音羽観音へ。
健脚の2人はバス停から歩き、私ともう1人は途中にある駐車スペースまで車に乗せてもらい、合流。
だいぶ涼しくなって歩きやすくはなってきたが、今から登り坂だ。
登り口から丁石をたどって登る。
大きい道標「音羽山観世音 左 たふのミ弥(多武峰)
以前、谷への道を降りてみたことがあるが、先へは行けそうになかったが、昔はここから谷を越えて多武峰への道があったのかもしれない。 右)目立つ花はなかったが、ヤマミズはいたるところに群生していた。
無常橋のたもとの道標には以前の住職さん(磯田音察さん)の名などが刻まれている。
明治39年4月17日の日付や施主・会計などの人の名もある。
この道標はいつも見ていたのだが、今日は無常橋の横に渡した石に同じ日付が書かれているのを妹が見つけた。
そうか。この小橋を作った時にこの石碑が建ったのか、と解明した。
私が一番初めに音羽観音に来たのは1940年頃。その時の住職さんが磯田さんとおっしゃったので、この石碑の方はご先祖さんかもしれない。磯田住職さん亡き後、どれぐらいか無住になっていたらしい。
音羽山観音寺(善法寺)に到着 ハギが満開
お庭にはキキョウやホトトギス キンレンカなど花盛り。
右)ミョウガの根元にナンバンギセルがたくさん出ていた。
邪鬼に4隅を支えられた手水鉢
そばには ツリフネソウ ハガクレツリフネも咲いていた。
屋根を双眼鏡で見ていた妹が鬼瓦に名前が書いてあるのを見つけた。
望遠カメラで撮ると「瓦細戒重村 嶋藤蔵 富定」とはっきり読めた。
右)軒丸瓦には「音羽山」
天然記念物のオハツキイチョウ ギンナンはすでにたくさん収穫しておられた。
あんじゅさんたちの手によっておいしいお料理に使われることでしょう。
お弁当をここで食べてから展望台へ登ることになった。
観音寺にはお昼ご飯を予約しているグループがあるようで、あんじゅさんの姿も見えない。
荷物も軽くなった所で、さあ出発。
山道に入ってしばらくすると、展望台への標識があり、手作りの細い急道を登る。
斜面には植樹された桜が金網に守られている。 展望台に到着。しばし一服。
見晴らしが良い。明石海峡大橋が見える日もあるらしい。
ここからは談山神社の駐車場が下に見える。
ガマズミやコバノガマズミの赤い実が目立つ。 イワガラミらしいツルが巻き上がっている。
ここから谷への道を下る。
シカの足跡がくっきり。シカの糞もあった。
右)オオセンチコガネ さっき玉虫色に光って飛んでいたのはこれだ。
谷に降りた。(ここから登れば音羽山に至る)
下りは谷道 石がごろごろ、水も流れて歩きにくい。危ない。
やっと観音寺まで降りてきた。ふう~っ。
二ホンミツバチの巣箱 盛んにミツバチが出入りしていた。
スズメバチの姿もあったけど、網がしてあるので中には入れない。
しばらく休憩してから、帰りは4人は歩いて下ることにした。
車道に出た。大きい道標が建つ。ここから少し下ると下居バス停。
駅前喫茶でまったりして、電車に乗る。