赤く色づいていた。
昔、熟した実を齧ってみたことがある。(確か西表島)
おいしそうだったが、少し甘いものの、後にエグ味が残ったような記憶がある。それにすごい繊維質。
ここにはいるのかどうか知らないが、ヤシガニが好むそうだ。

海ブドウ養殖場
海ブドウの正式名は「クビレズタ」という海藻。球状の葉がブドウの房のようなので海ブドウという。

私はてっきり海で収穫するものと思っていた。養殖もあるとは思っていたが、それも海の中でやると思っていた。
ガイドさんによると海ではごく限られた場所にしかないらしい。ほとんどが養殖だという。

突然訪ねた養殖場 中を見せてもらった。

 
ハウスの中にたくさんの水槽が並ぶ。各水槽には蛇口があり海水(深層水とかかも)のかけ流し。

 
   ネットをあげて見せてくださった。 うぉお~びっしりと海ブドウ 大好きな海ブドウ。
               右)植えつけるネット。2枚の間に茎を挟んで水槽に入れる。

冬場で2か月。夏場で1か月で収穫できる。   
収穫した海ブドウは枝を取り、選別して洗浄して・・と大変な手間がかかるらしい。
ここでは販売していないとのことだった。たぶん料理屋さんなどとの契約栽培なのだろうと思う。

池間島へ
休憩所
 
 
途中の休憩所から池間大橋を見る。 橋の部材らしい。橋はこれをつなげたものか?

池間大橋は、宮古島と池間島を結ぶ全長1,425㎞の橋。1992年に開通したそうだ。


帰って地図を見たら、西平安名崎と対になる形で細く突き出した世渡岬から池間大橋が架かっている。
途中で「世渡橋」というのを通ったが、その部分なのだとわかった。
池間大橋は「4月23日に行われる全日本トライアスロン宮古島大会」のバイクコースになっているという。

 
橋の途中で駐車して景色を見る。 さっき行った西平安名崎が向こうに見えた。どこを見ても青い海。

池間島に入る。

ビーチ(どこかわからない)
 
浜は枝サンゴで敷き詰められている。きれいな海      大きい菊目石 

  
 
穴あき岩がいっぱいある。中に入ると天井に穴が開いているのもあった。 穴から海の景色。

しばらく遊んで、繁みを抜けて戻る。

 
途中にあった大きい葉はオオバギ 前にアリとの共生を教えてもらったことがある。
    右)去年、沖縄で初めて落ちた実を見た。カニのような変わった果実だった。(沖縄で写す)

港近くで、浮き桟橋の水面からの高さを保つ仕組みを見たりして池間大橋近くのお土産屋さんへ。 
      食堂もある。          サトウキビジュースもあるらしい。

 
海の見える展望デッキで昼食の宮古そばを食べた。サザエは売り切れ。少し待たされたが、おいしかった。

宮古島②-2へ続く。
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