嘉例川駅(かれいがわえき)に到着。
鉄道ファンには超有名な嘉例川駅
明治36年に営業開始した築100年以上のレトロな木造駅舎は登録有形文化財。
JR九州 肥薩線 無人駅ながら現役の駅舎。
全国でも珍しい特急の停まる無人駅だとか。
今は地元自治体の管理となっているそうだ。
待合室
2代目観光大使さんちゃんはお出かけのよう。
乗務員室もそのままの感じ。
時刻表を見ると、しばらく待つと列車が通ることがわかり、駅の写真展や歴史などの展示を見て待つ。
ホームへ出てみる。
高尾山上陵 天津日高彦火火出見尊(山幸彦)が近くにあると、案内の標柱があった。
見に行くには時間がない。
列車の到着近く、どやどやと団体客が入ってきた。
吉松行きの列車が入ってきた。
俄か鉄チャンの私。
単線を走るディーゼル車 錆も目立つが頑張っている。
列車から降りる人はなし。乗った人は3人。
団体客は去っていく。
私たちも同じ「見てるだけ」の人だが・・
入場料を取るとか・・収入源はないのかな。
今日は日曜日なので、2・3のお土産や駅弁を売っていた。
駅弁がおいしいらしいが、今日お昼は食べる所が決まっている。
せめてと「がね」というものを買った。
「がね」はサツマイモ入りの野菜かき揚げで、揚げた姿が、がね=蟹に似ているのが名の由来の郷土料理とか。
次へ移動。
山間部は吹雪になり・・雪はやがてみぞれになり・・雨に変わった。
蒲生八幡神社に到着(姶良市蒲生町)
ここは私の一番の希望地。一度は見たいと思っていた木。
蒲生の大楠 蒲生八幡神社
日本最大のクスノキ。
高さ30m 根回り33.5m 目通り幹周24.22m 樹齢約1600年
コケやシダや小さい木など着生 ナンテンが実を付けていた。
根元にできた空洞。
気の遠くなるような年月を生きて、どんなものを見てきたのか・・
どんな体験をしたのか・・思いも及ばない。
ただ、たたずんで見上げていた。
お天気が良くなった。海岸線に並ぶヤシの木。
東九州自動車道に乗り、蓬の郷に着いたのは13:22分
今日も昼ごはんは遅い。
建物を撮り忘れた。蓬の郷(志布志有明町)
どんなところか知らなかったが、有明の観光の中心的な施設らしい。
入浴施設やレストラン、親水公園などがある。
レストランで娘のお勧めウナギを食べる。
鹿児島県は養鰻生産量日本一のウナギ王国だそうだ。
うな重 香ばしくておいしかった。
外の親水公園へ。
公園の中を川が流れる。
池ではアヒルやカモの交雑種?が寄ってきた。
池は3つあるようだ。水は澄んで美しい。
ハッチョウトンボなど38種類のトンボが生息するらしい。
「普賢堂湧水源」の看板 遊歩道を歩いて行くと・・
きれいな水辺があった。水草が揺れている。
飛び石が配され、渡れるようになっている。
水草の中にヤブミョウガのような葉もある。
飛び石を渡っていくと・・ここが湧水源のようだ。
あふれ出る湧水。
この水が池へ流れ込んでいるのだ。
涼し気な湧き水と水草の風景。
さぞ、水は冷たかろうと触ってみると・・温かい!
これにはびっくり。
何回か来たことがあるという娘も、温かい水(冷泉?)が湧き出しているとは知らなかったようだ。
ネットでしらべても「湧水が温かい」ことは出てこない。なぜ?
でも、確かに温かかったよ。
『湧き水は現在は田んぼの用水の他、一部は蓬の郷のお風呂にも利用されている』(説明板)
娘は、ここはきっと私が気にいるだろうと連れて来てくれたのだ。
うん。好き好き。
蓬の郷から10分ほどのところの山宮神社に到着。
山宮神社(志布志町安楽)
志布志の大楠 (志布志市安楽 山宮神社)
う~ん。これもデカい。
樹高22.0m 目通り幹周18.6m 根回り24.3m
樹齢1200~800年
この大楠にも洞がある。
今回の鹿児島の旅で出会った3本の大楠
塚崎の大楠・蒲生の大楠・志布志の大楠 いずれもすごいとしか言いようがない。
ただ、ドーンとそこにいてください。いつまでも。
いよいよ帰路に。
レンタカーを返却して志布志港へ。
さんふらわー きしりまに乗船
お天気も回復して、夕日が見れた。
夕空にカモメが飛ぶ。
さんふらわーで鹿児島の旅の最後の夜を過ごす。